私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

3-Bのマネしただけで学年のお手本になった

武田鉄矢坂本龍馬好きの堅いジジイになってきたのが悲しい。

 

先生と生徒の関係性で若者を抱きしめていたあの時も心の奥では「近頃の若いもんは…」と吐き捨てていたのだろうか。それとも役と役者を同一視する私に非があるのだろうか。とりあえず私は役によって与えられたパブリックイメージに恥じない役者でありたいと切に思う。

 

私が観ていたのはHey! Say! JUMPの八乙女くんがクスリに手を出しちゃうやつだった。そこには濱田岳もいた。普段ふざけているやつがスピーチするといいこと言うのが子供ながらにカッコよかった。アレが今の私を作っているのかもしれない。スピーチするときいいこと言いたがりな私。

 

さて、3-Bといえばソーラン節である。私の通っていた小学校では、4年生の運動会でソーラン節を踊った。十中八九オマージュしたんだろう。担任か誰かにファンでもいたんだろう。っていうか全国でそうだったりするんだろうか。

 

だから私が単純に3-Bがそうしていたからという理由だけで一生懸命踊っていたら、ワキ君みたいに踊ってね、となった。そりゃそうだ、だって教師が理想としているのをマネしてこっちは踊っているんだから。

 

からしてみればその程度のことだったので、お手本にされても調子に乗ったりしなかった。皆も3-Bの方観たらいいよ、絶対そっちの方がカッコいいし。とか思っていた。

 

私自身の努力の量と、評価の度合いに食い違いがある。この状況にとても居心地の悪さを感じていた。「ワキ君はただガワだけをマネしているに過ぎません、魂がこもっていない」とか言ってくれた方がまだマシだった。がしかし、大人はガワの見栄えだけを求めていた。

 

未だにダンスで褒められても素直に喜べない。変な拗れ方をしたなと思っている。でもがむしゃらに踊るしかない。同じ阿呆なら踊らにゃ。