私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

【テスト㉖-A】シャン・チー テン・リングスの伝説 大予習!!

こんにちは!CookDoに感謝を捧げよ……!どうもワキリントです。

 

ぼくはものすごくえらいので、一人暮らしで自炊をしまくっているのですが、その時の強い味方がCookDoなわけです。もう凄いですよ、これは。中華人民共和国、四千年の歴史があっという間にできあがりなんて、いいんですかって感じですよね。

 

そんなわけで今回は『シャン・チー テン・リングスの伝説』を予習していきましょう!!

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ホアターッ!

 

★キャラクターとあらすじ★

まずは何よりもどこよりも未知すぎる登場人物を見ていきましょう!

 

主人公のシャン・チー先生中国武術の達人!幼い頃から最強の戦士として鍛えられましたが、とある出来事が原因でアメリカに渡り、ホテルマンとしてひっそりと暮らしているそうです。

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そんなパンピー生活を共に楽しむのが、高校時代からの親友、ケイティさん。陽気な彼女は、暗い過去を持つ先生にとってはありがたい存在でしょうね〜!

 

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ジャン・ジャンさんも友人とのことですが…まぁ、多分いい人なんやと思う。

 

先生の過去を知る人物といえば家族…まずは妹のシャーリンさん

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自分を捨て渡米した兄を恨んでおり、現在は地下格闘家として生きているそうです。何そのグラップラー刃牙みたいな世界観

 

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伯母のイン・ナンさん先生を軽くあしらうほどの神秘的な力の持ち主!こういう人は絶対に色んなこと知ってるんだ。間違いねぇから。

 

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そして最も重要だと思われるのが父のウェンウーさん!彼が何者かというと、何百年も前から裏の世界で暗躍してきた組織、テン・リングスのボス、マンダリンなのです!

 

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一時は妻であり先生の母、ジャン・リーさんとの出会いによって改心したこともあったそうですが、再び悪の道へと戻ってしまったそうです。いや、これが先生の暗い過去では?

 

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配下であり、先生に武術のイロハを教えた師匠的存在のデス・ディーラーさんを刺客として先生の元へ送りこむウェンウーさん!おめぇ、それが父親のやることかいな!

 

そんなこんなで過去と向き合い、封印した自らの拳を解き放つことになったシャン・チー先生!彼が向かう先は正義か悪か!気になるなぁオイ!

 

★親切(かもしれない)設計★

それにしてもアレですね。新キャラ多いっすね。新作ってこれだからイヤなのよ。ここからMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に触れようとしている人ならギリいける人数かもしれませんけれど。

 

こちとら全作品追いかけてきちゃってますから。シャン・チー先生とジャン・リーさんなんてごちゃまぜになりますよ!どうしてくれんだよォ!!

 

そんな記憶力が年々衰えてきているMCU老害の皆さんに朗報です。皆さんが知っている要素も、今作にはふんだんに盛り込まれております!

 

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まずはドクター・ストレンジ』(2017)などでシブい存在感を放っているウォンさん!何しに来たん!

 

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続いてインクレディブル・ハルク』(2008)以来どこで何してるのか全く知らんかったアボミネーション君急に出てくんなよファンですらまともに観返す作品じゃねーのに!

 

このように過去作品からのキャラクターは激シブ、なんでそこチョイスしたん?と言わざるを得ない人選ですが、問題なのはそこじゃないです。

 

そう、「テン・リングス」という文言、そしてウェンウーさんの別名「マンダリン」!

 

組織としての「テン・リングス」はなんとMCU一作目『アイアンマン』(2008)から登場しており、その後も『アイアンマン3』(2013)『アントマン』(2016)に現れ、「マンダリン」は『アイアンマン3』で現れるボスと同じ名前です。

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後ろの旗にテン・リングスのマークあるんよ。

 

コミックスでも脅威的な力を持つテロ組織、キャラクターとしてヒーロー達の前に立ちはだかった「テン・リングス」と「マンダリン」。度重なるスカしを乗り越え、遂にその正体を我々の前に明かしてくれるというのですからたまりません!

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スカされたときのマンダリン。

 

ここからMCUに入る人、ずーっと観てきてくれた人、両方が楽しめる造りになっておりますので、これは親切設計と言わざるを得ません。異論は受け付けません。

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この人の首筋にテン・リングスのタトゥー。ようやく回収してくれるなんて、あぁ親切設計。

 

★見どころ★

今作の見どころ、一つ目はアクションでしょう!

 

もはや新鮮味も無くなってきた「ヒトを超えないアクション」ですが、今作のそれは先生のモデルとなったブルース・リーさんから始まり、ジャッキー・チェンさんの手によって娯楽性の高まった「香港アクション」

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ヌンチャクだのイスだのジャケットだのをくるくる回しながらいちいち見得を切るあのアクション!あの日の日曜洋画劇場とかで目をキラキラ輝かせながら観ていたあのアクション!あれをスクリーンで観れそう!アチィ〜!!ちなみにぼくのベストジャッキーは『タキシード』です。ニッチでしょ。

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学校の廊下で酔拳をしていた時がありました。いい思ひで。

 

そして、MCU初のアジア人ヒーローを主役に据えた作品ということで、近年ハリウッド大作で顕著に見られる社会的なテイストも観過ごせません。

 

アメリカという国で暮らす人種的マイノリティをアメコミ映画として描くとなると、どうしても出てくるのがブラックパンサー』(2018)の存在。

 

世間のムーブメントにも上手く乗り、アカデミー作品賞にノミネートされるにまで至った『ブラックパンサー』。それと同じテイストをどうしても期待してしまう今作は、大きな括りとしてのアジア人、つまり「同胞」であり「差別される側」であるジャパニーズなぼくの目にはどう映るのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

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キャストだけでなくスタッフさんもアジア系です。いいよね、ハリウッドでこれがやれるのはさ。作品の評価はそれに左右されんけど。

 

ブラックパンサー先生ですら『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』(2017)でのお披露目を経ての単独作品だったにもかかわらず、今作の主人公は突然現れる人の良さそうなお兄さん。ガシッと心を掴んで離さない、そんなヒーローであることを祈っております!

 

三つ目は玄人的な視点から。アベンジャーズ:エンドゲーム』(2019)の後の世界を描く作品として、市井を生きる人々はどう変わったのか、混乱にどう対処したのか、シャン・チー先生がどのように関わっていくのかが気になります!

 

アベンジャーズというチームが実質的に解散状態にある(?)今、新たな超人を求めているはず!まだ我々に明かされていない、意外なサプライズもありそうな予感がします!

 

『ブラック・ウィドウ』(2021)が時系列的に『エンドゲーム』前の作品だった分、色々な意味で今後のMCUを占うと言っても過言ではない『シャン・チー テン・リングスの伝説』!人を見かけで判断すんな!CookDoだって美味ぇんだから!

 

それではみなさん!9月3日から公開なので、お忘れなきよう!Join us!!

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ニューヒーローの誕生を観逃すなッ!