アメコミ高等教育④~X-MENユニバースの時系列~
こんにちは!前回の最後にお話した通り、今回は本校で最大の授業になると思われます!
そのテーマは!X-MENの時系列!早速始めていきましょう!心してついてきてください!
結論から言います
17年で9作品という、MCUと比べるとスローなペースで公開されてきた数々のX-MEN作品。これだけ聞くと「あ、案外簡単に終わりそう」って思いませんか?
ところがどっこい!「おもしろいからとにかく観て!」と軽々しくオススメできないんです!いや、おもしろいんですけど!!
ではなぜ!アメコミ大好き、X-MEN絶賛ハマり中のぼくが、ここまで皆さんの「見切り発車鑑賞」(造語です)を止めようとするのか!
それはズバリ!!「過去をいじられたせいで色んな矛盾点が生じてしまったから」なんです!!
↑「それさえなければめっちゃオススメなのにィィィ!」って言ってます。ウソです。おふざけはこのへんにしましょう。
原因はコイツです
過去の授業でお伝えした通り、X-MENユニバースの作品は大きく「現在編」「過去編」「ウルヴァリンスピンオフ」の3つに分けられます。
それではまず、これらをひとまとめにして公開順でご紹介していきましょう。びっくりするくらい雑に。
まず『X-MEN』でウルヴァリン先生とジーンさんをはじめとする他のX-MENメンバーが初対面。そして共闘。
先生の過去を知るストライカーさんの企みを阻止するために、ある湖の基地へと乗り込む『X-MEN2』、
ネタバレになっちゃうから詳しく言えないけどジーンさんが敵になっちゃう『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』と続きます。ここまでは「現在編」の時系列通りですね。
で、ここからは「スピンオフ」「過去編」が入り混じって公開されていきます。やや複雑になってきましたね。でもまだ安全です。
『X-MEN ZERO』で先生の過去が丸分かり、
『ファースト・ジェネレーション』でX-MEN誕生の過去が丸分かり、
『SAMURAI』 で先生が日本に飛んで、
『フューチャー&パスト』で先生が過去に飛んで…
ここです。
この『フューチャー&パスト』が全ての元凶です。めちゃくちゃ面白いから観てほしいんですが、時系列こじらせた犯人は間違いなくこの作品。
この作品のストーリーは、現在で起こっているミュータントの危機をもたらした過去の出来事を変え、現在を変えようというもの。なんやかんやあってミュータントの運命は変わるのですが、それが故に様々な矛盾点が生じてしまったんです。
例えばその次の作品『アポカリプス』でほんの少しだけ過去の先生が現れます。そのときジーンさんと対面してるんですが…となると『X-MEN』で先生とジーンさんが出会った時、2人は「あっ!あの時の!!」ってならないとおかしいじゃないですか。少なくともジーンさんはそうなってないと説明つきません。
他にも『フューチャー&パスト』の時点で車椅子生活だったプロフェッサーさんが『ファイナル・ディシジョン』だと元気に立って歩いてるとか、
『ZERO』に出てきた先生のお兄さんの見た目が『X-MEN』だと面影全くないなどなど…矛盾点をあげるとキリがありません。
お兄さんに関してはもはやギャグかと言わんばかりの変わりよう。こんな矛盾がたくさんあるんです。
どう解消しよう??
こんな感じで矛盾だらけのX-MENユニバースですが、考え方一つである程度の矛盾を説明することができます。
何度も言うように『フューチャー&パスト』では、ミュータントの未来を決定づけるある出来事を変えるために現在の先生が送られます。
ここでX-MENユニバースには、
①ある出来事が現実に起こってしまい、そのまま続いていった結果、『フューチャー&パスト』での危機に直面した現在
②『フューチャー&パスト』である出来事を起こさないよう頑張った結果、前述の危機は免れた一方で、起こるはずだった(「現在編」3作の出来事など)ことが起こらなかった現在
という、2つの現在ができたことになります。
つまり、過去のその時点から、「現在編」の時間軸(①)とは異なる、新たな時間軸(②)が生まれてしまったんです。
この考え方を使えば矛盾はほぼなくなります。「今度の作品は①と②どっちの時間軸だ??」という新たな問題はでてきてしまいますが…矛盾を気にしながら観るよりは楽ですね!
理解できましたか…?
以上で今回の授業はここまで!おそらくアメコミ映画界で1、2を争う問題であるX-MENユニバースの時系列、これで理解できたでしょうか!
矛盾はところどころにあるものの、ストーリーが面白いから正直全く気にならない!というのがぼくの率直な感想です!!
逆に「ここで改変されたからこうなるのか〜」となるパターンもあるので、案外悪いことばかりじゃないのかも!皆さんぜひぜひご覧になって下さい!MCU観るより断然すぐ終わる!
それではまた次回の授業でお会いしましょう!来週はイヤホン必須です!お楽しみに!!
課外授業③~MARVEL展&LOGAN展に行ってました!~
こんにちは!怒涛の如きテスト二連戦が終わり、本校もひと段落といった雰囲気です。
そんな今回はテストを頑張ったみなさんにお送りする課外授業!現在六本木で開催されておりますMARVEL展、そして映画の公開に合わせ短期間で開催されたLOGAN展のご紹介をしたいと思います!
MARVEL展
数々のキャラクターが載っているこのポスター、ただ素通りするだけじゃもったいない!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のプロモーションのため、4月に来日していたクリス・プラットさんと、ジェームズ・ガン監督の直筆サインが書かれているんです!どこにあるか探してみるべしです!
実はこのサインが書かれた日、ぼくもここに行こうとしてたんです。ということはご本人に会えたかもしれない…あぁぁ…ことごとく縁がない…
悲しむぼくのテンションを一気に戻してくれたのはこれです!
まさに圧巻!5mにも及ぶアイアンマン像!!ぼくは昼に行きましたが、夜になるとライトアップもされてよりカッコよくなるそうです!
そしてここからは数多くのMARVELヒーロー達を「ミスティック&コズミック」「グローバル」「ローカル」の三種類に分類し紹介するブースがあり、映画で実際に使われた衣装が所狭しと並べられていました!貴重すぎて写真撮影はダメだったので、来てからのお楽しみですね!!
ここからはぼく自身も勉強になったところ。MARVEL・コミックス社の歴史や、創刊第一号の原画など、時代とともに会社やヒーローがどのように扱われてきたかを丁寧に説明してくれてました!
そしてぼくがテンションをあげたのはこちら!
等身大のアイアンマン像!映画のように並べられていて気分はトニー・スタークさんです!
そしてそして!
めちゃくちゃな量があり、その一つ一つに専門的な能力があるアイアンマンスーツをまとめた一覧表!ビジュアルはもちろん、どのスーツがどういった状況を想定して作られた物かが分かるので、これは少年の心をくすぐりましたね!!
MARVEL展の期間中は会場の外にもMARVELがいっぱいでした!
既に展示は終わってしまいましたが、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』でのハルクVSハルクバスターのシーンを再現した像がドーーーン!(語彙力)
ドーーーーン!!!
ドドーーーーーン!!!
とにかく大迫力で圧倒されました!!
LOGAN展
さて今度は前回のテストである『LOGAN/ローガン』の公開記念で開催されたLOGAN展。
こちらでも映画で使われた小道具が展示
されていました!
アダマンチウムの爪だったり、
ローラさんのサングラスや靴などがありましたが、ぼくが一番感動したのはこれです!
日本だけでなく、在住している外国の方々がローガンさんにメッセージを書いているボード!!短い開催期間にも関わらず、ぼくが来た時には既に2枚目のボードに代わっていました!それだけのファンがシリーズを支えていたと思うと、なんだか胸にくるものがありました!
そしてこちらにも演じられた俳優さんゆかりの品が!来日イベントの際に主役のヒュー・ジャックマンさんとジェームズ・マンゴールド監督が採った手形を見ることができました!「これが多くの人類とミュータントを救ってきた男の手か…」とここでも感動!
2つをまとめて
総括として言えるのは「MARVEL」「X-MEN」という存在の認知が広く知れ渡っているということです。
展覧会を開くためにはそれ相応の知名度と見込みが必要不可欠です。どちらもその両方を長年の活動によって勝ち得た結果が、今回の開催ということではないでしょうか!
さて、残念ながらLOGAN展は既に終了してしまいましたが、MARVEL展は六本木にて6月25日まで、そしてなんとなんと!他の場所でも開催されることが決定しております!詳しくは予習がてら公式サイトをご覧下さいませ!!
次回は本校で最大の授業になること間違いなし!ぼくも気合い入れていきます!それでは!!
テスト③-B~LOGAN/ローガン大復習!~
こんにちは!6月1発目となる今回は、予告通りヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリン人生を締めくくる、まさに歴史に残る名作!『LOGAN/ローガン』の復習回となっております!
あーだこーだお話する前に率直な感想を述べておくと、
「こんなアメコミ映画、今まで観たことなかった…」
です。ぼく達に投げかけるメッセージの重みがこれまでのものとは全く違いました…
そんな今回のテストをバッチリ復習していきましょう!予習の際にフワッとしていた情報も、今回できちんとご紹介していきます!
色々とおさらい
まずは主人公のウルヴァリン先生。
今作の舞台となっている近未来では、ウルヴァリンでもローガンでもなく、能力が発現する前の本名である「ジェームズ・ハウレット」と名乗っています。恐れか諦めか、人間として暮らしたい意志の表れでしょうか。
過去に移植された超金属アダマンチウムに体を冒され、ミュータントとしての治癒能力が弱くなってます。体はまさにボロッボロ。
先生は自身の師匠であるプロフェッサーXさん、
他のミュータントの場所を感知できる能力を持つキャリバンさんと、アメリカ-メキシコ間の国境近くで隠れるように暮らしています。
ミュータント最強のテレパスを持つプロフェッサーさんですが、今作では脳疾患を患い、色んな意味で超厄介。キャリバンさんの能力も世界からミュータントがほぼ絶滅したこの時代では無用の長物です。
そんな2人と共にゆっくりと死を待つ先生でしたが、トランシジェンという施設の看護師ガブリエラさんから依頼を受けます。
その依頼というのが、先生のDNAを基にして生まれたクローンのローラさんを、「ミュータントの楽園」 と呼ばれるエデンという場所まで連れて行ってほしいというもの。エデンはアメリカ-カナダ間の国境近くにあると言われている場所。途方もない距離です。
彼女はドナルド・ピアースさん率いるトランシジェンの兵士達から追われる立場。
ご覧の通り身体の一部をサイボーグ化しているヤバい集団なので先生に助けを求めたのでしょう。
こうして先生の最後の闘いが始まる…というのが今作のあらすじでしたね。
ヒーロー映画らしからぬ…
かつては怒濤の攻撃でぼく達を熱狂させたウルヴァリン先生。能力のおかげで2世紀近く生きていた彼であっても老いというものには抗えません。今作では過去の面影のなくなった、つまりヒーローらしさのない先生の姿が描かれます。
また近未来でのX-MENは伝説とされています。しかし先生はコミックに描かれている話を「作り話・虚構に過ぎない」と一蹴します。
ぼく達がヒーローとして憧れていた存在が、その実在性を批判するというのはなかなかショックな場面でした。
「所詮はどんなヒーローも単なる空想である」という、いわばヒーロー映画のタブーとも言えるところを自ら抉っていく姿勢が、今作の挑戦的なポイントだと思います。
本当に最後なの…?
最後だとか言っておいて復活するかもみたいな、生ぬるいあるある展開はこのテストにはありません。ヒュー・ジャックマンさんが演じるウルヴァリン=ローガン先生の幕引きがバチっと示されます。
正真正銘最後の勇姿、皆さんもしっかりとその目に焼きつけてください!
さて、以上で復習終わりです!シメの一言は彼にお願いするとしましょう!ウルヴァリン先生お願いします!
ウルヴァリン先生:やあみんな久しぶりだな。今回のテストはおれが生死を懸けて闘ってる。スクリーンでみんなと会うのもこれで最後だ。
今までX-MENシリーズの作品を観てなかったとしても、「ヒーローの生き様」や「家族の絆」を描いた今作は単体で楽しめるテストになってると思うよ。ぜひ劇場に足を運んでくれ。
ワキ:ありがとうございます!ところで先生、この高校の歴史教師のお仕事はどうしましょう?
先生:それは続けるぞ。まだまだオリジンを紹介できてない奴らはたくさんいるからな。
ワキ:先生〜〜〜〜〜〜〜〜!!一生ついていきます〜〜〜!!
ということでまた次回!それでは!!
テスト③-A~LOGAN/ローガン大予習!!~
こんにちは!今回のテストはX-MENのエースメンバー、ウルヴァリン先生のスピンオフ完結編であり、約17年にも及ぶ彼の歴史にピリオドを打つ一作!
LOGAN/ローガンです!!!早くも今週木曜日、6月1日から全国で上映されます!!!
本校でも幾度となくお伝えしてきたウルヴァリン先生の人生。その終わりを描いた今回のテストは本国アメリカでもアメコミ映画の歴史に名を刻む作品だと大絶賛の嵐。これを見逃すワケにはいきません!!
ということで早速予習に参りましょう!
あらすじとキャラ紹介
舞台は近未来。世界中に人類と同じくらい生きていたミュータントはほぼ絶滅し、先生とその師匠であるプロフェッサーXさんを含めたわずかなミュータントが辛うじて暮らしています。
X-MEN現役時代はバリバリの近接ファイターとして闘いの日々を過ごしていたウルヴァリン先生。今や運転手のバイトをして生計を立てている状態です。
一方のプロフェッサーさんもアルツハイマー病を患い記憶が次第になくなっていっている模様。
更にミュータントとしての能力にも衰えが。先生の持つ治癒能力=ヒーリング・ファクターが次第に力を弱め、今では身体中に傷を負っています。
そんな中、彼らの前に少女・ローラが現れます。
彼女は何者かに追われる身となっており、先生とプロフェッサーさんは彼女をある場所へ送り届ける仕事を任されます。
幼いにも関わらず危機的状況に晒されているローラさん。彼女にはある秘密がありました。
彼女の手から伸びる二本の爪。そう、彼女はなんとウルヴァリン先生のクローンだったのです。
無口で攻撃的なローラに若かりし頃の自分の面影を見る先生。そんな彼にプロフェッサーさんはこう告げます。
「彼女こそミュータントの希望だ」と…
見どころ
①2人の一匹狼の心の通いあい
先述した通り、ローラさんは先生のクローンとしてこの世界に生まれました。親代わりの人間はいたようですが、ミュータントである以上、孤独な存在であることには変わりありません。
そんな彼女の心の底を真に理解できるのは先生だけです。同じ能力を持っているが故の苦悩。無敵であるが故の孤独。そういったところを共有する2人の交流が今作一番の見どころでしょう。
②こだわり抜いた脚本
今作の監督はウルヴァリンスピンオフ第2作『ウルヴァリン:SAMURAI』でメガホンを取ったジェームズマン・ゴールドさん。彼は今作を納得のいくものに仕上げるため、X-MENシリーズでも異例のR指定をかけました。
残酷であるからこそリアルに感じられる、そんな映像が観られることでしょう。治癒能力が衰え傷に苦しむ先生や、幼さ故に能力を理性的に使えないローラさんを表現するためには最適だったのかもしれません。
③「ウルヴァリン」ではなく「ローガン」である理由
タイトルである「ローガン」というのは、軍の実験により超金属アダマンチウムを移植される以前に先生が名乗っていた名前。
ともすれば化物にもとれる「ウルヴァリン」という存在から1つ人間に近づいた「ローガン」のストーリーである、ということでしょう。
おわりに
さて、以上で予習はおしまいです!
これまでの予習とは違って落ち着いたトーンでの紹介でしたが、公開前のぼくをもってしてもこのテンションにさせてしまう緊張感が今作にはあります。楽しみであることには変わりないんですが。
やはりウルヴァリン先生=ヒュー・ジャックマンさん、そしてプロフェッサーさん=パトリック・スチュアートさんという、X-MEN人気を長きに渡り引っ張ってきた2人が引退される寂しさなのでしょうか。
しかし、だからこそ2人の最後の勇姿をこの目に刻まなければいけません。皆さんもぜひ映画館に足を運び、彼らの人生のフィナーレを見届けてみてはいかがでしょうか!
それではまた次回!復習でお会いしましょう!
アメコミ高等教育③~X-MENユニバース~
こんにちは!今回は久々のアメコミ高等教育!しかも今までの高等教育とはひと味違う、テストのための高等教育です!
次回のテストは何かといいますと、X-MENのエースであり、本校の歴史担当教師でもありますウルヴァリン先生のスピンオフシリーズ完結編!
『LOGAN/ローガン』です!!
実は今作、ウルヴァリン先生を演じるヒュー・ジャックマンさんがウルヴァリン先生役から引退する、いわば「ウルヴァリン最後の作品」。約17年間の歴史に終止符を打ちます。
…ってえっ!?17年間もやってたの!?!?
そうなんです。X-MENシリーズはあのMCUよりも長い歴史を持ってるんです。となると…
今から全部観て『LOGAN/ローガン』に間に合わせることなんてできない!!
となる人が続出するわけです。
というわけで今回の高等教育はMCUより長くて複雑なX-MENユニバースをザックリあらすじと共にご紹介!『LOGAN/ローガン』にバッチリ照準合わせていきましょう!
まずは大きく分けてみよう
17年という長さにうんざりしてしまいがちですが、実はX-MENユニバースの作品数は『LOGAN/ローガン』も合わせて9つ。
そしてそれらは「現在編」「過去編」「ウルヴァリンスピンオフ」の3つに分けられるんです!なんとかなりそう!って思う方、なんとかなりません。理由はまた別の授業で。
現在編3作
①X-MEN(2000年)
シリーズ第1作目。マグニートーさん率いるブラザーフッドによる、人類をミュータントに変えちまえ!とかいう嬉しいんだかやめてほしいんだか分からない計画を阻止します。ウルヴァリン先生の仲間意識はまだ低め。
②X-MEN2(2003年)
ウルヴァリン先生の師匠でありX-MENの(色んな意味で)精神的支柱のプロフェッサーXさんが人類に捕らわれ、ミュータント撲滅に利用されそうになるのを阻止します。先生の過去もチラッと分かったりして。
③X-MEN ファイナル・ディシジョン(2006年)
現在の完結編。人間になれる薬を巡って再びブラザーフッドと対決です。先生に訪れる選択の時。ぼくだったら耐えられない。
ウルヴァリンスピンオフ3作
①ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)
『X-MEN2』でチラッと分かる先生の過去もこれでバッチリ。以前の授業でもバッチリ。
②ウルヴァリン:SAMURAI(2013年)
過去に命を助けた男と再会するために訪れた日本を舞台にヤクザと闘います。アメコミ世界での日本のイメージが現実とかけ離れてて笑ってしまう。
③LOGAN/ローガン(もうすぐ公開!)
ミュータントがほぼいなくなった世界を舞台に、ヒゲオヤジに成り果てた先生が最後の闘いに身を投じます。渋すぎる。
過去編3作
①X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年)
冷戦下のアメリカを舞台に、若き日のプロフェッサーさんとマグニートーさんが世界で最初のX-MENを結成します。2人の友情と別れがツラい。
②X-MEN:フューチャー&パスト(2014年)
現在編と過去編のキャラがまさかのコラボ。先生が時代を超えてミュータントの存亡を懸けて奔走します。
③X-MEN:アポカリプス(2016年)
ハイパーウルトラチート級のミュータント相手ではどんな特殊能力もちっぽけに見えてしまいます。さて勝ち目はあるのか!!
たくさんあるけどとりあえず…
さて、作品の紹介は以上です!『LOGAN/ローガン』をより楽しむためには現在編3作と『ZERO』だけでも観ておくのが得策でしょう!
過去編が絡んでないといえばウソになるのですが、それを一気に教えると混乱してしまいそうなので今回のところはこの辺で!
次回は『LOGAN/ローガン』の予習回です!ウルヴァリン先生のためにもバッチリ教えていきますよ〜!それでは!
おいおい!俺ちゃん忘れんなよ!
テスト②-B~GotG:リミックス大復習!!~
こんにちは!!今回は銀河の個性派ヒーロー集団、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの第2作、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』をネタバレなしの復習回となっております!
今作の公開は先週の金曜日だったんですが、実はこのワキリント、運良く月曜日の試写会で一足先に観ることができたんですね。その上で予習の授業をしなきゃいけなかったんですが、まぁ〜大変でした…だって展開分かってるから…
振り返って前回を見てみると、「あっ、これもう復習のレベルまで話してんじゃね?」みたいなこと書いてました。土下座。
しかし!だからこそ今回の復習回では良いものをお送りできるのではないかと!早速参りましょう!
最初から「GotG」だった
派手なビジュアル、軽快なガーディアンズメンバーのトーク、それぞれの個性が光るバトルシーン、そしてそれを盛り上げる音楽…どれをとっても前作からの遺伝子を引き継いだ、文句無しのオープニングでした!もはやラストバトルくらいの勢いで一気に現実からガーディアンズの世界へ!
ベビー・グルートが皆さんを案内してくれます。このときのグルートが可愛いんだこりゃ。
明かされるピーターの過去
前作では謎に包まれていた、スター・ロード ことピーターの出生の秘密が、突如現れピーターの父親を名乗るエゴという男によって明かされます!
彼は一体何者なのか?なぜ地球を離れたのか?本当にピーターの父親なのか?なぜ今このタイミングでピーターの前に現れるのか?様々な謎が次々と明かされていくストーリー展開に目が離せません!
今作のテーマは…
監督のジェームズ・ガンさん曰く、前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は「家族になること」がテーマだったそう。
では今作の『リミックス』ではどんなテーマかというと、「家族であること」がテーマだそうです。
何事も始めることより続けることの方が困難です。それはどうやらガーディアンズにも言えることのよう。
しかも彼らはそれぞれ辛く苦しい過去を持っています。そのことが問題をより複雑にしています…素直になれない彼らの気持ち、皆さんにもきっと共感できるハズ!
一貫したテーマとして「家族」というものが一貫しているガーディアンズシリーズ。今作では新キャラクターも加わり、家族にも広がりが見えています。
サノスの下で武器として育てられたガモーラ&ネビュラ姉妹、
脳筋オジサンことドラックスと感情を読む能力を持つマンティスの心の通い合い、
暴言アライグマ(アライグマって言うな!)のロケットと見かけによらずカワイイもの好きのヨンドゥ、
地球から攫った張本人でもあり、大きくなるまで生きる術を教えてきた、いわば「育ての父」であるピーターとヨンドゥ。
これらの関係性がストーリーとどう絡んでいくのかに注目してご覧ください。
おわりに
さて、以上で今回の復習はおしまいです!
ノリノリで観られる楽しい映画でもあり、家族の愛にホロッと泣ける感動作でもあり、頭を空っぽにして観られるおバカ映画としての一面も持つ今作はMCU作品の中でも傑作と呼ぶにふさわしい!
友人や恋人はもちろんですが、反抗期の息子さんや娘さんと行くのがぼくのオススメです!間違いなく関係が良くなる!(ハズ)
まだまだ劇場で公開されているメガヒット作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、観て損はございません!保障します!ぜひ劇場へ足を運んでくださいね!それでは!
テスト②-A~GotG:リミックス大予習!~
皆さんこんにちは!!とうとうこの日が近づいてまいりました!!
え?何の日かって?
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の日本公開日ですよ!!遂に今週の金曜日、5月12日から全国でロードショーです!!
『ドクター・ストレンジ』から早4ヶ月、今回はMCUの中でも異色のヒーローチームが(また)銀河を救っちゃいます!
過去2回の授業では、前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバー、そしてキーアイテム『最強ミックス』についてご紹介しましたが、続編となる今作ではさらにパワーアップしております!今回の授業ではストーリーも合わせてご紹介!早速始めていきましょう!!
あらすじと新キャラ
舞台はある惑星から始まります。前作での功績のおかげで彼らは様々な仕事を請け負うようになってるようです。
脳筋オジサンのドラックスさんが気色悪い怪獣に立ち向かうとか。キミ達毎度毎度命懸けか。
その惑星にはDNA操作により完璧な生命として生まれてきた「黄金の種族」が暮らしています。が…コイツら、自分たちが完璧であるのをいいことにまぁ〜…
(長いタメ)
感じが悪い!!他の種族を完全に下に見てる!
黄金の種族の長であるアイーシャさんは感じの悪さも長の名を語るにふさわしい!この野郎!どんなキャラかも曖昧なまま紹介せないかんこっちの身にもなれ!(八つ当たり)
チームのメンバーも(コイツらホントに感じ悪いな…)みたいな顔してますね。
そんな黄金の種族を凶悪暴言アライグマ(アライグマって言うな!)のロケットさんが怒らせちゃったからさぁ大変。助けてあげたのに今度は追われるハメに…!
もうヤバい!となったその時、何者かが彼らを手助けします。
それがこのエゴさん。なんちゅう名前や。
触れた相手の気持ちを読んだり、少々なら気持ちを変えたりもできる能力の持ち主である付き人、マンティスさんと共に彼らの前に現れます。
どうして助けてくれたの?というかそもそもアンタ誰?という問いに、エゴさんは驚きの返答。
「私はお前の父親だよ。ピーター。」
なんやてぇ〜!?!?!?どういうこと〜!?!?というところであらすじはこの辺で。これ以降の展開はぜひ映画館で!
見どころ
①新たなガーディアンズ
これまでのメンバーに加え、今作では新たなメンバーも加入し更なるパワーアップ!
まずはネビュラさん。前作では敵として、義理の姉にあたるガモーラさんに異常な執着を見せていましたが、今作でも彼女への敵対心は相変わらずなようです。んなもんメンバーに入れるガーディアンズの懐ハンパじゃない。菩薩か。
続いてヨンドゥさん。ピーター少年を攫った宇宙盗賊団「ラヴェジャーズ」の首領としての力は健在。手に持つ矢でどんな敵もバタバタ倒します。
そしてエゴさんの付き人であるマンティスさんも加入して、もう個性のすし詰め状態。彼らが戦いやストーリーにも新たな変化を見せてくれるハズ!
②オリジナルメンバーの変化
まずは前作での戦いの影響でちっちゃくなっちゃったグルートさん。
つぶらな瞳のベビー・グルートとして今作のマスコット的な役割を果たしています。もちろん戦うぞ!
そしてまさかのピーター・クイルさんとガモーラさんがなんかいい感じに!?聞き捨てならんぞ!
前作では即席チームでしたが、時を経て絆も深まっているオリジナルメンバーのやりとりにも注目です!
③最強ミックスvol.2!!!
ガーディアンズのストーリーを盛り上げるのに欠かせないのが、懐かしの洋楽ヒット曲の数々!
ポスターでセットリストを紹介するくらい注目度の高いガーディアンズの名曲たちでノリノリになってください!
実は…
残念ながら情報社会で避けられない問題であるネタバレ。ですが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は今でも詳細なネタバレがないんです。
というのも!監督のジェームズ・ガンさんが「世界で一番遅い日本公開までネタバレはしないで」とファンにお願いしたからなんです!めっちゃいい人!それに応えるファンもいい人!キャストもいい人!すっごーい!
というわけでネタバレもなく、ハラハラドキドキで観ることができる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、ぜひぜひ映画館に足を運んでくださいね!それでは!!