皆さまお久しぶりです。覚えておいでですか?ワキリントと申します。約4ヶ月も放置しておりました私立アメコミ高校ですが、本日からゆっくりと再開したいと思っております。
そんなことよりもまず、復習はおろか予習も疎かにしていたこの4ヶ月をどう過ごしていたのか、この疑問に尽きるのではないでしょうか。お答えしなければなりません。
ワキリント、結婚しました。
そして……
ワキリント、父になりました。
役者の卵という先行きなど何も分からない身の上のぼくができちゃった婚です。通さなければならない筋、やらなければならない手続き、固めなければいけない覚悟、諸々の「はじめて」に食らいつく日々でございまして、ブログ執筆は二の次三の次となってしまったのでありました。ごめんなさい。んなことやってたらふかづめさんが『ザ・フラッシュ』の評出しちゃって!アメコミ映画ブログが聞いて呆れらァねェ!!
ようやくこちらに向かえる(向かってていいのか?という自問自答はありつつ)状態になったため、こうして恥ずかしながら皆さんの前に現れております。
さて、ということでこれから数回は溜まっていた復習回を当時なんとか書けるとこまで書いていたものを、加筆修正しながらお届けしていきます!それでは、これからも末永くよろしくお願いします!
〜〜〜〜〜〜〜ここから「あの時」のぼく〜〜〜〜〜〜〜
こんにちは!!家族で世界バレーとか観てました。どうもワキリントです。
バレー経験者など家族に一人もいないのに、野球よりもサッカーよりもバレーでした。なんで??
ぼくが観ていたときの世界バレーはメグカナコンビが中堅にさしかかり、新たに木村沙織選手や荒木絵里香選手がエースの活躍を見せていた時代。凄いカッコよかったしかわいかった。
でも一番「うまぁぁぁ!!」ってなってたのはセッターの竹下佳江選手ね。コートがよーく見えてて、いっつも綺麗な放物線を描いてトスをあげるのね。レシーブも上手すぎるし。かと思ったら絶妙なタイミングでツーアタック(スパイカーに向けてトスすると見せかけ、相手コートにノーマークでボールを入れる不意打ち攻撃)すんのね。サラっとやるのよ。だいぶ攻撃的なバレーする人なイメージあります。知らんけど。カッコよかったなぁ。
あとリベロの佐野優子選手ね。リベロめっちゃ好き。レシーブに文字通り選手生命懸けるわけじゃないですか。だからこその技術の高さと、「繋げるんだ」という執念ね。かわいいし。この2選手には当時のエースにも負けない華と、技術に裏打ちされた安心感、包容力がありましたよね。
そんなわけで本日はやっとこさ『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の復習です。正直に言います。遅れた理由はノらなかったからです。早速レッツゴー!
★あらすじとキャラクター★
主人公はアントマン先生ことスコット・ラングさん。アベンジャーズ入りを果たしたことで人生が大きく変わり、今や街の有名人!……名前は間違えられるけど。
ワスプことホープさんとの仲も良好です。ホープさん、社長ですからね。セレブリティやないの。
義父母であるピム夫妻との関係も微笑ましいもの。ハンクさんとはアントマンとしての師弟関係もありますし。ジャネットさんはもっとスコットさんに感謝すべき。彼がいなきゃあずーっと量子世界に取り残されたままやったんやから。
〜〜〜〜〜〜〜ここから今のぼく〜〜〜〜〜〜〜
そんなスコットさんの頭を悩ませているのは、娘のキャシーさん。世のため人のために動くのはいいものの、やや度が過ぎるみたい。一体誰に似たんだか!正しいことをしているだけにどう注意すればいいか分かんないね!
最愛の娘との関わり方は思春期を迎えやや不安が生まれてきたものの、順風満帆な生活を送るスコットさんでしたが、量子世界をよりよく知るための装置を起動したらあら大変!
家族ともども量子世界に吸い込まれちまったよ!!
そんなチーム・アントマンにジャネットさんから一言!
「起動すんなって言うたやん!!」
先言えアホンダラ!!!!!
なんで母親って後出しジャンケンみたいに忠告して「なんでもお見通し」感出したがるんでしょうね。こういう時に決まって「言っても聞かなそうだったから」とか言うのよ。
喧嘩になってでも止めようとすべきであることを世の母親の皆さんには息子代表(何様)として忠告しておきます。救われろ、世の後出しジャンケンされチルドレン。
とにもかくにも帰る術もないまま危険でいっぱいの場所に放り出されてしまったチーム・アントマン!頼みの綱はジャネットさん!もう全部洗いざらい話してくれよな!!
★見どころ★
いやぁ…見どころねぇ…
覚えてねぇ……
映画館で観て「そこまでやなぁ」になったきりやもんなぁ……しゃーないな…
(ディズニープラスで観賞中……)
あーはいはい。こんな感じやったこんな感じやった。
こんなんもおったおった。
まずもって予習回でも言ってましたがスケールの大きさ問題。アントマン先生はその名の通り小さくなれるのが主な能力なんですが、映画ではそのインパクトが軽率に目を引いてしまうのか(あるいは制作陣にミクロアクションを撮れる技量がないのか)、真逆の大きくなれる能力をこれまた文字通り大技として持ってきておりました。ここに既に矛盾といいますか「いや、そういうのを求めてるんじゃないんだわ」が生まれてしまいます。
その上で今作の舞台は原子より更に小さい世界となる量子世界。カメラまでがミクロ化した結果、(そうしないと描けないから仕方ねぇんだけど)普通サイズの世界として描かれるため、めっちゃ大事な「小ささ」が描けていません。
そんな中でなぜかアリだけが人間サイズで登場しておりまして、いよいよこの世界の法則の整合性など一切考えてないんだなぁ〜とガッカリします。まぁ映画って整合性とかそういうのは端に置いて面白ければ良かったりするんですけどね。「そうはならんやろ」とツッコミ入れながら観るポインツには事欠かない作品やったんとちゃいますか。
ツッコミポインツでいうとジャネットさん戦犯すぎる問題はとんでもないですね。
MCUはゴミみたいな父親のバーゲンセールでおなじみですが、アントマンシリーズに限っては先生自身が父親なこともあってか、MCUの消去法的ベストファーザーを先生とハンク・ピムさんがワンツーフィニッシュしているんですが、そうなるとポっと出の不良を出さないようにするための「過去の業」要因が足りないんですね。それが今回は母親ポジションのジャネットさんに一任されておりました。掘り下げもそんなにされてませんでしたから、妥当っちゃ妥当なんですが。
それにしてもジャネットさんのお口にチャックイズムには呆れるといいますか、「早よ言わんかい」以外の気持ちしか生まれません。話してくれるまでは周りの登場人物に共感しながら観れるんですが、問題は秘密を明かしてくれた後。
アイツら家族だから水に流してやんの。
置いていくな!!!
こっちはまだまだアツアツでキレとんねん!!!
大して思い入れもないジャネットさんが明かしてくる「お前何やってくれとんねん」の数々をあっちゅーまに許し受け入れ前に進むチーム・アントマン。狂ってるだろ。
★誇れる、誇る、誇りたい★
さて、観賞してから実に半年以上の時間が経過してしまった『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の復習もそろそろ終わりです。
父になる、ということが分かっていたからこそ、これまでのシリーズ作品とは違う想いが乗っかっていた今作。大筋の話はバカほどつまらなかったですが、ただ一点だけ、スコットさんのブレない愛にはグッとくるものがありました。
どんだけちっぽけだろうと愛は愛なんよ。
役者を目指していたので十分な経済力もなく、できちゃった婚だから一緒に住んでいなかったから退院した今でも別々に暮らしていてお世話もできていないぼくは、お世辞にも「誇れる父親」ではないのかもしれません(誇れる旦那でないことは言うまでもなく)。
しかし子供が産まれるというのは簡単なことではありませんし、産むという選択をすることも並大抵の覚悟でできることではありません。それを経てぼくと家族になってくれた妻や息子を全力で誇ります。
役者の道は一度お休み。一般職について暮らしを整えたいという風にぼくのマインドも変わっていきました。「この人の為に生きたい」と思った今現在のぼくを、勝手ながらぼく自身が誇りたいです。
「よっしゃ決まった!セットポイント!!」
「とっても長いラリーで寿命縮むかと思った」
「あぁそうやな、繋げたリベロと綺麗なトスあげたセッターもすごいわ」
「お、目の付け所がええやん。父ちゃんの頃はなぁ……」
「え!?バラエティでイジられる人やと思っとったらそんな凄い人やったん!?」
なーんて会話ができるようになるのはいつになるやら。……誰かが大林素子ポジに収まってる気もするけど。
そんなことよりMCUフェーズ5の開幕、すーごい不安。それでは!!!