【テスト㉗-B】エターナルズ大復習!!
こんにちは!すっぴん信仰をなかなか捨てられないワキリントです。
Instagramなんかでバキバキの派手なメイク動画があるとつい見ちゃって、「ほえ〜こんな変わるんや〜すんげ〜」と感動しちゃうし、それによって女性(やる人なら男性も?)の気分もアガるっていうメイクの意義も十分理解しているんですが…素材の良さ故のものなのでは?という頭の片隅にある思いをなかなか追い払えません。
オーガニックもジャンクフードも両方美味しいと思える脳みそがいいのになぁ。どっちがいいとかじゃないのに。というか他人に評価されるためにメイクしてるんじゃないのに。うるせぇって感じですよねごめんなさい。
というわけで『エターナルズ』の復習といきましょう!IMAXにして正解でした。
★あらすじ★
今作で初めて我々の前に姿を現すエターナルズの面々。その誕生ですが、地球はおろか、それを取り巻く広大な宇宙すらなかった頃にその歴史は遡ります!アホみたいなスケールのデカさ。
セレスティアルズ(神というか、天界人というか、とにかくスゲー種族)の一人、アリシェムが地球を含む、今我々が宇宙と呼んでいるものを生みだしました。自分でも何を言ってるのかピンと来ませんがとにかくそういうことで話が進むんだよ。いいね?
アリシェム。デカすぎて敬称つけるのもアホくさい。
やがて地球には人類が誕生し、生活を始めます。しかしそこにディヴィアンツという生物が現れ、次々と人類を捕食し始めます。このままでは地球の繁栄はディヴィアンツに阻止されてしまう!
アリシェムは超人的なパワーを持つ種族、エターナルズを地球に派遣しました。これが現在からおよそ7000年前のとこです。いや、7000年て。途方もなさすぎ。
アリシェムからの任務を受け、ある時はディヴィアンツから人類を守り、またある時は人類の進化を助ける知恵を授けて影からその繁栄を助けてきたエターナルズの面々でしたが、現在はメンバーがバラバラに暮らしている様子。
そんな中、一匹残らず倒したと思われていたディヴィアンツが復活……!一体どうして…謎を解き明かしつつ、かつての仲間、いや家族…と再会していくエターナルズ!彼らに待ち受ける運命とは…
というのがあらすじになってます。予習ではサラッと済ませた分、じっくり噛み砕いて紹介させていただきやした。
★キャラクター★
さて続いては多種多様なキャラクター!予習では目からビームや洗脳など、能力面にスポットを当てて紹介しましたが、それぞれの魅力を話していければなぁという感じです。
まずはリーダーのエイジャックさん。ディヴィアンツとの戦いで傷ついた仲間たちを癒す能力を持つ他、リーダーとしてアリシェムに謁見できる唯一のメンバーです。広い目でチームを見守る、まさにお母さんのような存在です。
任務の真実も知ってるよ!
エースで4番なイカリスさんは任務を遂行する強い意志と忠誠心を持った方。困った時は皆彼に助けを求めるのは流石カリスマですね。能力ほぼスーパーマン先生やけど。役作りかどうかは知らんけど表情が一個しかありません。
こーわっ
チームの中で最も人類への愛が強いセルシさんは、寛容で優しく、決して命を諦めない器の大きい方です。一方で控えめなところが災いし、自分の可能性や能力には多少蓋をする部分がある様子。伸びしろやん。人間の彼氏もいて幸せそうやね。
社会への溶け込み方がエグい
陽気な目立ちたがり屋のキンゴさんはボリウッドの大スター。しかしただ陽気なだけではなく、一歩引いたところから敬いを持って接する、いい温度を持った人ですね。霊丸を撃ちます。溜め撃ちもできます。これを幽☆遊☆白書と言わずに何を幽☆遊☆白書と言えばいいの。
付き人のカルーンさんは人間代表的な立ち位置でした
セルシさんと共に生活するスプライトさんは、不老の存在でありながら子供の姿をしている自身の存在にフラストレーションが溜まっています。7000年もガキ扱いされたらそりゃイラつくわ。あ、一応女の子だということを伝えておきます。分かんなくてビックリしちゃったんで。
この人の人生、しんど〜
ディヴィアンツ相手にも臆することなく正面突破、張り手一発でぶちかますギルガメッシュさんは、戦闘の荒々しさとは打って変わって日常生活の柔和な態度がめちゃキュート。どんな時でも頼れる優しいアニキです。
マ・ドンソクさんポイントはめちゃ高いらしいです。初見だったんでなんのことか分からんけど
戦闘では大活躍のセナさんですが、長い戦いの中で心が傷つき疲弊している様子。しかしその中でもチームを気遣う気持ちは失うことなく、悩んでいるメンバーにそっと優しい言葉をかける姉御な一面も。
大女優の風格を損なうことなくサブに回す名采配。
あらゆる発明で人類の技術的な進歩を助けてきたファストスさんは、個性豊かな面々を時にはたしなめ、時には楽しませる大きな包容力があります。長い歴史の中で人類に絶望しながらも愛を忘れなかったのは幸せなことやねぇ。
意外にちゃんと戦えるのもカッケーっす
宇宙一の高速移動を駆使して有事の際には人類の避難を担当するマッカリさん。聴覚に障害を持ち、メンバーとは手話で会話しています。めちゃくちゃ陽気というわけではないんですが、ほんわかして癒されるような、そんな温かさがある人です。
この人周辺のアクション、マジで最高やった(ウルトラ雑な感想)
最後はドルイグさん。マインドコントロールの能力を使えば正しく人類を導けるはずなのに、過度な干渉を禁じられているためここぞという時に役目を果たせない、悲しみと矛盾を持った人でした。個人的には長生きのヒーローに付き纏うこの手の問題が好きなので、10人の中で彼の心の叫びにはグッとくるものがありました。
飄々としてるのもいいよね
以上がエターナルズのメンバーです。男女比5:5、武官と文官も5:5、見た目の国際色も豊かとあって、なんとまぁバランスのとれたチームなんでござましょ。この辺の気遣いがMCUって感じですね。
★見どころ★
お次は見どころでございます!今作でぼくが懸念していた「キャラの深掘りしすぎて尺長すぎ」は妥当な形で実現してしまっていましたが、無理に原作のキャラクターに寄せるのではなく、演じる役者さんの中にあるものを活かしたアプローチでいい奥行きが出ていたように感じました。
これはクロエ・ジャオ監督の手腕によるものが大きいようで、自然光を用いた壮大なロケーションでの画面には圧倒されるものがありました。素材の良さ。まさにすっぴんで戦える映画って感じ。
かと思えば特殊効果を駆使したイカついビジュアルも健在で、腹の奥底にズドンと響くようなポイントがいくつもありました。アリシェムって宇宙創ったくらいですからバカほどデカいんですけど、その大きさのスケールをガッツリ堪能するにはIMAXでないとアカンでしょう。
マンガでいうところの「見開き」がたくさんありました。キメです!って感じの。はいここ!ここ凄いいいとこ!って感じの。でそこを外さない。監督がMCUのファンということもあって、スペクタクルとヒューマンドラマの両輪に強い推進力が生まれてました。
そうそう。7000年生きた超人種族なのにヒューマンドラマと形容したくなるほどの人間味もまた良かった。基本的にもうできすぎなくらい良い人の集まりなんですが、そこから更に人類に与え、与え返されるという相互作用によるものなのか、実に人間的なキャラクターに仕上がっていました。これは好き嫌いが分かれるポイントかもしれませんね。神らしくあってくれよという人はガックリするかも。
こういう人類の外側にいる種族がヒーローをする映画にありがちな「だからこそ救う価値がある」みたいな人間賛歌、人生賛歌になっているのも分かりやすくてよかったです。次々に状況や関係性が変化、追加されていく中で救うべきか否かという議論を交わされると大変ですからね。ベースが人類に対する愛で支えられていて微笑ましかったです。
そして最も言いたいことはMCUの「攻めの姿勢」。2010年代の代表的な映画シリーズとして名実ともに君臨しているMCUですが、アフリカ系アメリカ人の問題を正面から描き切った『ブラックパンサー』以降、映画史においてどこまでやれるかを挑戦的に描いているような気がします。
今作では二つほど「うおぉ!それやっちゃう!?」となるところがあるのでお楽しみに!1つは「いつかはやるやろうな」と思っていたことだったので、思った以上に早くてビックリしちゃった。もう一つは今のMCUならいつやってもおかしくないやつです。
さて……思う存分褒めたな…ほんじゃあ次はブーブー文句を垂れますよ。とはいえほぼいちゃもんというか、個人の好みの話ですけども。
クロエ・ジャオ監督さぁ……
逆光好きすぎじゃない???
見開きでめちゃくちゃ逆光使うんすよ。当たり前ですが前景にいる人物はシルエットのようになる。となると大切なシーンであるにも関わらず表情が観えんのですよ!勘弁してくれよォ!!
いや全然好きなんやけどね?
映像言語的にも朝焼けなのか夕暮れなのかで変わってきそうですし。有識者の方に教えてほしいんやわ!ふかづめさぁぁぁぁん!!!エターナルズ早く観て〜!!!!というか『キャプテン・マーベル』以降のMCU作品の批評が未だにないのはどうして〜!!!!7000年も待てないわ〜!!!!
……取り乱してしまいました。こうなってしまったらもう終わりです。そんなわけでクロエ・ジャオ監督の手癖に翻弄されてしまったぼくの『エターナルズ』。皆さんの『エターナルズ』がどうだったかも教えてほしいな!!それでは!!!
どんな意見でも受け入れる準備は整ってます!