こんばんは!!キン肉マンで友情を学んだワキリントです。
特に「だまらんかスグルーっ!!」以降の友情ね。ああいうのいいですよね。こう言っちゃあ今の時代アレですが、男の友情って感じで。
行き過ぎた友情は馴れ合いや仲良しごっこと紙一重。そこを一喝したキン肉マンソルジャーもといキン肉アタル兄さんのことが大好きです。でもお前、流石に服黒くしたくらいで牧師に変装した気になるのは違うと思うわ。
そんなわけで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL.3』の復習です!まだやっていない作品を2つも差し置いてやっていきます!早速レッツゴー!
★あらすじとキャラクター★
銀河を救う集団、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。サノス君に破壊されたノーウェアを本部とし、復旧作業にあたっています。
天才メカニックのロケットさん、愛らしい木のグルートさん、おバカなドラックスさん、人の気持ちを読めるマンティスさん、ツンデレサイボーグのネビュラさん、矢の修業中のクラグリンさん、エスパー犬のコスモさんは各々の仕事をこなしておりますが、まとめ役のスター・ロードことピーター・クイルさんはそれどころじゃない様子。
どうやら元カノのガモーラさんのことがいつまで経っても忘れられないみたいです。
そんな腑抜けた状態でいる最中、ノーウェアを突如襲撃する輩が!
前作で怒りを買ったソヴリン人の最高傑作、アダム君がガーディアンズメンバーを殲滅せんとやってきたのです!
なんとか撃退したはいいものの、ロケットさんが瀕死の重症を負ってしまいます!
わぁぁ!!!ほら言ったやんかぁ!!!!
予習回で危惧していたメインキャラの退場が迫ってしまった我々に出来ることはただ一つ、ガーディアンズのメンバーが無事にロケットさんを助けてくれることを祈るのみ!!
頼むぞガーディアンズ!こういう時の結束力が凄いの、おれ9年前から知ってんだ!!!
出動や!
★見どころ★
……どうですか。
入ってるでしょ、力(りき)。
シリーズ3作目にして、現メンバーで行われるガーディアンズの物語としては最後になる、と銘打たれた今作。加えてワタクシ、今シリーズのスペシャルビッグファン。かけている想いもひとしおです。
そして何より、その想いを裏切る内容ではなかったからこその、この力(りき)の入りよう。ありがとう。
さて、今作の大きな見どころだったのは、過去作で仄めかされるに留まっていた、ロケットさんの過去。
今作の不良であるハイ・エボリューショナリー君が絡んでくるということもあって、現在時制で行われるロケットさん救出作戦のリズムを分断することなく過去パートが挟まれていたように思います。
これ、『シャン・チー』や『エターナルズ』にもあったような手法なんですが、結構テンポが途切れてしまって観る側として上手くノれないこともままある難しいやつなんですよね。そりゃそうだ、2個の話同時に処理しようとしてんだから。
「ロケットさんを救いたい」という気持ちと、「ロケットさんが過去のトラウマに近づいてしまう」気持ちを行き交う構成がその処理を容易にさせてくれていました。
それに加えて一作目からメンバーも増え、時間も経って変化していった関係性の行く末をも描き切るという欲張り設計をテンポよく、それでいて必要以上に描かないバランス感覚は流石。
大丈夫かなぁ。2時間半があっという間だったのって、もしかしたらスペシャルビッグファンだからかも。こういう時が一番危険ですからね。熱量オンリーで復習する時が。
実質的な最終作ということもあって、ガーディアンズの擬似家族的な関係性の集大成であり、同時にずーっと描かれていた、完璧でなくても、普通だったとしても、個人は特別である、「それのどこがいけないんだイズム」もその極地を迎えていました。
理想を追い求めようとすると、自分の思い通りに周りまで変えてしまおうと人は思いがちなもの。如何なる理由があろうとも、それはグロテスクなヴィラン的発想なわけです。
いけないよね〜!
このシリーズが長らく投げかけてきたメッセージにも、責任をもって回答を提示してきた、という印象があります。
★湿っぽいのは嫌いでね★
さて、以上で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL.3』の復習は以上となります!
MCUという一大コンテンツの中で、ここまで「偉い人が自由にやらせてくれたんだろうな」と思える作品も珍しくなってしまいました。それくらい「続ける」ことに比重が傾いているMCUの中で、今作は「終わらせる」ことに徹頭徹尾取り組んでいたように思います。
ジェームズ・ガン監督がライバルのDCに舞台を移してその手腕を振るうことや、彼が提示したガーディアンズの終着点を見るに、我々が慣れ親しんで愛してきた彼らが勢揃いするのはもう二度と観れないのでしょう。
しかし、…いや、だからこそ尊いのです。
キャラクターと同じようにキャストやスタッフまでも一躍スターへと押し上げた今作の終わりは、「散り散りになってもそれぞれの場所で輝きを放つ」でないと締まりません。
いつまでも過去に引きずられることなく、未来に明るく目を向けられるシリーズ最終作。なかなか作れるもんじゃありません。
ここまで思わせてしまう作品のパワー、すごいよなぁ。ぼくとシリーズにも不思議な連帯が生まれているのかもしれない。また、新しい友情を学んだみたいです。
それでは、また次回!!