こんにちは!バスケがしたいです……どうもワキリントです。
先日『THE FIRST SLAM DUNK』をようやく観ましてね。コミックスを読んでバスケ部に入った過去を持つワタクシといたしましては外せない作品だったので、映画館で観れてよかったです!
語りたい部分は数あれど、新たに語られるエピソードと、コミックスでも人気の高いシーンを盛り込んで尚ゴチャつかないバランス感覚。これには唸りましたね。もちろん観たかったとこが削られてたりして寂しい気持ちもありますけど、ああいう話にするんなら、今の時代やるんなら、そして何よりも毎週ヒキを作らないといない漫画の制約を外せたのなら納得の配分でした。まさに「映画化」でしたね。
……アカン。このままじゃ『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の予習ができん。どうしよう。やるか。一旦予習やろう。うん。それがいい。レッツゴー!
★先生のこれまでを振り返ろう!★
ウルヴァリン先生
おいワキ君。私立アメコミ高校の教師たるもの、そんな熱量でアメコミ映画の予習をしようとするのは同僚としていただけないな。
先生!そんなこと言うたってめっちゃ良かったっすもん。そんなこと言うならこっちがつい気になっちゃうような、アントマン先生の過去を振り返ってみたらどないでっか!?ホラホラホラホラ!?
ウルヴァリン先生
こいつマジで腹立つな。
……アントマン先生ことスコット・ラングの物語は刑務所から始まった。企業の汚職を暴こうとする正義漢ではあるんだが、同時にやりすぎるきらいもあるスコット君は罪に問われてしまうんだ。
基本的にいい人なんでしょうけれど、追い詰められちゃうと簡単にアウトな手段に手を出すところがタマに傷ですよね〜。
ウルヴァリン先生
釈放後は職を探すも前科者への世間の風当たりは強く、ようやく会えた愛娘キャシーちゃんにも元妻が会わせてくれないんだ。
手に職つけて立派に更生したことを証明してくれないことには、会わせたくてもそうはいきませんものね。
ウルヴァリン先生
切羽詰まったスコット君はかつての刑務所仲間、ルイス君に助けを求める。そこでターゲットにされた「いいカモ」なおじいさん、彼との出会いがスコット君の人生を大きく変えることになるんだ。
おじいさんは天才科学者のハンク・ピムさんで、冷戦の頃は自身の発明したピム粒子によってちっちゃくなれるスゲースーツを身に纏い、数々の任務を遂行してきた、初代アントマンだったんですよね!
ウルヴァリン先生
振り返りの美味しいとこをこうも見事にかっさらっていくとはな。
ピム粒子を悪用する輩から世界を救うため、ピムさんの娘、ホープさんの手解きを受けながら特訓する姿が印象的だ。
特訓の最中に知り合ったファルコンさんに招集されてヒーロー同士のイザコザに巻き込まれ、またも投獄されてしまいますが、今度は司法取引を行って娘との幸せな時間を過ごすんですよね。
捕まったあげく「お前誰?」されるスコットさん。
ウルヴァリン先生
しかし夢の中で、かつて世界を救うために量子世界へ入ってしまったまま生死不明になっていたピムさんの妻、ジャネットさんの姿を見たことで、新たな戦いに身を投じることになる。
ジャネットさんを量子世界から救い出すために、ピムさん父娘に駆り出されるんですよね、勝手にスーツ着てドンパチやったせいでちょっと関係はギスギスしてるけど。
スーツの不具合もなおしてもらえないぞ!
ウルヴァリン先生
量子世界には無限の可能性があることを知ったチーム・アントマンは、スコット君を量子世界へ送り込む。研究用のサンプルを収集してすぐに帰ってくるだけのつもりだったが……
運悪くスコットさんは量子世界に取り残されちゃうんですよね!
ウルヴァリン先生
その後偶然戻ってこれたスコット君だが、そこにいたのは成長したキャシーちゃんだった…
そして現在、アベンジャーズの一員として知られているアントマン先生!いざ振り返ってみるとこんなに積み重ねてきた歴史があったんですねぇ。あんまり認識できてなかったや。
ウルヴァリン先生
小さくなれる能力が災いしたのか、その存在を軽視され、侮られがちなアントマン先生だが、そこは流石のMCUヒーローといったところか、大きなうねりの中で個人の物語は着実に積み上がってきていたようだな。
そんなアントマン先生の新たな物語が今作で描かれる、と!楽しみですねぇ!!
★ようやくあらすじ★
さて、振り返りが終わったのでウルヴァリン先生とバトンタッチ。ここからは肝心の最新作についてぼくが紹介していきます!
サノス君との戦いの後、アベンジャーズの一員として世間に認知されるようになったアントマン先生=スコットさん。前科者がヒーローをやることに多少の負い目があったのでしょう、順風満帆(?)な生活を送っている現在は晴れ晴れとした気持ちみたいです。
そんなスコットさんたち、チーム・アントマンの関心事は相変わらず量子世界の謎を解き明かすことのようですね。じっくり考えていきましょう。アベンジャーズは活動してなさそうですし。先を越される心配はありません。良かったねピムさん。
そんな中、立派に成長したキャシーちゃん…いやもうキャシー“さん”ですね。が発明したのが量子世界に信号を送ることのできる、なんか凄そうな装置。
これで未知の量子世界のことが沢山分かるぞ〜!スイッチオーン!!!……と思ったらジャネットさんが「アカン、ちょ待って、信号送るのタンマやわ」……いや、もう押しちゃってんだけど…
突然装置が暴れだして吸い込まれそうになるチーム・アントマン!やべーじゃん!!偶然だったから帰り方なんて分かんねーんだぞ!!
そこで出会う謎の男カーン!ドラマ『ロキ』を観てれば謎じゃないけど謎だぞ!!素直に味方になってくれるとは到底思えません。
前作までは街中でトロいカーチェイスしてたのに、アベンジャーズ入りした途端にこのザマよ!さあ大変だ!!
★見どころ★
続いては見どころですね。予告編で確認できるのは、ミクロ化して目の当たりにする量子世界のスケールのデカさ。いや、小さくなれるヒーローの見どころがスケールのデカさ、て。オイ。
これ、ミクロの世界なんだよな?となっちゃうくらい、文明として成り立っていそうな量子世界を理解するのは、もしかすると今作だけでは厳しいかもしれません。まぁ気楽にいこうや。
解禁されている情報によって今後のラスボス的役割を担うことが明らかになっているカーン君は、長らく裏で暗躍していたサノス君と違って序盤から出張ってくるタイプの番長みたいですよ。困ったね。
ラスボスとされているカーン君と初めてタイマン張らなきゃいけないのがよりにもよってスコットさんですか…勝機ある?三苫の1ミリ的なのを期待して応援しよう!
アントマンシリーズの魅力はなんといっても二つの親子愛。スコットさんとキャシーさんだけでなく、ピムさん、ジャネットさんとホープさんの家族にもスポットが当たります。長年ジャネットさんが彷徨っていた量子世界を旅するとのことですから、手助けしてくれていた仲間、あるいは命を狙っていた敵、もしくは親密になっていた人なんかも出てきちゃったりして!?キャーーーー!!
あと気になってるっていうか疑問なんですけれども、予告で全く姿を現さなかったルイスさんをはじめとしたおバカトリオは何処へ行ったんでしょうか?みんなを吸い込んだ装置をつっついて奇跡的に帰したりする?そこ以外に出じろがないよね。頼む。出てきてくれ。クセになってんだ、お前のヒレがつきすぎた長話。
おってくれ。頼む。
★お前…まさか…★
さて、以上で予習は終わりです!
舞台がサンフランシスコじゃなかったり、ルイスさんがいないこともあってか、これまでのシリーズとはどこか不穏な空気を漂わせている今作。変わらないのはスコットさんの娘に対する想いの強さのみです。
そんな彼にとって一番の心残り、それはまさしく、量子世界に囚われていた間に、幼い娘が立派に成長していた、いや、してしまっていたが故に、沢山の想い出や成長を共に過ごすことができなかったことでしょう。
量子世界は無限の可能性を秘めている不思議空間。狡猾なカーン君の登場。そして何より、娘のためならどんな危ない橋も渡ろうとするスコットさんの無鉄砲さ…何かとんでもない取引をして、カーン君の側に就いちゃう可能性も考えられます。
正義のヒーローに踏みとどまったとしても、アベンジャーズとして宇宙なんていうスケールのバカでかいもんを守るより、たった一人、愛する娘を守ることに命を賭けられる、それがぼく達の観てきたスコット・ラングという男です。
やめてくれよ。「こんなヤツがヒーロー?アベンジャーズ?大丈夫??」ってなってた頃からもう7年。いつの間にかでっけぇでっけぇ存在感を放ってんのよ、アンタはさァ。
ヒーローの前に父親なんだ、アンタは。我が子の側にいてやらんでどうする!!
生きろ!!!!!
お前は!!!!
今なんだよ!!!!!
…ぼくの言いたいことは言わせてもらいました。命運は2月17日、スクリーンで見届けます!!皆さんはフツーに楽しみましょう!ぼくみたいなスタンスで映画を観ると疲れるぞ!!それでは!!
こういうちっぽけな愛が必要だ。