私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

【模試⑤-A】ホークアイ大予習!!

こんにちは!毛布は敷き布団の上と掛け布団の上に乗せる派のワキリントです。

 

どこが情報源かは忘れてしまいましたが、そっちの方が暖かいんですって。毛布がモコモコしてて暖かそうに見えるから人は掛け布団と自分の間に毛布を挟みがちですけれど。

 

仮に「暑いな…寝苦しいな…」となっても掛け布団の上の毛布を剥ぎ取れば良いだけですからね。眠気を消さないように足で毛布をずり下ろす面倒も省けていいですよ。

 

ってな訳でディズニープラスで配信されるドラマホークアイを予習していきます!どうでもいいけど吹き替えってどうなるんやろうね!さぁレッツゴー!!

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ホークアイのこれまでを知ろう!★

アベンジャーズの初期メンバーとして渋い人気を獲得しているホークアイ先生ことクリント・バートンさん。彼のこれまでの活躍を振り返っていきましょう!

 

歴史教師のウルヴァリン先生〜!

 

ウルヴァリン先生

やぁみんな久しぶりだな。ちょいちょいキャラのこれまでを振り返ってるのに呼ばれないからしれっと解雇されたのかと思ってたぞ。

 

ぼくも授業した後に気づきました。「あ、振り返るんなら先生呼ばんとやったやん」って。これくらいの雑さでやっている私立アメコミ高校をこれからも皆さんよろしくお願いします。

 

ウルヴァリン先生

…気を取り直してホークアイ先生のこれまでを振り返っていこうか。
初登場は
マイティ・ソー』(2011)、得意の弓矢でソー先生を射撃するかどうかをずーっと上司に聞いているぞ。

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どういう気持ちでこの仕事受けたんやろ

 

次の出番はアベンジャーズ』(2012)。冒頭5分足らずでロキ君の洗脳を食らってしまい、その後しばらく彼の陰謀の手助けをするんだ。

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地味にこの偵察(監視?)の姿勢好き

 

……他に言うとこなかったん?

 

ウルヴァリン先生

チーム内での影が薄くなってきたところにアベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)だ。ここで先生は愛する家族の存在をメンバーに明かしたり、ワンダ君を諭して戦う覚悟を決めさせたりと、死亡フラグをボコボコ立てながらも奇跡の生還を果たすんだ。

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いいよね〜

 

ここで一気に株上がった感ありますよね。当時唯一の妻帯者であることも人間ドラマを描ける幅を広げることにおいてデカかった。

 

ウルヴァリン先生

その後はヒーローを引退していたが、『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』(2016)でヒーロー同士の戦いに参戦。急にヤンキーみたいになるぞ。

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急にDQN親みたいになるの、なんで?

 

地味にキャラ改変されてんだよなぁ。それまでも人をおちょくるようなことは言ってた気もするけれど、ここまで怒りに満ちて言うことはなかったのに。

 

ウルヴァリン先生

しばらく登場することなく、アベンジャーズ:エンドゲーム』(2019)で再登場。ローニンとして真田広之をバッサバサ斬り殺していたぞ。

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ヤケクソにも程がある

 

頑張って日本語喋ってましたね……ってピックアップするとこそこ!?もっと重要な場面あるでしょう!?
……とまぁ、初登場から10年もの時を経てようやく単独初主演、待望の作品ということになりますね!

 

★あらすじ★

さてここからはドラマ本編に注目していきましょう。舞台はクリスマスを目前に控えたニューヨーク。クリントさんは家族で幸せに過ごすクリスマスも久々やね。大いに楽しんでぇや。

 

そんなクリントさんですが、ヒーローとしては一線を退き、愛する家族との時間を大事にしたい様子。こういうもんは去り際が肝心ですからね。老害にならないうちにチームから離れていくのはグッドチョイスです。

 

しかしそんな先生の耳に飛び込んできたのがローニン復活のニュース。悪人とはいえ見境なくあの世に葬っていたローニン時代は言わば黒歴史。過去の落とし前をつけるために戦線復帰を余儀なくされてしまいます…

 

家族に「クリスマスまでには帰る」と約束して再び過酷な戦いに身を投じるホークアイ先生偽ローニンの正体、その目的やいかに!

 

家庭科の担当教師(忘れ去られていた設定)らしい、家族愛をモチベーションにして行動するお話になるみたいですね!ちょうどいい感じでクライマックスと現実世界のクリスマスが重なるのもドラマならではの粋な仕掛けです!

 

★見どころ★

今作の見どころはなんといっても、先生と行動を共にする若き弓の名手、ケイト・ビショップさんの登場です!

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ジェレミー・レナーさんが左利きだから生まれる至高のやつ。

 

ヒーローや正義に憧れる彼女を、先生は正しく導くことができるのか!?というのがポイントです。正直ワンダさんは育て方ミスったとこあるからね。しっかり面倒見てもらわんと。

 

 

見たところだいぶ生意気な感じのケイトさんですが、こういうキャラと先生の相性の良さは長年の付き合いで抜群なのは明らかですね。お互いがお互いをけなし合う喧嘩漫才のようなかけあいにも期待がかかります!

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ワンちゃ〜ん!

 

個人的にはアベンジャーズ入りする前の、エージェント時代の先生について深掘りされるような部分があれば嬉しいですね〜!!『ブラック・ウィドウ』(2021)ではぶっちゃけその辺不完全燃焼なところがあるので…

 

あ、そうそう。過去作との繋がりで言うと『エンドゲーム』での「あの展開」について先生本人がどう感じているのか気になります。一言でもいいからいい感じのフォローよろしくぅ!!

 

★暖まる話になるといいね★

さて、以上で『ホークアイ』の予習は以上となります!

 

ホークアイ先生のことですから、なんだかんだケイトさんに対して親心のようなものが芽生えて守っちゃう…みたいな、擬似親子…みたいな展開があるんだろうなと予想してます。

 

アメリカでのクリスマスは家族と過ごすのがお決まりだそうですね。そんな日に愛する実の家族と、二代目となるかもしれない娘のような存在を守る……なんてハートウォーミングなヒーロー。さながら上下に敷かれた毛布のよう。

 

明日から始まるジングルベルジングルベル鈴が鳴る的な、ウィーウィッシュアメリクリスマス的なホークアイ、観逃すわけにはいきません!ぜひ大切な人を心に思い浮かべながらご覧になってはいかがでしょうか?それでは!!

 

……あ、先生の吹き替えは東地宏樹さんになるらしいですよ。『マイティ・ソー』以来やね。おかえり!!

※今(11/28)調べたら『マイティ・ソー』のときは東地宏樹さんじゃなかったわ。めんご。

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先生「さらば、宮迫・・・」

【テスト㉗-B】エターナルズ大復習!!

こんにちは!すっぴん信仰をなかなか捨てられないワキリントです。

 

Instagramなんかでバキバキの派手なメイク動画があるとつい見ちゃって、「ほえ〜こんな変わるんや〜すんげ〜」と感動しちゃうし、それによって女性(やる人なら男性も?)の気分もアガるっていうメイクの意義も十分理解しているんですが…素材の良さ故のものなのでは?という頭の片隅にある思いをなかなか追い払えません。

 

オーガニックもジャンクフードも両方美味しいと思える脳みそがいいのになぁ。どっちがいいとかじゃないのに。というか他人に評価されるためにメイクしてるんじゃないのに。うるせぇって感じですよねごめんなさい。

 

というわけで『エターナルズ』の復習といきましょう!IMAXにして正解でした。

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★あらすじ★

今作で初めて我々の前に姿を現すエターナルズの面々。その誕生ですが、地球はおろか、それを取り巻く広大な宇宙すらなかった頃にその歴史は遡ります!アホみたいなスケールのデカさ。

 

セレスティアルズ(神というか、天界人というか、とにかくスゲー種族)の一人、アリシェムが地球を含む、今我々が宇宙と呼んでいるものを生みだしました。自分でも何を言ってるのかピンと来ませんがとにかくそういうことで話が進むんだよ。いいね?

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アリシェム。デカすぎて敬称つけるのもアホくさい。

 

やがて地球には人類が誕生し、生活を始めます。しかしそこにディヴィアンツという生物が現れ、次々と人類を捕食し始めます。このままでは地球の繁栄はディヴィアンツに阻止されてしまう!

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アリシェムは超人的なパワーを持つ種族、エターナルズを地球に派遣しました。これが現在からおよそ7000年前のとこです。いや、7000年て。途方もなさすぎ。

 

アリシェムからの任務を受け、ある時はディヴィアンツから人類を守り、またある時は人類の進化を助ける知恵を授けて影からその繁栄を助けてきたエターナルズの面々でしたが、現在はメンバーがバラバラに暮らしている様子。

 

そんな中、一匹残らず倒したと思われていたディヴィアンツが復活……!一体どうして…謎を解き明かしつつ、かつての仲間、いや家族…と再会していくエターナルズ!彼らに待ち受ける運命とは…

 

というのがあらすじになってます。予習ではサラッと済ませた分、じっくり噛み砕いて紹介させていただきやした。

 

★キャラクター★

さて続いては多種多様なキャラクター!予習では目からビームや洗脳など、能力面にスポットを当てて紹介しましたが、それぞれの魅力を話していければなぁという感じです。

 

まずはリーダーのエイジャックさん。ディヴィアンツとの戦いで傷ついた仲間たちを癒す能力を持つ他、リーダーとしてアリシェムに謁見できる唯一のメンバーです。広い目でチームを見守る、まさにお母さんのような存在です。

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任務の真実も知ってるよ!

 

エースで4番なイカリスさんは任務を遂行する強い意志と忠誠心を持った方。困った時は皆彼に助けを求めるのは流石カリスマですね。能力ほぼスーパーマン先生やけど。役作りかどうかは知らんけど表情が一個しかありません。

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こーわっ

 

チームの中で最も人類への愛が強いセルシさんは、寛容で優しく、決して命を諦めない器の大きい方です。一方で控えめなところが災いし、自分の可能性や能力には多少蓋をする部分がある様子。伸びしろやん。人間の彼氏もいて幸せそうやね。

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社会への溶け込み方がエグい

 

陽気な目立ちたがり屋のキンゴさんボリウッドの大スター。しかしただ陽気なだけではなく、一歩引いたところから敬いを持って接する、いい温度を持った人ですね。霊丸を撃ちます。溜め撃ちもできます。これを幽☆遊☆白書と言わずに何を幽☆遊☆白書と言えばいいの。

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付き人のカルーンさんは人間代表的な立ち位置でした

 

セルシさんと共に生活するスプライトさんは、不老の存在でありながら子供の姿をしている自身の存在にフラストレーションが溜まっています。7000年もガキ扱いされたらそりゃイラつくわ。あ、一応女の子だということを伝えておきます。分かんなくてビックリしちゃったんで。

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この人の人生、しんど〜

 

ディヴィアンツ相手にも臆することなく正面突破、張り手一発でぶちかますギルガメッシュさんは、戦闘の荒々しさとは打って変わって日常生活の柔和な態度がめちゃキュート。どんな時でも頼れる優しいアニキです。

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マ・ドンソクさんポイントはめちゃ高いらしいです。初見だったんでなんのことか分からんけど

 

戦闘では大活躍のセナさんですが、長い戦いの中で心が傷つき疲弊している様子。しかしその中でもチームを気遣う気持ちは失うことなく、悩んでいるメンバーにそっと優しい言葉をかける姉御な一面も。

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大女優の風格を損なうことなくサブに回す名采配。

 

あらゆる発明で人類の技術的な進歩を助けてきたファストスさんは、個性豊かな面々を時にはたしなめ、時には楽しませる大きな包容力があります。長い歴史の中で人類に絶望しながらも愛を忘れなかったのは幸せなことやねぇ。

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意外にちゃんと戦えるのもカッケーっす

 

宇宙一の高速移動を駆使して有事の際には人類の避難を担当するマッカリさん。聴覚に障害を持ち、メンバーとは手話で会話しています。めちゃくちゃ陽気というわけではないんですが、ほんわかして癒されるような、そんな温かさがある人です。

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この人周辺のアクション、マジで最高やった(ウルトラ雑な感想)

 

最後はドルイグさん。マインドコントロールの能力を使えば正しく人類を導けるはずなのに、過度な干渉を禁じられているためここぞという時に役目を果たせない、悲しみと矛盾を持った人でした。個人的には長生きのヒーローに付き纏うこの手の問題が好きなので、10人の中で彼の心の叫びにはグッとくるものがありました。

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飄々としてるのもいいよね

 

以上がエターナルズのメンバーです。男女比5:5、武官と文官も5:5、見た目の国際色も豊かとあって、なんとまぁバランスのとれたチームなんでござましょ。この辺の気遣いがMCUって感じですね。

 

★見どころ★

お次は見どころでございます!今作でぼくが懸念していた「キャラの深掘りしすぎて尺長すぎ」は妥当な形で実現してしまっていましたが、無理に原作のキャラクターに寄せるのではなく、演じる役者さんの中にあるものを活かしたアプローチでいい奥行きが出ていたように感じました

 

これはクロエ・ジャオ監督の手腕によるものが大きいようで、自然光を用いた壮大なロケーションでの画面には圧倒されるものがありました。素材の良さ。まさにすっぴんで戦える映画って感じ。

 

かと思えば特殊効果を駆使したイカついビジュアルも健在で、腹の奥底にズドンと響くようなポイントがいくつもありました。アリシェムって宇宙創ったくらいですからバカほどデカいんですけど、その大きさのスケールをガッツリ堪能するにはIMAXでないとアカンでしょう。

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マンガでいうところの「見開き」がたくさんありました。キメです!って感じの。はいここ!ここ凄いいいとこ!って感じの。でそこを外さない。監督がMCUのファンということもあって、スペクタクルとヒューマンドラマの両輪に強い推進力が生まれてました。

 

そうそう。7000年生きた超人種族なのにヒューマンドラマと形容したくなるほどの人間味もまた良かった。基本的にもうできすぎなくらい良い人の集まりなんですが、そこから更に人類に与え、与え返されるという相互作用によるものなのか、実に人間的なキャラクターに仕上がっていました。これは好き嫌いが分かれるポイントかもしれませんね。神らしくあってくれよという人はガックリするかも。

 

こういう人類の外側にいる種族がヒーローをする映画にありがちな「だからこそ救う価値がある」みたいな人間賛歌、人生賛歌になっているのも分かりやすくてよかったです。次々に状況や関係性が変化、追加されていく中で救うべきか否かという議論を交わされると大変ですからね。ベースが人類に対する愛で支えられていて微笑ましかったです。

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そして最も言いたいことはMCU「攻めの姿勢」。2010年代の代表的な映画シリーズとして名実ともに君臨しているMCUですが、アフリカ系アメリカ人の問題を正面から描き切った『ブラックパンサー』以降、映画史においてどこまでやれるかを挑戦的に描いているような気がします。

 

今作では二つほど「うおぉ!それやっちゃう!?」となるところがあるのでお楽しみに!1つは「いつかはやるやろうな」と思っていたことだったので、思った以上に早くてビックリしちゃった。もう一つは今のMCUならいつやってもおかしくないやつです。

 

さて……思う存分褒めたな…ほんじゃあ次はブーブー文句を垂れますよ。とはいえほぼいちゃもんというか、個人の好みの話ですけども。

 

クロエ・ジャオ監督さぁ……

 

逆光好きすぎじゃない???

 

見開きでめちゃくちゃ逆光使うんすよ。当たり前ですが前景にいる人物はシルエットのようになる。となると大切なシーンであるにも関わらず表情が観えんのですよ!勘弁してくれよォ!!

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いや全然好きなんやけどね?

 

映像言語的にも朝焼けなのか夕暮れなのかで変わってきそうですし。有識者の方に教えてほしいんやわ!ふかづめさぁぁぁぁん!!!エターナルズ早く観て〜!!!!というか『キャプテン・マーベル』以降のMCU作品の批評が未だにないのはどうして〜!!!!7000年も待てないわ〜!!!!

 

……取り乱してしまいました。こうなってしまったらもう終わりです。そんなわけでクロエ・ジャオ監督の手癖に翻弄されてしまったぼくの『エターナルズ』。皆さんの『エターナルズ』がどうだったかも教えてほしいな!!それでは!!!

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どんな意見でも受け入れる準備は整ってます!

【テスト㉗-A】エターナルズ大予習!!

こんにちは!おひさ〜、1ヶ月ぶりやんね。どうもワキリントです。

 

先月はバタバタしておりましてまともに映画も観れず(男はつらいよシリーズなんかまだ1作も観れてないンスよ。間に合う?)、つまるところ書くこともままならずといった感じですよね、そんな生活してると。増やさせてくれよ、引き出しをよォ。

 

しかしこれで「アイツ今まで何してたん?」というみなさんの疑問にお答えできたと思います。待ってたでしょ、ぼくの記事を。待ってたって言ってくれよ。

 

そんなわけで『エターナルズ』の予習です!さぁレッツゴー!!

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★あらすじ★

舞台はアベンジャーズ:エンドゲーム』後の世界。サノス君という「宇宙同時に発生した災害」から復活した地球でしたが、それには相応の代償もつきもの。生み出された新たな脅威を感じ取ったのが、おなじみアベンジャーズではなく、7000年にも渡って人類を密かに見守ってきた種族、エターナルズ

 

…いやちょっと待って。そんな昔から地球におったのに、アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』とか『エンドゲーム』の時まで何してたん?どういうツラ下げて地球守りにきとんねん。

 

色々気にはなるけれど、地球に迫る脅威を退けてくれるのはこいつらしかいないようです!なんでもええから助けてチョンマゲ!!

 

★キャラクター★

エターナルズは10人の超人からなる地球の守護者。長きに渡って人類を守り続けた彼らは、人類の歴史の中で神話の世界の住人としても登場することもあるとか。早速紹介していきましょう!新キャラ10人も覚えるのダルいけど!

 

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まずはエターナルズの中心メンバーであり、人類への愛はチーム随一を誇るセルシさん。無機物であれば触れただけでその組成を変化させ、別の物質へと変化させられる能力の持ち主です。とっつきやすく言うと錬金術ですね。

 

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チーム最強とも言われるイカリスさんは飛行能力の他に、人間なら誰しも(?)憧れる能力、「目からビーム」を使えるクールなカリスマ。大丈夫?色んな他のヒーローと能力被ってない?セルシさんとはかつて恋仲にあったとのこと。守って死ぬとかすんなよ。

 

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テレパシーの他に、思い描いたあらゆる武器を具現化させられる戦闘狂のセナさんは、無愛想で心を開かない気難しい性格で、人類の危機にも無関心。戦場の方が好きなら人類も好きそうなのにねぇ?もちろん皮肉やで。

 

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気は優しくて力持ち、チーム随一の怪力を誇るギルガメッシュさん。確かに「っぽい」ですよね。スデゴロで何人か殺した過去は持ってそう。あとパッツパツのYシャツ着てそう。

 

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リーダーのエイジャックさんは生命を癒す能力の持ち主。チームのトップがヒーラー(回復能力持ち)なのはいいチームの証でしょ。個人的に大好きなメンバー構成になりつつある。

 

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お次はブレーンのファストスさん。素材さえあれば想像したものをなんでも作り出せる発明家です。そんなもんセルシさんの能力と組み合わせたら実質時間場所問わずなんでも作れるやんね。もうこんなんドラえもんっすわ。

 

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見た目は子供、頭脳はエターナルズ随一のスプライトさんは自由自在に幻影を作り出せる能力を持っています。子供だからってナメてッと痛い目見るぜ!子供の姿で天才って009とかにもいましたよね。

 

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陽気な性格のキンゴさんはインド映画界の大スターとしての顔を持つ目立ちたがり屋。長生きする種族は絶対人目に晒される職業せん方がええで?指からビームを放ちます…ってもう能力被ってない!?!?

 

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チームどころか全宇宙で最も速いスピードを誇るのはマッカリさん。地球の隅から隅まで調べ尽くした彼女の知識はチームを大いに助けてくれることでしょう!事前の情報によると聴覚に障害を持つ人として描かれているそうです。最高。ヒーローが勇気を与えられる人々がまた広がるよ。

 

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最後は一匹狼のドルイグさん。マインドコントロール能力を持つ彼は、人類はおろか同胞のエターナルズの面々とも接触を避けており、チームに加わってくれるかどうかは依然として不明のようです。過去に何かあったのでしょうか?汚い食い方でスパゲッティ食ったから?

 

とまぁ、こんな個性豊かなメンバーで構成されたチームが織りなすアンサンブルに期待が高まりますね!

 

それにしてもサラッとアンジェリーナ・ジョリーさんが出るんだもんなぁ。それで主役じゃなさそうなポジションやし。マ・ドンソクさんを韓国映画より先に観ることになろうとは。デカくなりましたなぁMCUさんヨォ!

 

★見どころ★

さて、見どころの紹介に入りますが、今作にぼくが期待しているのは正義が悪を挫くみたいな王道ヒーローの戦いの部分ではないんですよね。

 

『エンドゲーム』後の世界を描くというと、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で厳しい現実が描かれたのが記憶に新しいですが、地球の各地に散らばっているチームの面々を会いにいく過程の中で、そういった傷跡の生々しさのようなものが垣間見えると嬉しいなぁと思うオタクが心の中に住んでいます。

 

続いては映像面のパワーについて。昨年のアカデミー作品賞、監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督がメガホンを執るとあって、今までのMCUには無かったような芸術的な画がバシバシスクリーンを通して我々の目に飛び込んでくるとなると眼福な作品になりそうですよね!額縁に入れて飾りたいというか。

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普段ぼくはそこまでスクリーンのデカさとか、4Kがどうとか、Dolbey Atmosがどうとかは気にせず「観れれば最高」くらいのハードルで映画館に行くんですけど、今回ばかりはいいやつで観たいんでIMAXのチケット争奪戦に参戦しようかなと思ってます。ダルいんですけどねぇ。

 

見知らぬキャラクターだらけの映画で2時間30分という上映時間って激烈にしんどそうですけど、うまいことキャラクターの交通整理してくれてればいいな、と言う感じです。続編ありきでコンパクトに納めてくれたってええのよ?

 

とにもかくにも、人類でも宇宙人でもない新たな種族が紡ぐ戦い、MCUに吹かす新たな風を観逃す訳にはいきません!

 

11月5日から上映される『エターナルズ』、ぜひ映画館に足を運んでくださいね!だいぶ減ってきたけど、感染対策も気を抜かずにやってこうぜ!!それでは!

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こんな10人が待ってます!

【テスト㉖-B】シャン・チー テン・リングスの伝説 大復習!!

こんにちは!というかこんばんは!冷やしラーメンを買うタイミングには十分気をつけてください。どうもワキリントです。

 

「ここ数年、季節感バグっとるし、しばらくは暑いやろ」くらいのテンションで2袋買ったのが8月の終わり頃。しかし予想は大幅に外れ、9月が9月なりの涼しさを見せています。

 

どうせ熱湯で茹でるんで、冷やす工程を踏まずに温かいまま食べることもできるんですが、なんか違う感が否めない。正解とされている食べ方じゃないとそいつの100%を引き出している気がしないんですよねぇ。

 

そんなわけで涼しさを取り戻した9月にあって静かにアツく燃えている『シャン・チー テン・リングスの伝説』を復習していきましょう。

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アチョーッ!

 

★あらすじ★

舞台はアベンジャーズ:エンドゲーム』(2019年)での戦いが終わり、仮初の平穏を取り戻したサンフランシスコ。

 

主人公のショーンさんはしがないホテルマンとして、学生時代からの大親友、ケイティさんと人生をぼんやりと生きておりました。

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ある日二人で仕事へ向かう最中、謎の男達に絡まれるショーンさん。友人に因縁吹っかけられる言われは無い、そもそも喧嘩ができるタマじゃないと喧嘩を止めようと割って入るケイティさんでしたが意外や意外、あれよあれよという間に男達をのしていくショーンさん!

 

何のことやら分からぬままその場を立ち去り、マカオへと向かうショーンさんについて行き事情を問いただすケイティさん。そこで彼の本名がシャン・チーということ、そしてその知られざる過去を知ることになるのです…

 

なんか主人公がケイティさんみたいになっちゃった。でもニコイチ的な仲良しだったし、いっか!!

 

★キャラクター★

続いてキャラクターいきましょう。ショーンことシャン・チーさんは「気のいい兄ちゃん」の枠を超えず、圧倒的にフツーな人間として親しみのある方でした!

 

その上で卓越したカンフーを見せられて嫌いになる人はまずいないでしょう!嫌いになるんだったらよっぽど中国系の人に根拠なき怨恨があるんだと思う。知らんけど。

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子供時代のシャンチーさんもナイフみたいでよかった〜

 

ケイティさんは陽気でこれまた「気のいい姉ちゃん」って感じですが、才能を持て余し、大きな夢もなく生きている様子です。

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大いなる運命の渦に飲み込まれるシャン・チーさんについて行くなんて普通じゃできません。義理堅さ、お節介、言い方は色々できると思いますが、これまた嫌いになる人はいないでしょう!

 

シャン・チーさんマカオに会いに行ったのは妹のシャーリンさん

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幼い頃の約束を果たさず家出した兄を恨み、夜な夜なビルの高層階で地下格闘技を行う(ここスゴい矛盾だけど本当です)ようになってしまった心の傷、悲しいねぇ。

 

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二人の母であるジャン・リーさんは「幽玄」を体現(韻踏んだ)したような、神秘性のある人でした。故人ではありますが、生前のあらゆることがシャン・チーさんの行動の源になっていて、愛を感じます。

 

父であり、千年以上前から裏の世界を支配していた組織、テン・リングスの首領でもあるウェンウーさんは、生来の猛々しさ、ジャン・リーさんとの出逢いの中で生まれた優しさ、彼女を失った憂い、怒り…といったように、作中で最も感情の起伏が激しい役回りです。

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そこを名優トニー・レオンさんが魅力的に仕上げてくれました!目とほうれい線だけで感情が分かるのは凄いよ。

 

母の故郷であるター・ローを守護する伯母のイン・ナンさんは、演じるミシェル・ヨーさんに忖度したんかっていうくらい、後暗いところのない潔白な師匠でした!MCUにしてはめちゃくちゃ珍しい!

ター・ローは麒麟のような架空のものとされてきたファンタジーな生物が暮らす突飛な村ですが、それに説得力を持たせる年輪のようなものがありました。

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あっミスった

 

このように魅力や人生を丁寧に捉えるカメラのおかげで、一人一人に親しみがこもる作りになっています!しかし、いいことばかりではないようで…それは次の章でお話しましょうね。

 

★見どころ★

今作の印象を端的に表すと、「観せたいもん詰め込みすぎて腹パンパン」です!

 

たとえばアクション一つ取ってみても、お家芸とも言えるカンフーアクションはまるで舞踊、太極拳のエッセンスも多分に盛り込み、見栄えの面ではMCU最高峰!

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こことかすっごいよかった!

 

ウェンウーさんの武器、テン・リングスも単なる腕輪のように見えて汎用性が激烈に高い魅力的な武器。アクションのステージをまた一つ上に押し上げてくれていました!

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コミックスでは指輪のところを腕輪にアレンジしたのも頷ける活躍ぶり!

 

しかし!だからこそ!そこで最後まで勝負してほしかった!突っ切ってほしかったー!

 

チャウ・シンチー監督の『カンフーハッスル』に影響を受けているのは明白ですが、あまりにも知ってるカンフーではないクライマックスに、イマイチ万歳できない自分がいました…!

 

思えば『カンフーハッスル』以降、カンフー映画そのものを観なくなったような記憶があります。カンフーだカンフーじゃない論争がぼくの中で沸き起こったんでしょう。変なこだわりがあるんでしょうね。これはぼくのせいかも。

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こういうのがぼくの大好物です。

 

そして先程のキャラクターの丁寧な描写は、裏を返せば本筋じゃないところまで掘りすぎている印象が否めず、その上ヒーローの誕生であるオリジンものの宿命ともいえる回想シーンが間に幾度となく挟まれることによってドラマは常に分断され、モッタリモッタリ進んでいました。

 

かと思えばぼくが期待していたアメリカで暮らすアジア人の辛さはチョロっとした言及にとどまり、早々にマカオやぶっ飛んだ村のアジアンonlyな世界観へとトンズラこきます。ここまで盛り込んでこられたらお腹破裂してたと思うんで安心ですが、観せてほしかったなぁ。

 

このように沢山の要素がブチ込まれている割には全ての面でこちらの顔色を伺っているような自信のなさというか、こんなもんでええかなぁ、感が滲み出ていたように思います。

 

……あれ、見どころの章なはずなのに、しかもすごい楽しんだのに割と批判してない?おかしいなぁオイ。好きなんだよ。勘弁してくれよ。

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衣装がカッコいいのにカッコよく登場しないのもなんかふまーん。バーンってでてほしかった〜。

 

★陰と陽、賛と否、親と子★

さて、以上で『シャン・チー テン・リングスの伝説』復習は終わりです!

 

先述したように振り切れてない感が見え隠れしている今作ですが、それもそのはず。観せたいものがそこじゃないからです。

 

監督が『ショート・ターム』で注目を浴びたデスティン・ダニエル・クレットンさんであるということが今作を楽しむヒント。「家族という絆の複雑さ」がテーマだったんですね。

 

何もかもの元凶が親だとしても、明らかに自分が正義の側であると分かっていても、拳が鈍ってしまうのが家族というもの。

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どんな人間に変わってしまったとしても、自分を愛していたことを思い出し、戻ってきてほしいと願うのが子供というもの。

 

そこのチューニングが合うまでにぼくは時間がかかってしまいましたが、ギリギリ滑り込みセーフでした!っぶねぇ〜。

 

まるで太陰太極図のように、良いところも悪いところも血として流れているのが家族です。受け入れて前に進もうとすることが必要なのだという気づき、そこにシャン・チーさんが先生へと成長していく兆しが見えました。だから結論、オリジンとしては申し分のない仕上がりです!

 

今回は思いがけず様々な部分を批判するような事態になってしまいましたが、好きなところと共に愛していきたくなる、そしてこれからのMCUを再びしっかり見届けたくなる、そんな作品でございました!正直『エンドゲーム』以降の熱ってどこにぶつけたらいいんやろ感半端なかったもんな。

 

ということで、熱い想いを語る余り夜までかかった授業はこれまで!それでは!!

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実験は大成功だぜ、CEOのクソッタレ。終劇!!

【テスト㉖-A】シャン・チー テン・リングスの伝説 大予習!!

こんにちは!CookDoに感謝を捧げよ……!どうもワキリントです。

 

ぼくはものすごくえらいので、一人暮らしで自炊をしまくっているのですが、その時の強い味方がCookDoなわけです。もう凄いですよ、これは。中華人民共和国、四千年の歴史があっという間にできあがりなんて、いいんですかって感じですよね。

 

そんなわけで今回は『シャン・チー テン・リングスの伝説』を予習していきましょう!!

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ホアターッ!

 

★キャラクターとあらすじ★

まずは何よりもどこよりも未知すぎる登場人物を見ていきましょう!

 

主人公のシャン・チー先生中国武術の達人!幼い頃から最強の戦士として鍛えられましたが、とある出来事が原因でアメリカに渡り、ホテルマンとしてひっそりと暮らしているそうです。

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そんなパンピー生活を共に楽しむのが、高校時代からの親友、ケイティさん。陽気な彼女は、暗い過去を持つ先生にとってはありがたい存在でしょうね〜!

 

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ジャン・ジャンさんも友人とのことですが…まぁ、多分いい人なんやと思う。

 

先生の過去を知る人物といえば家族…まずは妹のシャーリンさん

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自分を捨て渡米した兄を恨んでおり、現在は地下格闘家として生きているそうです。何そのグラップラー刃牙みたいな世界観

 

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伯母のイン・ナンさん先生を軽くあしらうほどの神秘的な力の持ち主!こういう人は絶対に色んなこと知ってるんだ。間違いねぇから。

 

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そして最も重要だと思われるのが父のウェンウーさん!彼が何者かというと、何百年も前から裏の世界で暗躍してきた組織、テン・リングスのボス、マンダリンなのです!

 

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一時は妻であり先生の母、ジャン・リーさんとの出会いによって改心したこともあったそうですが、再び悪の道へと戻ってしまったそうです。いや、これが先生の暗い過去では?

 

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配下であり、先生に武術のイロハを教えた師匠的存在のデス・ディーラーさんを刺客として先生の元へ送りこむウェンウーさん!おめぇ、それが父親のやることかいな!

 

そんなこんなで過去と向き合い、封印した自らの拳を解き放つことになったシャン・チー先生!彼が向かう先は正義か悪か!気になるなぁオイ!

 

★親切(かもしれない)設計★

それにしてもアレですね。新キャラ多いっすね。新作ってこれだからイヤなのよ。ここからMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に触れようとしている人ならギリいける人数かもしれませんけれど。

 

こちとら全作品追いかけてきちゃってますから。シャン・チー先生とジャン・リーさんなんてごちゃまぜになりますよ!どうしてくれんだよォ!!

 

そんな記憶力が年々衰えてきているMCU老害の皆さんに朗報です。皆さんが知っている要素も、今作にはふんだんに盛り込まれております!

 

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まずはドクター・ストレンジ』(2017)などでシブい存在感を放っているウォンさん!何しに来たん!

 

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続いてインクレディブル・ハルク』(2008)以来どこで何してるのか全く知らんかったアボミネーション君急に出てくんなよファンですらまともに観返す作品じゃねーのに!

 

このように過去作品からのキャラクターは激シブ、なんでそこチョイスしたん?と言わざるを得ない人選ですが、問題なのはそこじゃないです。

 

そう、「テン・リングス」という文言、そしてウェンウーさんの別名「マンダリン」!

 

組織としての「テン・リングス」はなんとMCU一作目『アイアンマン』(2008)から登場しており、その後も『アイアンマン3』(2013)『アントマン』(2016)に現れ、「マンダリン」は『アイアンマン3』で現れるボスと同じ名前です。

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後ろの旗にテン・リングスのマークあるんよ。

 

コミックスでも脅威的な力を持つテロ組織、キャラクターとしてヒーロー達の前に立ちはだかった「テン・リングス」と「マンダリン」。度重なるスカしを乗り越え、遂にその正体を我々の前に明かしてくれるというのですからたまりません!

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スカされたときのマンダリン。

 

ここからMCUに入る人、ずーっと観てきてくれた人、両方が楽しめる造りになっておりますので、これは親切設計と言わざるを得ません。異論は受け付けません。

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この人の首筋にテン・リングスのタトゥー。ようやく回収してくれるなんて、あぁ親切設計。

 

★見どころ★

今作の見どころ、一つ目はアクションでしょう!

 

もはや新鮮味も無くなってきた「ヒトを超えないアクション」ですが、今作のそれは先生のモデルとなったブルース・リーさんから始まり、ジャッキー・チェンさんの手によって娯楽性の高まった「香港アクション」

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ヌンチャクだのイスだのジャケットだのをくるくる回しながらいちいち見得を切るあのアクション!あの日の日曜洋画劇場とかで目をキラキラ輝かせながら観ていたあのアクション!あれをスクリーンで観れそう!アチィ〜!!ちなみにぼくのベストジャッキーは『タキシード』です。ニッチでしょ。

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学校の廊下で酔拳をしていた時がありました。いい思ひで。

 

そして、MCU初のアジア人ヒーローを主役に据えた作品ということで、近年ハリウッド大作で顕著に見られる社会的なテイストも観過ごせません。

 

アメリカという国で暮らす人種的マイノリティをアメコミ映画として描くとなると、どうしても出てくるのがブラックパンサー』(2018)の存在。

 

世間のムーブメントにも上手く乗り、アカデミー作品賞にノミネートされるにまで至った『ブラックパンサー』。それと同じテイストをどうしても期待してしまう今作は、大きな括りとしてのアジア人、つまり「同胞」であり「差別される側」であるジャパニーズなぼくの目にはどう映るのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

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キャストだけでなくスタッフさんもアジア系です。いいよね、ハリウッドでこれがやれるのはさ。作品の評価はそれに左右されんけど。

 

ブラックパンサー先生ですら『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』(2017)でのお披露目を経ての単独作品だったにもかかわらず、今作の主人公は突然現れる人の良さそうなお兄さん。ガシッと心を掴んで離さない、そんなヒーローであることを祈っております!

 

三つ目は玄人的な視点から。アベンジャーズ:エンドゲーム』(2019)の後の世界を描く作品として、市井を生きる人々はどう変わったのか、混乱にどう対処したのか、シャン・チー先生がどのように関わっていくのかが気になります!

 

アベンジャーズというチームが実質的に解散状態にある(?)今、新たな超人を求めているはず!まだ我々に明かされていない、意外なサプライズもありそうな予感がします!

 

『ブラック・ウィドウ』(2021)が時系列的に『エンドゲーム』前の作品だった分、色々な意味で今後のMCUを占うと言っても過言ではない『シャン・チー テン・リングスの伝説』!人を見かけで判断すんな!CookDoだって美味ぇんだから!

 

それではみなさん!9月3日から公開なので、お忘れなきよう!Join us!!

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ニューヒーローの誕生を観逃すなッ!

【テスト㉕-B】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 大復習!!

こんにちは!ネプチューンなら原田泰造さんが好き。どうもワキリントです。

 

「生きてるってなーんだろ、生きてるってなーあーに」と歌いながらレスラー姿で体を張っていたのも懐かしいですが、一番印象的なのは「曲がったことが大嫌い〜、はーらーだ、たい!ぞー!です!」という名乗りですよね。高らかに己の正義を歌い上げる彼は幼心に輝いて見えました。

 

そんな歌とは大違い、曲がりに曲がって歪な生き方をしてきた不良どもが所狭しとスクリーンを駆け巡る『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を復習していく回ですよ今回は!予習回では「ザ」を忘れました!黙っていれば気づかれなかったかもしれないものを律儀に報告!それが信念!早速レッツゴー!!

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★あらすじ★

スーパーマン先生バットマン先生を輩出したDCコミックスの長い歴史の中で埋もれていったB級の不良どもが寄せ集められ、キナ臭い自殺覚悟のミッションに駆り出されたのがスーサイド・スクワッド

 

今回のミッションは、コルト・マルテーゼという国家で秘密裏に行われている「スターフィッシュ計画」を止めること。軍事クーデターが起こって反アメリカ思想の強い統治者をトップに据えたこの国家が計画を推し進めることは、アメリカ及び世界にとっての危機!

 

大々的に軍が動いてはアレなので、首元に遠隔操作で爆破できる爆弾を仕込んだ不良どもを向かわせて解決させよう!とチームを結成させた司令官のアマンダ・ウォラーさん。捕まったところで所詮は不良、死んだところで心も痛まず、司令室の部下達は誰が死ぬかで賭けに興じる始末。成功さえすりゃそれでええねや!

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そんなことが起こっているとは露知らず、リック・フラッグさんをはじめとしたスーサイド・スクワッドがコルト・マルテーゼに到着!びっくりするほど役に立たない能力の持ち主!圧倒的な戦力差!阿鼻叫喚の地獄絵図!計画なんてどう止めろっちゅうねん!!

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というのがあらすじです。予告編がピークとまで言われている不遇の前作スーサイド・スクワッドから設定や一部のキャラクターは引き継がれたものの、どうにかしてその歴史を消し去りたいのか、前作を観ておくとより楽しめますよ的な要素はビタイチありません!

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これはこれで嫌いじゃないけどね。

 

さて続いては、いつ死んでしまうか分からないスクワッドのメンバーをご紹介!みんなも誰が死ぬか賭けてみようや!

 

★スーサイド・ダービー出走表★

まずはこのシリーズを存続させるのに一役買ったであろうハーレイ・クイン

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単独作『BIRDS OF PRAY ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を経て磨きのかかった狂気と陽気なキャラクターは更にパワーアップ!彼氏募集中とのことなので、もしかしたら真実の愛のために尊い犠牲をあげるかも!

 

次はシリーズ存続には絶対影響してないけど再登場したキャプテン・ブーメラン君

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ブーメランを投げるだけでずる賢く立ち回り、なんとか生きてただけの彼も、今回ばかりは悪運尽きるか!?

 

続いてスーパーマン先生を病院送りにした凄腕狙撃手!ブラッドスポート君

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身体中に仕込んだ銃火器でどんな獲物も百発百中!!しかし意外な弱点が見つかって、死んでしまうかも!?

 

どっかで観たことある顔してるサバント君は近接格闘の使い手!

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ドンパチやってる中で近接格闘するのは絶対無理があると思う!全身蜂の巣になって死亡すること請け合いですね!

 

スターフィッシュ計画の秘密を握っているシンカー君!科学者です!

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死ぬかどうかはどうでもいい!死んだほうがいい!

 

ラットキャッチャー2君はネズミ使い!

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ハーメルンの笛吹きかとツッコミを入れたくなるこの能力がまさかの二代に渡るものなんて!寿命で死にそう!ネズミだけに!

 

ウィーゼル君は人間大のオオカミ?ネコ?それとも毛の生えたヒト?

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気になるから正体がわかるまで死なないで!

 

ふざけた名前にふざけた衣装のポルカドットマン君

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水玉を飛ばして相手をひどい目に遭わせる変なヤツ!お前はアントマン先生の気のいい仲間でいてほしいから生きとけ!

 

デケェ人型のサメ!キングシャーク君

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好物は人間の肉ってだけで生かしておくわけにはいかないんだけど、声がシルベスター・スタローンさんだから許す!感謝しとけ!

 

最後はピースメーカー君!名前の通り平和を愛する感じだけどどうせやばいヤツ!

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行き過ぎた正義というのは淘汰されるもんだ!これは死ぬに一票入れざるを得ないぜ!

 

他にも多くの不良どもが登場するがそいつらは全員死ぬやろ!なんてったってポスターないし!

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死ぬぞ〜!

 

ジェームズ・ガン大暴れ★

さてと…なんかちょっと、よくないですよね、さっきの

 

だって悪人とはいえ人間じゃないですか。それを「誰が死ぬか賭けようぜ!」とか…そういうのよくないと思うわ。人命を軽視し過ぎ。

 

でもなぁ…まじでそれくらいのノリでポンポン人が死んでくのよなぁ…

 

R指定も納得の人体破壊描写は、あまりそういうのに慣れていないぼくにとっては「oh...」でした。結構キツいかも

 

しかしそれで終わらないのが今作。「こいつらの命は使い捨て」と「それでもこいつらが生きていくことは素晴らしく尊い」をギリッギリのバランスで綱渡りしておりました。まぁ、モブは簡単に死ぬけどね。

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血飛沫が花びらになったりするのもギリギリ。

 

終始こんな感じで「笑えるんだけど笑っていいのか分かんない」、限りなくブラックに近いグレーなジョークが挟まれたかと思いきや、「ウォーこの展開!アチィー!!」となるような王道のヒーロー映画のようなキャラクター達の大立ち回り。

 

全編裏切りに次ぐ裏切りで、首根っこ掴まれてグワングワン振り回されてる感じでした。「俺は今何を観せられているんだ…?」ってな感じで。しかし要所で挟まれる時系列の整理や章仕立ての構成で「あ、おけ、次はこれね」となっていくので振り落とされることはないという。こちらもギリギリのバランスです。

 

今作の監督は、DCコミックスにとってはライバルであるMARVELでメガホンを握った経験を持つジェームズ・ガンさんガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』で一躍世界的ヒットメーカーの仲間入りを果たした彼の、センスという言葉ではカバーしきれない悪趣味が全開になっています。

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後ろにいるキャラを軒並み殺すつもりの監督。

 

ガーディアンズ』ほど物語の重要な要素になるわけではないけれど音楽もイカすノリノリ系でしたし、ありとあらゆるところに「節(ぶし)」を感じました。ジェームズ・ガン節」

 

今作みたいな悪趣味全開のB級映画を撮ってた時代にディズニー(MARVELを傘下にしてる激ヤバ資本主義企業)から声がかかって大作を任され大ヒット、かと思いきや過去のツイートが原因で解雇され途方にくれたところでライバルのDCコミックスからのお誘い…といった文脈を知ってる人が観にくるな、というのを狙って作ったんちゃうかっていうくらい、当てにきてました。

 

世界の残酷さや美しさをほぼ同時に味わったとも言える監督だからこそ描ける、命というものにどこまでもドライで、それでいて温かな目線が心地良かったですね。

 

…やっぱウソ。ちょっとだけ気持ち悪って思ってしもうた。

 

とにかくMARVELの数年先まで計画が決まっているが故に生まれてくる、展開やキャラクターの活かし方までガチガチの制約から解き放たれた途端にこんなモン作った監督よ。アンタが一番の極悪人や!!(褒めてます)ディズニー媚びまくり映画やないの

 

というわけで必ずしも万人にオススメできるものではないし、『ガーディアンズ』を期待している人には「ちょっと違うってなるかもよ」と言わざるを得ない、ジェームズ・ガン監督やりたい放題の今作!血や臓物を観たくなったらぜひどうぞ!

 

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曲がったものにも良さがある〜、はーらーだ、たい!ぞー!です!

【模試④-A】ホワット・イフ…?大予習!!

こんにちは!

 

まさか2本立てとは思わんかっただろぉ!!

 

どうもワキリントです。

 

初めてやりました一日2本の記事更新。計画的にやれよってねぇ。何週間か休んだやろって、ねぇ。まぁええやん。

 

『ホワット・イフ…?』の予習ができたら、それでええやん!!レッツゴー!!

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★エピソード紹介★

MCU初のアニメシリーズとなる今作。その見どころはなんといっても、「もしも○○が△△だったら…」が観れるところ!一昔前のモノマネじゃないよ!

 

キャラクターは既に映画やドラマでぼく達の前に登場し、活躍していった人達ばかり。それが「もしも…」の可能性で、違う人生を歩んでいたとしたら?そんなファンの妄想を叶えるのが今作ということです!

 

たとえば第一話は『もしもエージェント・カーターが超人血清を打たれたら?』

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キャプテン・アメリカ先生の理解者として共に大戦を戦った強き女性、ペギー・カーターさんが、超人パワーを手に入れたらどうなるの〜!?

 

その他には『もしもスパイダーマンがドクターストレンジのような魔術を扱えるようになったら?』みたいな「なんでその組み合わせ?」みたいなものもあったり、

 

『もしもヨンドゥが地球から連れ去ったのがピーター・クイルではなくティ・チャラだったら?』みたいな有り得たかもしれないものまで揃えた豊富なラインナップが待っています!

 

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タイトルや設定、キャラクターは明かされており、大まかな話の流れは分かっていても、そこからどう転んでいくかは何もかもが予測不可能!

 

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宇宙の監視者、ウォッチャーさんと「もしも…?」の世界を覗いてみましょう!

 

★早く終わってしまった★

さて、以上で予習はおしまいです!こちらはなんと明日、8月11日からの配信開始!予習にしてはギリギリすぎる!

 

っていうか、短すぎる!あとは他に実写キャストが声を当ててるってことくらいしか言うことがない!

 

しかし、いいかな〜これで。だって、もしも予習を引き伸ばしたりなんかしたら、つまらんノイズが増えてよくないし。計画的にスパッと終わらせるのも、可能性としてはアリかもね。

 

ってなワケで、ぜってぇ観てくれよな(アニメ繋がり)!

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ゾンビになったアイアンマン先生もいるよ!