私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

【テスト⑯-B】シャザム!大復習!!

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

ドサッ

 

 

落ち続けていたぞ…

 

 

1週間もだ!!!

 

あ、どうもこんにちは、たった今不思議空間から帰ってまいりました、ワキリントです。

 

こういう感じなら30分くらいで元の世界に戻れるんだろうな〜と思ってたら1週間ですよ…人生で「空を飛べたらな」って思うことなどないだろうとタカを括っていたのに、まさかこんなトリッキーな状況で望むことになろうとは。

 

そんなことは置いといて落ち続けている間にもアメコミ映画は公開されておりましたね!しっかりバッチリ観ましたよ!落ちながら!!

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ということで本日は空も飛べちゃうやんちゃヒーロー『シャザム!』の復習です!!早速まいりましょう!!!

 

あらすじとキャラクター

幼い頃に母親とはぐれて以来、数々の里親を転々としているビリー・バットソン君。どこかで暮らしているはずの母親を探し求めるあまり、里親から逃げ出す毎日を送っています。

 

そんな彼が今回世話になったのが、同じ孤児たちを受け入れ愛情たっぷりに育てるグループホームフレディ君をはじめとして、みんな明るく元気でいい場所ですが、ビリー君はここを「我が家」とは認めていない様子。

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わかるぞビリー君。この円陣に入れない君の気持ち。

 

そんな彼らに対する周りからの視線は実に冷たいもので、フレッド君は学校では孤児であることに加え、自身の不自由な足を理由にいじめっ子から惨めな扱いを受けています。そんな彼を庇ったビリー君は、いじめっ子から逃げる道中で地下鉄に逃げ込むのですが…

 

着いた先はホームではなく、不気味な洞窟のような場所。そこで出会った魔術師から、彼はこう言われます。

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「我の名はシャザム。我の力をお前に授けよう」と…

 

何が何だか分からないまま継承の儀式を受けた彼はなんと…

 

スーパーパワーを持った超人「シャザム」へと姿を変えてしまったのです!!

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驚きを隠せないビリー少年。

 

シャザム君(ボーーーン!)の力を試すため、大のヒーロー好きでもあるフレディ君を相棒に加えてスーパーパワーを次々と使いこなしていくシャザム君(ボーーーン!)ですが、そんな矢先に現れたのが彼の力を狙うドクター・シヴァナさん

 

彼は「七つの大罪」という気色の悪いクリーチャーたちを従え我が物とし、シャザム君(ボーーーン!)に迫るシヴァナさん。

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右目が疼いてるとこといい七つの大罪といい厨二全開っすね博士。

 

力では勝るものの、知性や覚悟で圧倒的に劣ってしまうビリー君に勝ち目はあるのか!?

 

見どころ

お次は見どころです!今作はなんと言ってもシャザム君(ボーーーン!)のキャラクターでしょう!

 

先生と呼ぶにはいい意味で(ここ重要)あまりにも風格がないので、思わず「君」呼びしちゃうシャザム君(ボーーーン!)。しかしこの、体は大人、心は子供というシャザム君(ボーーーン!)のギャップこそ、DCコミックスの超有名人、スーパーマン先生と一線を画す愛らしさに繋がっているような気がしました!

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14歳というビリー君の思春期らしい精神性を反映したかのようなひょうきんな振る舞い。それがガチムチの身体から繰り出されるのですから、思わず微笑みがこぼれてしまいます。「なんじゃこのデッカいちびっ子は!」という感じです。

 

しかし先述の通りバックボーンは暗いものを抱えているビリー君。ふさぎこんでいるように見えるけど、やっぱり少年なんだな、と思います!

 

続いてはヒーロー映画の様式美を徹底的にネタにするユーモア。

 

カッコつけるところももちろんありますが、それにギャグを放り込むとなると『デッドプール』や『マイティ・ソー:バトルロイヤル』と似た系譜を辿らざるを得ません。

 

そんな逆境の中、今作はユーモアが徹底的に「ヒーロー絡み」だったなと感じました。つまりはデップーのように喋り倒す『えみちゃんねる』でもなく、『バトルロイヤル』のようななんでもアリの『ひょうきん族』でもなく、「力を狙うヴィラン、市民を守るヒーロー、逃げ惑う市民」というヒーロー映画そのものを自虐する『笑う犬を観ているような気がしました。笑いが計算されてたの。分かりづらいですか。理解してください。

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こっから面白くなるとは思わないっしょ?

 

お笑い偏差値が明らかに高かったように感じます今作は。ヒーロー映画が増えて、人々が「もうお腹いっぱいだわ!」となっているこのタイミングでの公開はまさに絶妙だったと言わざるを得ませんね!!

 

最後はぼくがなんとなく感じたリアルさについてお話しさせてください。

 

ヒーロー映画における「希望」というのは紛れもなくヒーロー自身ですよね。しかし、そんな「希望」を支えるものってなんでしょう?そしてその支え=「希望の希望」が揺らいだら?そもそも論として「希望」自身にその自覚がなかったら?

 

現実は映画のようにうまくはいきません。ヒーロー映画というものはわかりやすく展開が決まっているものですが、そんな甘ったれた世界に「んなわけなーだろうがバカが」と現実を突きつけます。それがなんとなくリアルでした。

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だからこそヒーロー映画には夢があるんですけどね。

 

挫折といえばそれまでですが、今回描かれた挫折は今までで一番悲しく、胸を締め付けるものでした…だからこそこの映画、すごい好きです!!

 

ってな感じで総評をしたところで、この辺で復習は終わりにしましょうか!!

 

ここ最近は「あの映画」のせいで不遇な扱いを受けている『シャザム!』ですが、そんな風に侮っているとやられまっせ!!気をつけなはれや!!

 

それではみなさん、また来週お会いしましょー!!