こんにちは!今回のテストはX-MENのエースメンバー、ウルヴァリン先生のスピンオフ完結編であり、約17年にも及ぶ彼の歴史にピリオドを打つ一作!
LOGAN/ローガンです!!!早くも今週木曜日、6月1日から全国で上映されます!!!
本校でも幾度となくお伝えしてきたウルヴァリン先生の人生。その終わりを描いた今回のテストは本国アメリカでもアメコミ映画の歴史に名を刻む作品だと大絶賛の嵐。これを見逃すワケにはいきません!!
ということで早速予習に参りましょう!
あらすじとキャラ紹介
舞台は近未来。世界中に人類と同じくらい生きていたミュータントはほぼ絶滅し、先生とその師匠であるプロフェッサーXさんを含めたわずかなミュータントが辛うじて暮らしています。
X-MEN現役時代はバリバリの近接ファイターとして闘いの日々を過ごしていたウルヴァリン先生。今や運転手のバイトをして生計を立てている状態です。
一方のプロフェッサーさんもアルツハイマー病を患い記憶が次第になくなっていっている模様。
更にミュータントとしての能力にも衰えが。先生の持つ治癒能力=ヒーリング・ファクターが次第に力を弱め、今では身体中に傷を負っています。
そんな中、彼らの前に少女・ローラが現れます。
彼女は何者かに追われる身となっており、先生とプロフェッサーさんは彼女をある場所へ送り届ける仕事を任されます。
幼いにも関わらず危機的状況に晒されているローラさん。彼女にはある秘密がありました。
彼女の手から伸びる二本の爪。そう、彼女はなんとウルヴァリン先生のクローンだったのです。
無口で攻撃的なローラに若かりし頃の自分の面影を見る先生。そんな彼にプロフェッサーさんはこう告げます。
「彼女こそミュータントの希望だ」と…
見どころ
①2人の一匹狼の心の通いあい
先述した通り、ローラさんは先生のクローンとしてこの世界に生まれました。親代わりの人間はいたようですが、ミュータントである以上、孤独な存在であることには変わりありません。
そんな彼女の心の底を真に理解できるのは先生だけです。同じ能力を持っているが故の苦悩。無敵であるが故の孤独。そういったところを共有する2人の交流が今作一番の見どころでしょう。
②こだわり抜いた脚本
今作の監督はウルヴァリンスピンオフ第2作『ウルヴァリン:SAMURAI』でメガホンを取ったジェームズマン・ゴールドさん。彼は今作を納得のいくものに仕上げるため、X-MENシリーズでも異例のR指定をかけました。
残酷であるからこそリアルに感じられる、そんな映像が観られることでしょう。治癒能力が衰え傷に苦しむ先生や、幼さ故に能力を理性的に使えないローラさんを表現するためには最適だったのかもしれません。
③「ウルヴァリン」ではなく「ローガン」である理由
タイトルである「ローガン」というのは、軍の実験により超金属アダマンチウムを移植される以前に先生が名乗っていた名前。
ともすれば化物にもとれる「ウルヴァリン」という存在から1つ人間に近づいた「ローガン」のストーリーである、ということでしょう。
おわりに
さて、以上で予習はおしまいです!
これまでの予習とは違って落ち着いたトーンでの紹介でしたが、公開前のぼくをもってしてもこのテンションにさせてしまう緊張感が今作にはあります。楽しみであることには変わりないんですが。
やはりウルヴァリン先生=ヒュー・ジャックマンさん、そしてプロフェッサーさん=パトリック・スチュアートさんという、X-MEN人気を長きに渡り引っ張ってきた2人が引退される寂しさなのでしょうか。
しかし、だからこそ2人の最後の勇姿をこの目に刻まなければいけません。皆さんもぜひ映画館に足を運び、彼らの人生のフィナーレを見届けてみてはいかがでしょうか!
それではまた次回!復習でお会いしましょう!