こんにちは!歌詞カードの「※繰り返し」に一言物申したいワキリントです。
日本だけの文化なんでしょうか。歌詞カードに見受けられる「※繰り返し」。何なんですかアレは。曲がりなりにもメロディとリズムに乗せて発信することを目的とした「歌詞」をそんな扱いしていいと思ってるんでしょうか?
「※繰り返し」が来るたびにいちいち「※」のところまで戻って、終わったと思ったら元に戻るために数行飛ばさなければいけないという無為な時間が生まれるじゃないですか。アレ、イラつきません?「いや、書けよ」ってなりません?
そして何よりもぼくはこう言いたい。
※自分が心血注いで紡いだ言葉を雑に扱うんじゃない!世に出しているのなら一つ一つの言葉と真摯に向き合い責任を持っていくべきだ!
まだまだ不満はたくさんありますよ。たとえば…
ブラック・ウィドウ先生
ワキ君、そこまでよ。
今日は一時期アメコミ映画ばかり観ていた貴方が未見や初心者の人々に向けてオススメ観賞法を紹介する授業。貴方のイライラをぶつけていては生徒に怖がられるわ。
なんと!いつの間にそこにいたんですかブラック・ウィドウ先生!!さすが影の仕事人。
ブラック・ウィドウ先生
「役に立つ情報をお知らせする回なんで!ぜひ!」なんて頼まれたから来てあげたけど、私が主役のテストが延期になって気が立ってるんだからね。下手なこと言ったらゴツい工具で顔面ぶん殴るわよ。
怖がらせてるのどっちなんすか全く。
いやねぇ〜、自分で銘打ったものの、こういうのってn番煎じもいいとこじゃないですか。オススメできるほどぼく自身が界隈で有名なわけでもないですし。
ブラック・ウィドウ先生
はぁ〜〜〜〜!?!?!?何言ってるのよ!!※繰り返し
サビ来るの早いな。
お察しのいい方はお気づきかと思いますが今日はこの色がぼくです。
★「YES」「NO」を決める一本★
ブラック・ウィドウ先生
何このいかがわしい見出し。いらっしゃるの?何組かいらっしゃいするの?私は何?山瀬まみ的ポジションに甘んじればいいの?
変なもん食いました?
本校で何度もお伝えしてきましたが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)はなかなか骨の折れる作品数を誇っております。今回ぼくがオススメする観賞法に倣ってみても、「あんま刺さんなかったな…」となってしまうのはお互いに悲しい出来事。
ブラック・ウィドウ先生
確かに。23作品を厳選してオススメした貴方の労力と、それを参考にしてくれるかもしれない方々の心意気、そのどちらもがパッとしない結果には不釣り合いだわ。
その通り。
そんな悲劇を防ぐために、いわゆる「MCUのノリ」に「合う」か「合わない」かを一本で探っちゃいましょう、というのがこの章の目的です。
ブラック・ウィドウ先生
素晴らしい親切設計だわ。その辺にごまんと転がっている「好きになることが前提のオススメ」とは一味違うわね。
で、問題のその一本だけど…
①ある程度初期の作品である必要がある。
②「MCUのノリ」が色濃く出ている作品。
③私が出ている作品。
以上を踏まえると…『アベンジャーズ』が妥当なところかしら?
③を要素に入れてるの、かわいい。
そうですね!やはり『アベンジャーズ』を観てどう感じたか、というのが分かれ道になっているのかな、と思います。
ブラック・ウィドウ先生
MCUを追っていくにあたって必ず立ちはだかる「ヒーロー大集合」と、それによる「キャラの飽和化」を最も早くに行っている作品が『アベンジャーズ』。これを美味しく頂けるかによって、これからの作品を味わえるか、胃もたれせずに箸を進められるかが決まると言ってもいいわね。
正直『アベンジャーズ』は興奮やカッコいいバトルこそあれど、話運び自体はこちらに我慢を強いる作りになっています。そういった「MCUのノリ」を「準備の段階」として待てるかどうか、というのも重要ですね。
ブラック・ウィドウ先生
『アイアンマン2』や『アントマン&ザ・ワスプ』『キャプテン・マーベル』なんかはそれぞれ軸となるテーマこそあれど、作品単位ではその後に向けての地盤を作る役割でしかないものね。
ファンの方々もたくさん観ていく中で映画としての面白さには疑問が残ってしまう作品も出てきたと思うんですよね。
そこを「この先の大イベント」に向けての布石と思って待てたか、ショートケーキのイチゴを最後まで残せたか、というところが『アベンジャーズ』には詰まってるんじゃないかと思います。
逆にこの作品でイマイチ刺さらなかった方に無理に薦めるのはこちらとしても心苦しいですし。
最初の一本に抜擢された割には評価が低めの『アベンジャーズ』。ごめん。
★アベンジャーズがダメなら……★
ブラック・ウィドウ先生
じゃあ『アベンジャーズ』を受けて興味を持ったとして、次は何を観ればいいのかしら?
多くのキャラクターが出てきた以上、どこにどうハマったかも人それぞれよ?どうするの?
それはまた次の機会に置いておきましょう。今回の授業だけで結構な長さになっちゃってますからね。
逆に『アベンジャーズ』にハマらなかった、思ったより興奮しない、キャプテン・アメリカ先生の衣装がダサすぎる、といった方へのご提案もあります。
ブラック・ウィドウ先生
スティーブが可哀想すぎない?
それが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
聞いたことも無いキャラクターばかり出てくるので観るにはハードルが高そうですが、軽快な音楽やキャラクター達のくだらないやり取り、アングラ的な宇宙の映像が観ていて飽きないと思います。
ブラック・ウィドウ先生
なるほど、地球は無視して一気に宇宙のチームを観てしまおう、と。
同じ「力を合わせて戦うまで」を描いていても、キャラクターの個性で違ったものになるのがMCUの面白さでもあるし。
無理矢理にでもこの作品を観てもらおうとするぼくのエゴにツッコむのは野暮です。
また、「別に流行りとかどうでもいい。おれは「映画」を観たいんだ。」という、現実世界に映画を語れる友達がいなさすぎて拗らせちゃった方は『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』を観てMCUとはおさらばした方がいいと思います。悲しい話ですけどね。
何の予備知識もなく一本の「映画」として多方面から評価を得ているのは今作です。
ブラック・ウィドウ先生
授業も後半になってまさか「おさらばした方がいい」なんて言葉を聞くとは思ってなかったわ。
MCU関係なく観ておいて損がない一本となっております。
★諦めないで★
さて、オススメする気持ちが強いあまり最初の一本を紹介しただけで授業が終わろうとしています。まさかこんな展開になろうとはッ!意外ッ!
ブラック・ウィドウ先生
次回の授業ではもっと作品を紹介していくのよね?
もちろんそのつもりなんですが、どうなんでしょうね。
「興味あるんだよね〜」って言ってる人はもうどんだけ推しても観ないと思うんですよ。だってそんなこと言ってるヒマがあるならもう観てるはずでしょう?
どっかのアニキも言ってましたよ。「『観たい』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」て。そんな人に『アベンジャーズ』を薦めても結局は「イマイチやった」ってなるんですよ、それが現実なんですよ…グスン…
ブラック・ウィドウ先生
何をふざけたことを言ってるの!
人種や性別、年齢や職業なんて関係ない!観たいと思った人々の背中を押してあげる、それが貴方の、この学校の務めでしょう!!
先生…
ブラック・ウィドウ先生
そもそもねぇ、この授業は貴方が考えたのよ!そして今回のオススメも貴方なりの考えがあってのこと!
それを何よ、急に自信無くしちゃって!!これから言うことをよく胸に刻んでおきなさい!
※繰り返し
あぁぁぁぁぁぁ絶対にやっちゃいかんことしてる