こんにちは!妹は元気にしてるかなぁ。どうもワキリントです。
年子なんで物心ついた時には既に妹と共に生活をしておりました。ケンカらしいケンカもせず、かといってはちゃめちゃに仲が良いというわけでもないこの関係性。今では帰省の度にONE PIECEの新刊を持ってきては「ん、ご苦労」と言われるように。
……兄貴の威厳、どこ????
というわけで、本日は待ちに待った新作であり、同時に受け止めるのが苦しい一作、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の予習回となっております。
早速参りましょう!イバンベッ!!
★あらすじとおなじみのキャラクター★
舞台はアフリカにある架空の国、ワカンダ。
その高潔な精神と優しさでもって慕われてきた我らがキング、ブラックパンサー先生ことティ・チャラさんが急死してしまい、悲しみに包まれるワカンダ。
これまでは陽気な顔して冗談飛ばしてた妹のシュリさんもこの表情。本当は泣きたいよね。でも国民の面前で毅然とせなやんね。分かる。王族でもなんでもないけど。
女王であり母のラモンダさんは、以前ティ・チャラさんの座っていた王座に。国の混乱に対処するため、急遽意志を継いでの登板といったところでしょうか。
家族だけではありません。国王の護衛、ドーラ・ミラージュの隊長、オコエさんや、恋人のナキアさん、よきライバルであるエムバクさん、開国前にワカンダの秘密を知っていた数少ない外部の人間、エヴェレット・ロスさんもそれぞれの想いを抱いて死を悼んでおりました。
オコエさんなんてどう思うんやろう。2回も失ってから…
……しんどい。辛すぎる。でもさ、そういう時に限って国家の危機って立て続けに起こるんだよね。やめたげてよ。
世界最強の鉱石、ヴィブラニウムを有し、それによる高度な科学技術をインフラから国防にまで活かしてきたワカンダ国王=最強の戦士の死、これを好機と暗躍する者たち!
マジでやめたげてよ!!!
★見どころと新たなキャラクター★
今作の見どころは、10数年やってきてやっとか!?となるMCU世界の広がり!海底に潜んでいた帝国が、ワカンダへ牙を剥きます!
国王であるネイモアさんは、ソー先生に匹敵するほど、水中ならばハルク先生レベルで強いらしいです。要は激烈に強いです。敵なん?味方なん?国同士の戦争ってどっちも正義掲げるからいいこと一個もないわ。
ネイモアさんと共に戦うナモーラさんとアットゥマさんですが、二人はやや見た目に特徴があるといいますか、めちゃアバターですね。ネイモアさんってどういう状態?同族なん?
謎が多すぎる
予告編でも水中のシーンはありましたが、少なくともCGじゃなさそうだなってシーンはそりゃあもう美しい神秘的な雰囲気を放っていて、それだけでウルっときちゃいました。期待大!
ここ!
味方にも新顔は登場します。…まぁ厳密には新顔ってわけではないんですけれどもね。ドーラ・ミラージュのアヨさんとアネカさんは恋人同士。もうすごいね。描き切れるん?
全員めちゃ強いんでコンビ技とかやってほしい。
最後はリリ・ウィリアムズさん。今後ドラマシリーズの主人公として登場することも決まっている彼女は、鋼鉄のアーマーを装着して戦う、アイアンハートの一面を持つ天才少女!シュリさんが失った陽キャなテンションを代わりに持っておいてほしい。
見どころと言っていいのかコレ?続編ということでキャラが増え、関係性の複雑化に拍車がかかっている感が否めません!頼むぞライアン・クーグラー監督!こういうことしてゴチャつくのって腐るほど観てきたんだよ!
そして何よりも前作で唯一と言ってもいいガックシポイント、CGのヌルヌル感は改善されていてくれ!もちろん制作チームの負担にならない程度にな!
★いずれ、戦わなければならなかったもの★
さて、以上で予習は終わりです!
ハッキリ言いましょう。未だにティ・チャラさんを演じたチャドウィック・ボーズマンさんの死を受け入れられていません。辛い。まだまだ彼のブラックパンサー先生を観ていられるとばかり思っていました。
長く続くシリーズならば、いずれは起こっていた事態なのかもしれません。実際ウィリアム・ハートさんとかそうだし。そんな中でもチャドウィックさんの死は余りにも予想外で、早すぎました。
そんな事実に代役を立てることもせず、時間をかけて真っ正面から戦った制作陣の皆さん。彼らに対する信頼があるからこそ、あえてハードルを上げてこう言いたい。
弔いだけの映画にだけはするんじゃあねぇ。
死を悼み続けるだけの数時間にだけはしちゃいけないと思います。遺された者たちが悲しみを乗り越え、何を見据えて進んでいくのか。このMCUのフェーズ4にうっすらと漂っていた「継承」のテーマに答えを出すことこそ、フェーズ区切りの本作の使命です。
必死にエンタメを創ったであろう彼らに対する最大の敬意を持って臨みたいと思います。
……あ、皆さんは肩の力抜いて楽しんでください!!それこそ「ん、ご苦労」くらいにね!!ライトな層も、ガチファンも、分け隔てなく楽しめる。そんな開かれた映画を求めています!オタクって難儀な生き物よね!!
遂に今週金曜日、11月11日公開です!!ジャパンはカスだから新海誠の新作に上映数を圧迫されてるらしいぞ!
こっちの海にだけは負けんな!!それでは!!