こんにちは!6月1発目となる今回は、予告通りヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリン人生を締めくくる、まさに歴史に残る名作!『LOGAN/ローガン』の復習回となっております!
あーだこーだお話する前に率直な感想を述べておくと、
「こんなアメコミ映画、今まで観たことなかった…」
です。ぼく達に投げかけるメッセージの重みがこれまでのものとは全く違いました…
そんな今回のテストをバッチリ復習していきましょう!予習の際にフワッとしていた情報も、今回できちんとご紹介していきます!
色々とおさらい
まずは主人公のウルヴァリン先生。
今作の舞台となっている近未来では、ウルヴァリンでもローガンでもなく、能力が発現する前の本名である「ジェームズ・ハウレット」と名乗っています。恐れか諦めか、人間として暮らしたい意志の表れでしょうか。
過去に移植された超金属アダマンチウムに体を冒され、ミュータントとしての治癒能力が弱くなってます。体はまさにボロッボロ。
先生は自身の師匠であるプロフェッサーXさん、
他のミュータントの場所を感知できる能力を持つキャリバンさんと、アメリカ-メキシコ間の国境近くで隠れるように暮らしています。
ミュータント最強のテレパスを持つプロフェッサーさんですが、今作では脳疾患を患い、色んな意味で超厄介。キャリバンさんの能力も世界からミュータントがほぼ絶滅したこの時代では無用の長物です。
そんな2人と共にゆっくりと死を待つ先生でしたが、トランシジェンという施設の看護師ガブリエラさんから依頼を受けます。
その依頼というのが、先生のDNAを基にして生まれたクローンのローラさんを、「ミュータントの楽園」 と呼ばれるエデンという場所まで連れて行ってほしいというもの。エデンはアメリカ-カナダ間の国境近くにあると言われている場所。途方もない距離です。
彼女はドナルド・ピアースさん率いるトランシジェンの兵士達から追われる立場。
ご覧の通り身体の一部をサイボーグ化しているヤバい集団なので先生に助けを求めたのでしょう。
こうして先生の最後の闘いが始まる…というのが今作のあらすじでしたね。
ヒーロー映画らしからぬ…
かつては怒濤の攻撃でぼく達を熱狂させたウルヴァリン先生。能力のおかげで2世紀近く生きていた彼であっても老いというものには抗えません。今作では過去の面影のなくなった、つまりヒーローらしさのない先生の姿が描かれます。
また近未来でのX-MENは伝説とされています。しかし先生はコミックに描かれている話を「作り話・虚構に過ぎない」と一蹴します。
ぼく達がヒーローとして憧れていた存在が、その実在性を批判するというのはなかなかショックな場面でした。
「所詮はどんなヒーローも単なる空想である」という、いわばヒーロー映画のタブーとも言えるところを自ら抉っていく姿勢が、今作の挑戦的なポイントだと思います。
本当に最後なの…?
最後だとか言っておいて復活するかもみたいな、生ぬるいあるある展開はこのテストにはありません。ヒュー・ジャックマンさんが演じるウルヴァリン=ローガン先生の幕引きがバチっと示されます。
正真正銘最後の勇姿、皆さんもしっかりとその目に焼きつけてください!
さて、以上で復習終わりです!シメの一言は彼にお願いするとしましょう!ウルヴァリン先生お願いします!
ウルヴァリン先生:やあみんな久しぶりだな。今回のテストはおれが生死を懸けて闘ってる。スクリーンでみんなと会うのもこれで最後だ。
今までX-MENシリーズの作品を観てなかったとしても、「ヒーローの生き様」や「家族の絆」を描いた今作は単体で楽しめるテストになってると思うよ。ぜひ劇場に足を運んでくれ。
ワキ:ありがとうございます!ところで先生、この高校の歴史教師のお仕事はどうしましょう?
先生:それは続けるぞ。まだまだオリジンを紹介できてない奴らはたくさんいるからな。
ワキ:先生〜〜〜〜〜〜〜〜!!一生ついていきます〜〜〜!!
ということでまた次回!それでは!!