【テスト⑬-A】アクアマン大予習!!
こんにちは!先日の節分、恵方巻きを買うためだけに外出しました。ワキリントです。
普段ならば一歩も外に出ず食事をとらない、なんていう選択肢も生まれてくるのですが、その日ばかりは恵方巻きのために重い腰を動かした次第です。
別に日本の習慣だからそうしてるとかじゃないんですよ。美味いからです。あんなに美味いもん食わせておいて「喋るな」なんて非合理的もいいとこです。
そんな話は置いといて、今回は2019年最初の純アメコミ映画を予習していきます!そりゃあもうこれを観るためだけに外出するという動きは超絶合理的なので皆さんオススメです(は?)
さぁいきましょう!!
『アクアマン』じゃぁぁぁぁぁ!!!!
ザッパァァァァァァァァァン!!!!!
WoooooooooHooooooooo!!!!
あらすじとキャラクター
今作の主人公、アクアマン先生ことアーサー・カリーさんは、超スピードでの水中移動をはじめとした水陸両用の身体能力、そして全ての魚と会話ができるヒーロー!
先生は今作で初めて、海中の大帝国であるアトランティスの王位継承権を持っていることを明かされます。
それを知らずになぜ陸での生活を送っていたのでしょう?それは彼の特殊な生い立ちにあるようです。
というのも、先生の母親であるアトランティスの女王アトランナさんは、ひょんなことから灯台守をしている先生の父親と恋に落ち、先生を授かったのです。
これにアトランティスの王、ネレウスさんはブチギレでしょう。ただでさえこのご時世不倫は禁忌とされてますから。義理の息子である先生とはどういうテンションで関わっているのか…
話を戻して、先生はアトランティス人と人間のハーフ。幼い頃から力を持っていた先生は、あまり周りと馴染めなかったようです。
どことなく『賢者の石』っぽい幼き頃の先生。
そんな先生を救ったのが恋人(?)のメラさん。
『ジャスティス・リーグ』ではなんとなーくぎこちない感じでしたが、今作でその辺が詳しく描かれるのでしょうか?
美人さんやわぁ〜。
そんなロマンスをする間もなく、アトランティスの王位継承権を争うことになっていく先生。
異父兄弟のオームさんが今回のメインヴィランとなりそうです。いかにも先生に明確な殺意を持っていそう。巡り巡って陸で暮らす人類にも敵意を向けていそう。完全な偏見です。
そして他にも先生の命を狙うブラックマンタさんが今作のヴィランとして立ちはだかります!多分どっちかが小物で終わる!!
先生の周りには敵ばかりとは限りません。有能な科学者であり、また政治にも精通しているヴァルコさんが心強い味方として先生をサポート!!
味方の面構えではない。
緑の時からえらい心変わりしてるやんけ!!
さぁアトランティスの王位の行方は、そして人類がどう絡んでいくのか!!楽しみですね!!
見どころ
まずは何と言っても海中世界の美しさではないでしょうか。
まるでピカソやゴッホよりも普通に好きな人がいそうな画家・ラッセンが描いたような煌びやかな海の世界。息を飲むこと間違いなしでしょう!!
それとは対照的に、今作はホラーテイストも採用されているそう。
実在の海棲生物はもちろん、邪悪なオリジナルクリーチャーの見た目にも要チェックですね!!
こんな感じでもわかるように、今作は舞台のほぼ全てと言ってもいいくらい、「海」へのこだわりがひしひしと伝わってきます!!
個人的な見解としては今作のメガホンをとったジェームズ・ワン監督がそのこだわりを牽引したのではないかと思います。
ハンドパワーやってるのが監督です。
観たことない『ワイルド・スピード ICE BREAK』にも通じる、一つの要素に対するこだわりが上手く活かされているといいですね!!
比較なんかすんな
さて、以上で今回の予習はここまで!!
謎に包まれた人類未踏の地、そこにパワーのルーツを持つヒーロー、彼らの中で起こる王位のいざこざ…
おや?これってもしかして…
『ブラックパンサー』と話似てるんじゃね??
先ほど並べたようにいくつかの類似点はございますが、感情を表にあまり出さないブラパン先生と、豪放磊落・爆裂ワイルドなアクアマン先生とでは話は全くの別物になりそう!!
似てるにしろ似てないにしろ、2019年のスタートを告げる今作!!見逃すなんてできっこない!!是非とも大きなスクリーンでアトランティスへと向かいましょう!!それでは!!
ドッポォォォォォーーーン!!!!
【進路指導】DCの今後について本気出して考えてみた
こんにちは!最近映画だけでなく、演劇も観るようになりました!!ワキリントです。
いいものが撮れるまで、納得がいくまで何度でもチャレンジできる映画と、そのときの本番一発勝負で役者の生の迫力がダイレクトに伝わる演劇。それぞれの良さがあるので、映画とはまた一味違った楽しみ方をしています。
このように、世の中の全ての事柄は金子みすゞ曰く「みんな違ってみんないい」ワケなんですが…近頃不穏なウワサを耳にしました。
DCコミックスの新作映画『アクアマン』が、これまでのDCEUのムードとは一線を画す明るい作品になる、ということ。
最大にして最強のライバル、MARVELコミックスのお化けコンテンツMCUにならって、大人も子供も楽しめる娯楽作品へとシフトしていこう、というのです。
ただちょっと待ってくれと。そこにぼくはストップをかけていきたい所存。
一体何がどうしたんだと。デップーでイジられるくらいダークでシリアスなのがDCEUの持ち味でしょう?それをかなぐり捨ててまでテコ入れするのは必要だろうか…
「みんな違ってみんないい」とはいえ、MCUと比べてしまうと圧倒的にパッとしない(マジでごめんなさい)DCEU。アメコミ全般を愛するぼくといたしましては、「アメコミ界にDCEUあり」と言わんばかりの、MCUを揺るがすような存在に是非ともなってほしいところ。
というわけで今回は進路指導と称しまして、なぜこうなってしまったのか、 今後どうしていけばいいのかを本気出して考えてみようと思います。
炎上、どんと来やがれ!!!
「やっべぇ!」感が出すぎ
DCEUの第1作目『マン・オブ・スティール』は2013年公開、その当時のMCUはといえば『アイアンマン3』など、既に『アベンジャーズ』の大成功による盤石な体制を整えていました。
その時点で時すでに遅し感がエグいのですが、いちいちライバル会社の公開時期なんて気にしてたらラチがあきません。
しかしぼくが問題に取り上げたいのは映画の公開時期ではなくて、映画の企画が始まりだした時期。小難しい話だけど必死でついて来てください。
『マン・オブ・スティール』の映画企画が始まったのは2008年6月。その時期MCUは4月に『アイアンマン』を公開させ、これが下馬評を覆す大ヒットを飛ばしていました。
……………………焦って企画してるやろ、絶対。
どうあがいてもそういう邪推をせざるをえないタイミング。なまじ当時はあまり知られていないB級ヒーローだったアイアンマン先生を扱った作品が異例の大ヒットでした。
その上おまけ映像では『アベンジャーズ』の存在が仄めかされたもんだから、DCの上層部の焦燥感は煽りに煽られたことでしょう。
「おいやべぇぞ…ヤツら…まだまだ先がある…!!」ってな感じで。
そんなDCEUに一言申したい。
「アンタの芝生整えろや」と。
コミックスの人気を二分している以上、意識してしまうのは致し方ないことですが、己の持つコンテンツを信じて悠然と構えてほしかった…今やスーパーマン先生やバットマン先生がドタバタ走って慌ててるイメージしか浮かんでこない。彼らは堂々と仁王立ちしているからこそヒーローたり得るのに。
まだ仁王立ちできてたスーパーマン先生。
マジメのベクトルが刺さらない
ユニバースのスタートに大きな遅れをとってしまったとはいえ、明るいMCUとシリアスなDCEUという風にキレイな棲み分けがされているのはナイスなポイントでしたよね。
『ダークナイト』シリーズで細マッチョのイメージがついていたバットマン先生のビジュアルを、己が身一つを武器とするファイトスタイルを裏付けるゴリマッチョに変えたのは英断だったんではなかろうかという個人的見解。
ただそういうのって映画に活かすことができなければコミックスのファンにしかアピールにしかなってない点で非合理的ではないでしょうか。事実ベン・アフレックさん演じるバットマン先生はビジュアルこそコミックスから飛び出してきた素晴らしさですが、イマイチ俊敏さに欠けてしまう。
どれだけストーリーに注目されるようになってきたとはいえ、アクション映画なんだから力を入れてくださらないとカッコよくないですよ。
ただでさえまともな会話できないコミュ障おじさんにさせてるんだから。ビジュアル以外のバットマン先生の扱いはもっと改めないとファンがどんどん離れちゃいますよ。
そして何よりマジメさのベクトルが間違っていると思ったのは『ジャスティス・リーグ』の特典映像(マニアックなとこついてごめんなさい)ですよ。皆さんどんな映像があったと思います????
「絶滅の危機にあるコウモリのためにセット解体して巣を作りました」ですよ????
誰に向けてのやねん!!!!!!!!!!!!!!!
MCUの俳優たちが不治の病に犯されている子供達に勇気を与えている中でお前らは何を図画工作しとんねんと。それを見せてこちらに何を求めているのかがサッパリ伝わらないんですよね。
血が通ってない
初めて作品の内容に言及するチャレンジをしたいと思います。
DCEUってねぇ…
悪役がパッとしないんだよなぁ…
社運をかけた『ジャスティス・リーグ』の敵が元の俳優誰やねんレベルのCGになっとる。その上リーグのメンバーが1発ボコボコにしてスッキリ爽快とか、そういう幕引きでもないんですよね…釈然としねぇ。
名前出すのもめんどくせぇしょうもないヴィラン。
それだけならMCUにだってありますよ。ウルトロン君なんて元の俳優メガネかけてましたから。「いやお前ウルトロンを作る側やん」っていう顔。
しかしDCEUはそれだけでなくてメンバー全員が人智を超えたスーパーパワーを所有している上に銃弾打ち込まれても死なないので親近感を抱きにくいし、ありとあらゆる舞台や出てくる自然の事物が現実的ではないのでリアルさに欠けます。
1個目にも通じるところがありますが、このタイミングでの公開に間に合わせるためのCG多用がこちらにはやっつけに見えてしまうんですね。それを2時間レベルで観せられるこっちの身にもなってくれと。
おめぇに言ってんだよ。
どれだけ時間がかかってもいいからなるべくリアルにこだわって欲しいですね。
結論
さて、DCEUについてあーだこーだと書き殴りましたが、皆さんはいかがでしょうか?これでも「アメコミはMARVELだけ」と言えますでしょうか?そう思っているアメコミ好きはぼくの予想より確実に多いと思います。未だにスーパーマン先生がMARVELのキャラクターだと思っている人も少なくありません。
そんな方々に謙虚さと優しさを込めてこう言いたい。
「ナメんじゃねぇ」と。
ナメられてご立腹のスーパーマン先生。
「いやナメてないっすよ、信じてください」顔のフラッシュ君。
焦り、迷走、こだわり。様々な要素が作用して(もちろんMARVELのプロデュースも上手い)厳しい状況に立たされているDCEUですが、ぼくはまだまだこんなもんじゃないと信じています。
そもそもMCU以前、アメコミ映画の覇権はDCが握っていました。つまりいずれはDCに風向きが変わる時代が来るということ。その時までに今の至らない部分を改善すれば、再び仁王立ちするヒーロー達を観れるということです。
ですからDC派の皆さんは今の状況を憂う気持ちは忘れずに、それでいて自身の好きなものを貫いていただければと思います!!それでは!!!
【始業式】2018年振り返り&2019年こんなのあるよ!
こんにちは!そしてみなさま、1週間遅れのあけましておめでとうございます!!おそらく日本で一番「寝正月」という言葉が好きなワキリントです!
本日は2019年1発目にふさわしい、昨年のアメコミ映画の振り返りと今年の予告を紹介していく回でございます!
以前だとこの内容は年末最後の授業にしていたのですが、ちょうどその日はクリスマス。そんな時に振り返りとかやってると大切な人と一緒に過ごせなくて僻んでる感じが出てしまうので脳内コントをしてしまいました。
そして元日が火曜日になってしまった今年。寝正月が大好きな僕は「いや〜流石に元日にブログ読む人やらおらんやろ」とか都合のいい理由づけをして、またも1週間の休校をしたのですが、蓋を開けてみると閲覧数は途切れることなく…
………暇なん???
正月くらいはネットじゃなくてテレビに向き合っておかないとこの世から箱根駅伝が無くなります。これは由々しき事態。若者たち(同世代やけど)がタスキに込めた熱き青春のリレー無くして新年が始まったとは言えません。
そんなわけでまずは振り返りからしていきましょう!!
2018年公開作品まとめ
3月 ブラックパンサー
昨年は1発目からスゴかった!父の死により王座を継ぐことになった「半分、青い」主人公は、国を、世界を守れるのか!
この作品といい「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」といい、MCUの中でも社会派といいますか、現代のアメリカを鋭く風刺したような作品は興行的に成功してるんですね。アラブのどっかの国は映画の上映が長らく禁止されてたらしいんですが、その再開1発目がこの作品。いかつい爪痕を残しました!
4月 アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー
昨年はこの作品抜きには語れないでしょう…!MCUヒーローの活躍の裏で暗躍し続けていた悪の親玉・サノス君が、宇宙のいたるところに散らばったインフィニティ・ストーンを求めてあちらこちらでひょっこりはんします!あら可愛い!
登場していた時間数を見てもサノス君が一番長かったりと、ヒーロー映画の常識を覆すような内容の本作。衝撃度が高すぎて、軽い気持ちで観れない映画No.1に輝いております。
6月 デッドプール2
縦横無尽、唯一無二!アイツがスクリーンに帰ってきた!どんな映画をも荒削りにネタにしていく元祖悪質タックル!予算も増えて色んなことできるようになったね!おめでとう!!
この作品の凄い(ヤバい)ところは、過去改変のせいで何がなにやらワケ分からん状態になっていたX-MENシリーズを「そして知りたいと思っても(デップーのせいで)知れなくなったので、そのうちカーズは考えるのをやめた」状態にしたところ。あそこまで振り切って何がどうなったん?ってしてくれるともういいわ。ってなりますね。続編まみれの映画業界(特にアメコミ映画)に対する最大級の風刺ですなぁ。耳が痛い。
8月 アントマン&ワスプ
インフィニティ・ウォーの結末以降、沈んでいた気持ちに対する効き目バツグンの特効薬としてのアントマン先生!!ほのぼのといいますか、癒し系といいますか、重苦しい雰囲気を軽快に取っ払ってくれたのはありがたかったー!!
父と娘、元ネタとは違いますが美しい「おっさんずラブ」が本作の持ち味。家族愛っていいなぁ。世界を守るとかぶっ飛びすぎちゃって困っちゃうって人にもオススメの作品ですね!!
11月 ヴェノム
出たなテメェこの野郎。アメコミ映画だから紹介してやるがよぉ〜、こちとらお前の出来のせいで今にも頭プッツンきそうなんだぜぇ〜!!暴行事件寸前までおれの堪忍袋刺激しやがってよぉ〜!!
去年最後のアメコミ映画がこれってのはよぉ〜、フランス料理のフルコースのデザートが消費期限切れの腐ったフルーツで作られてたってくらいの後味の悪さだぜ!!
…さっきからジョジョネタも多いっすね。
というわけで今年の実写アメコミ映画は以上になります!アニメまで広げると『ニンジャバットマン』が公開されましたが、実写作品でのDC作品はゼロ。予定されていたX-MENシリーズの新作も持ち越されたりと、どこか不完全燃焼な一年だったかも知れませんね…
さて今年はどうなるか!!ラインナップを見ていきましょう!!
2019年公開予定作品まとめ
2月8日 アクアマン
DC派のみなさまお待たせしました!今年の1発目はDCからスタートです!!『ワンダーウーマン』のように、単独作品は高評価なDCEU (『ジャスティス・リーグ』に謝れ)。いかにも夏っぽい雰囲気なのに真冬公開なのは置いといて、公開してから3週連続第一位の興収成績を収めている事実を見ても、大きな期待が持てますね!!
3月15日 キャプテン・マーベル
ここに来てアベンジャーズ結成前に遡るMCU!長い歴史の中でようやく女性ヒーローが登場しました!!片目を失う前のニック・フューリー長官や、S.H.I.E.L.D.の凄腕エージェントであるコールソンさんが登場するのも見どころですが、何よりも主人公の謎に包まれた誕生の秘密!!複雑そうなオリジンに注目したいです!
4月12日全米公開 ヘルボーイ
地獄生まれ、地上育ちの強面ヒーローがリブートです!!まさかこのシリーズがアメコミ映画だったとは…不肖ワキリント、不覚でございます!一刻も早くこれまでの作品を観返さねばー!!
4月19日 シャザム!(仮題)
見た目は大人、中身は子供のスーパーヒーロー!?魔法の呪文「シャザム!」で変身する、DC発のぶっ飛びヒーローがスクリーン狭しと駆け回ります!!デップーみたいになるんでしょうか?どんなテイストになるのか気になりますね!!
4月26日 アベンジャーズ:エンドゲーム
長きに渡るMCUの総決算(前も同じこと言ってた気がする)!!残されたヒーロー達の、愛する人々を失った数々の一般人の、そして我々、アメコミを愛する全ての人間たちの!!サノス君へのAvenge (報復)が始まる!!
個人的に前作と今作を観てない人のことはこの世代に生まれていないのも同じだというくらい過激な思想を持っているので絶対に観てください。いやマジで。
6月 X-MEN:ダーク・フェニックス
昨年公開予定だった作品その1!強大すぎる力を持つジーンさんを中心にしたコミックスでも有名なエピソードを、過去編のキャラクターが集結して映像化!!その先に待つのは平和か、地獄か!!
7月5日全米公開 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
『エンドゲーム』の数分後の世界から始まるとされている、スパイダーマン君の新作!今年のMCU単独作はキャプテン・マーベル先生然りスパイダーマン君然り、ヒーロー像の多様性を広げていく感じがあって微笑ましいです(は?)
8月2日全米公開 X-MEN:ザ・ニュー・ミュータンツ
昨年公開予定だった作品その2!若きミュータント達を集めてチームを作ったはいいものの、どうやら大変なことになるそうです!!新たな試みとしてホラーテイストが盛り込まれるようでして、『13日の金曜日』で目を覆ったぼくとしましては、今年一番の鬼門となるであろう作品です!!
そもそも本当に公開されるかどうかわかんねぇけどなぁ!!
10月4日全米公開 ジョーカー
とうとうやりやがった!バットマン先生の宿敵であるジョーカー君の単独作が出ちゃいました!!とりあえず『ヴェノム』の二の舞になることだけはやめていただきたい今日この頃です。
さて、今年公開される実写作品も以上で紹介終わりです!ホントはアニメで『スパイダーバース』も公開されるのですが、とりあえず実写のみで!それでもこの作品数というのは嬉しい限りでございますね〜!!
それでは、今年もよろしくお願いします!!
【脳内コント】クリスマスにありがちな風景
こんにちは!クリスマスマーケットの存在を今年初めて知ったワキリントです。
前々から思っていたんですが、なぜ人はクリスマスだからとわざわざこんなクソ寒い中を歩き回ろうとするんでしょうね。そういう人々の幸せはクリスマス返上で働いている誰かの悲しみの上に成り立っている。愛する人々とクリスマスの幸せを共有することを禁じられた誰かのお陰で幸せがあるということを忘れてはならない。
え?お前はどうなんだ、ですって?
昼にバイト終わってからどこも出歩いてねーわコンチクショーめ!!
すいません取り乱してしまいました。最近最低1回は取り乱してみなさんに暴言を吐いている気がしますね。苦情はサンタにでも言っといてください。
ということで今回は「アメコミ世界でのクリスマス」をテーマに、ぼくの妄想を垂れ流していくだけ。何の役にも立たない今年最後の記事をお届けしたいと思います。
ハッピーアメコミスマス!!(は?)
その1:アイアンマン先生&ハルク先生
このお二方はアベンジャーズの中でも随一の頭脳を誇る科学者コンビでございます。しかし今回はその頭脳をメルヘンチックに稼働していただきましょうね。
まずはアイアンマン先生(トニー・スタークさん)がハルク先生にサンタクロースの格好をさせようとするわけですよ。当然ハルク先生に変身する前のブルース・バナーさんは「なんだってぼくがそんな格好しなくちゃならないんだい!?しかもハルクで!?」となるじゃないですか。なるんですよ。なぜならこれはぼくの妄想だから。
そこでトニーさんは「君じゃないとダメなんだよ。キャップでもソーでもない。君じゃないと、いや、君だからこそなんだ」とか言うわけですよ。
ブルースさんが問いただすとトニーさんは少し考えて「ブルース。残念だが世間はハルクを恐れてる。世のため人のために働いている姿を見せるんだ、街を壊してウォーとか唸ってるんじゃなくてな。そうすればその考えも変わるかもしれない。」と諭すんです。なるほどまさしく、常に世界中の力を持たざる人々のために動こうとするトニーさんらしい提案。
これに賛同したブルースさんはハルク先生に変身してサンタコスチュームを装着。白い口ひげを蓄えたハルク先生にトニーさんは、
「いいじゃないか、似合ってるぞ?グリンチ」って言う。
はい。こういうのが続いていきますからね。ブラウザバックするなら今のうちですよ。
その2:ガーディアンズの面々
もう彼らにはめちゃくちゃなクリスマスを送ってほしい。
スター・ロードさんはクリスマスソング(ワム!とかかな)を聴きまくりながら『GotG2』で着てたシャツの宇宙キャンディをモリモリ食べていてほしい。
ガモーラさんにはスター・ロードさんが作ってくれた人生初のエッグノッグをフーフーしといてほしい。可愛い。
ロケット君はマンティスさんがグルート君をクリスマスツリーに見立てて可愛い人形とかを飾っているのに腹を立てといてほしい。
そしてドラックスさんにはただただ気配を消してナッツを食べておいてほしい。
気配を消す理由はただ一つ。心の中では亡き奥さんと娘さんに想いを馳せているから…
なんだかんだ言ってガーディアンズで一番の苦労人だと思うんですよね彼って。年齢的には父親的なポジションにあるから、弱さを見せることができない。表になかなか現れない深い悲しみを噛み締めながら、それでも目の前の息子たちがわやくちゃクリスマスを楽しんでいるのを眺めていてほしい。
その3:番外編
ここからは一言で済ませときましょうね。ガーディアンズも大体一言で終わってますけども彼らはやっぱり家族なので別格のクリスマスである。謎理論を展開した。
・プレゼントを開けたら毒蛇が襲いかかってきたのでロキくんにキレるソー先生
・通常運転で犯罪をするジョーカー君とやめてほしそうなバットマン先生
・リアルスイートクリスマスのルーク・ケイジさん
・スリングリングで七面鳥の丸焼きをどこかから奪ってくるドクター・ストレンジ先生
・目を離した隙に七面鳥の丸焼きが奪われてギョッとする老人(誰かはわかるでしょ)
・道路が凍ってたのでツルッと滑って大ダメージを受けるフラッシュさん
以上です。は〜妄想楽し。
それでは皆さん、良いお年を!!
【救済】アメコミが公開され尽くしたアメコミ好きはどうなってしまうのか?
こんにちは!そして超超お久しぶりでございます!ワキリントでございます!
これまでも休校する事は数えきれないほどありましたが、今回に関しては前代未聞の1ヶ月!!それもそのはず、私ワキリント、大学生活を終えるために最も重要な卒業論文を書いていたため、授業どころじゃねーという状況になっておりました。
周りの方々にとっても1ヶ月というのは長い期間だったようで、本校にも度々登場するふかづめさんのブログでは、本来ぼくの仕事である「色んな映画をアメコミ映画にこじつける」作業をご自身の記事でなさっており、ワキリントイズムを絶やさないように尽力していただいておりました。どうもアリス。ようやくリンクの貼り方を覚えました。重ねてアリス。
そんなこんなでようやく荷が降りました!今日から再開していきたいと思います!!皆さんお待たせしました!え?そんなに待ってない?というかそこまで関心なかった?
関心、あれや!このアホンダラァ!!!
すみません取り乱してしまいました。卒論のストレスがぼくを狂わせた、そういうことにしといてください。決してふかづめイズムとかそういう類のものではないので。えぇ。
イエモンを褒めちぎる話をして以降、何の記事もあげてないにも関わらず閲覧が途切れなかったのは大変喜ばしい事でしたが、これでは本校の最終記事がアメコミじゃないとかいうわけ分からんことになってしまいます。早急にアメコミ関連の話をしていきたいところ。
しかしですね、一つ重大な問題が本校には降りかかっておりましてですね。
それはこの年のアメコミ映画、出尽くしてる問題。
個人的人生ワースト映画『ヴェノム』を最後に(そう考えるとめちゃくちゃ後味の悪い一年でしたね。このクソッタレ!)、今年の純アメコミ映画は出尽くしてしまいました。
読んでもらえている記事はやっぱり新作映画の予習復習なんですね。そういうのにやる気が向いてしまうのも人の性というものでございまして、他の記事はあまり需要がないのではないか、イエモンの記事が2位とかなったからいっそのこと雑記ブログにでも方向転換しようか、「やっべ〜、何テーマにするかわからーん」という状態になってしまうと。まぁこういうわけです。
というか、記事にするかどうかじゃなくて、マジで次のアメコミ映画が公開されるまで何をしたらいいか分からない、と。露頭に迷うのですよ。こういう時期って。
とはいえ1ヶ月以上休校するといよいよ失踪説を疑われるので、何したらいいか分からない状態を記事にするという悪あがきをします。
見切り発車だから何も決めてないよ⭐︎
なんか知らんけど過去作を観る気にはならない
「次の映画公開されるまでこれまでの作品観ときゃいいじゃん。バカなん??」と思われたそこのあなた。あなたは一つ大きな勘違いをしています。
それくらいは日常なんですよねぇ。
過去作を観るのは既にぼくの生活リズムに組み込まれておりますので、それ以外の時間をどないせぇっちゅうねんということが今回の迷いになっているわけですね。
同じ作品を何度も観るのもなかなか強靭な精神力がいるんですよねぇ。それすらももうやり尽くしてるといいますか。トチ狂って字幕なしで観てみたり、音声解説で観てみたり。もうアホ程観てるわけです。アメコミ映画は。
そもそもの「生きる気力」がなくなってしまう
「この世の全ての映画はアメコミ映画なんでしょ?なんか借りて観ればいいじゃん。何被害者ヅラしてんの?コーンポタージュ頭にぶち撒けるよ??」と思われたそこのあなた。ぼくだってそうしたいのはやまやまですがちょっと落ち着いてください。そうそう。持ってるポタージュはテーブルに置いて。
ぼくみたいな「人生をアメコミに救われた人間」からしてみれば、言わばアメコミ映画こそがガソリン、人生の伴侶となるわけでございます。ここまでは簡単なお話ですね(違う)。
しかし純アメコミ映画でないといけません。この世に転がっているこじつけアメコミ映画は中古の油、成り行きでデキちゃった責任で結婚したパターンと同じ。悲しい話ですが、ぼくの人生を明るくする存在にはなり得ません。
あ、『ヴェノム』は別ですよ。あんなもん映画界の闇に永遠に葬られてしまえ。
グッズでは心のスキマは満たされない
そんな状況を何とか打破しようと、今年の東京コミコンでは狂ったようにグッズを買いまくりました。
「は?お前DVD以外買わないって言ってたじゃん。全然破ってない?コンソメスープ頭にぶち撒けるよ??」と思っているそこのあなた。ちゃんと欲しいものを買っているから。やんわり守ってるっていうのも書いてたよねぇ?そういう確認不足でキレるのは良くないよ。あと制裁のバリエーション増やしなね。スープだけだとこっちも飽きちゃうから。どうしてもぶち撒けることに拘るなら味噌汁とかどうだろう。国際色出るよ。
確かに欲しいものを買ったし、実際殺風景で彩りのない部屋が賑やかになったので多少が気が紛れましたが、物言わぬグッズたちとどう心の交流をとっていけば良いものか。
こうなってくるともう、頭の中で映画の好きなワンシーンを思い出して空想に耽ることでしか心が昂りません。そういう時に限って鮮明にシーンの詳細が出てくるんですね。それはもう怖いくらい覚えているの、あなたの匂いや仕草や全てをといった具合のHY状態です。これを次の新作公開まで続けろと?こちとら366日の如き長さに悲しく身悶えているというのに?
うわぁぁぁぁぁぁぁん!!早くぅぅぅぅぅ!!
おかしいでしょう。そう言って笑ってよ。
感情が爆発したので終わります
さて、自分でも引くくらいアメコミの無い数カ月に苦しむ様子をお伝えしてまいりました今回の授業。いかがだったでしょうか。復帰して1発目がこれなのはちょっとマズいかもしれませんね。反省はするけど後悔はしません。記事の公開はします(うまい)。
やっぱりなんでしょう、せっかく学校という設定でアメコミの知識をお伝えしていくのが本校の存在意義ですから、このブログを読んでいる皆さんからのちょっとした疑問をすくい取って、「なるほど!」と思っていただけるような記事を作っていくことがぼくの願いでございます。ですから皆さんにはポタージュでもコンソメでもなく、ありとあらゆる素朴な疑問をぶち撒けていっていただけると助かり倒します。
みたいなコメント乞食をかませるようになったのも、1ヶ月更新せずとも閲覧が続いたという小さな喜びを受けてのこと。今後とも末長くよろしくお願いいたします!
それでは!
【暴挙】お願いだからTHE YELLOW MONKEYのことをお話しさせてください
こんにちは!ワキリントです。
本日は相当内容に迷いました。アメコミ界に走った衝撃。スタン・リー御大の訃報。こちらを受けて記事を丸々変えるべきじゃないかと。
たとえばこれまで御大が出演してきたカメオシーンを羅列して彼の茶目っ気と作品への愛を知らしめることだってできたし、拙い訳で御大を悼むアメコミ俳優の方々のツイートを翻訳し、彼がどれだけ愛されてきたかを表現することだってできました。
ただなんというか、うすら寒いといいますか、親密な関係を築けているわけでもないのにこういう時だけ「悲しいわ〜、つらいわ〜」とかやることこそが最大の侮辱なんじゃないかと思っちゃった次第でございます。ただでさえ勝手に終身名誉校長にしてますからなおのことです。
それにとある人はこう言っていたそうです。「漫画家は幸せ者だ。たとえ彼が亡くなったとしても、彼が作ったキャラクター達が生き続ける」と。
そうだよ。御大の想いがたくさん詰まったキャラクターがいるんだよ。それはもう御大みたいなもんだよ。
ぼくたちは今日も明日も御大が届けてくれた数々のキャラクターのヒロイズムに感服し想いを繋ぐのみ。エクセルシオール。
だからイエモンのことを話させてください。
脈絡などクソほどもございませんが今回はただただジャパニーズロック界の至宝THE YELLOW MONKEYを紹介していきますので心をぶち抜かれる準備をして読み進めていただけたらなと思います。
ちなみにメンバーの紹介はしません。彼らの人間性は曲を聴けば100%分かります。
あといつもだったらサムネイル付きで載せるんですけど公式動画だからか再生できんでやんす。リンク貼っとくんでとりあえず聴いてみましょう。そしてもう戻ってくるんじゃない。
アオ!!!
パール
THE YELLOW MONKEY – パール - YouTube
ベストアルバム的なものにも収録され、ライブで流れると必ず盛り上がる定番曲です。
何がすごいってボーカル・ギター・ベース・ドラムという、バンドの最少単位でこれほどの破壊力を出してることでしょう。個々の能力が高いからこそなせる技。
どのパートにも魅力があって何から手をつけていいのかさっぱり分からん。とんでもないテーマで記事を書いとるんかもしれん。もはやこの曲がイエモン初めて聴くひとに最適な曲かすら不安になってきた。
プライマル。
THE YELLOW MONKEY - プライマル。 - YouTube
初めてイエモンに触れたのがこの曲でした。マジで免許合宿中こればっかり聴いてテンションを一人でブチあげてましたね。
彼ら、実は2001年で活動休止、そのまま2004年に解散してるんですが、この曲はそんな彼らが活動休止前に出した最後の作品。だからって湿っぽくしないのがいいよなぁ。サングラスかけてるのも潤んでる目を見せたくないからなのか?などと邪推してみたりして。
2016年に再結成を果たし、復活ライブの一曲目もこの曲です。「終わりと始まりの曲」。ええやん。結局彼らは曲の使い所というか活かし方を分かっているから、ライブで観客の心を掴んで離さないんでしょうね。
MY WINDING ROAD
THE YELLOW MONKEY – MY WINDING ROAD - YouTube
おーし。こっからどんどん初見の皆さんを突き放していくからそのつもりでいてくださいね。
前の二曲の方がむしろ「イエモンにしては落ち着いている方の色彩」であって、こういうのが彼らの世界観であり表現のやり方なんですよね。
今まで触れてなかったですがどう考えてもボーカルを務める吉井和哉さんが書く歌詞の色気たるや。ルックスも相まって月経が三日くらい早まりそう(は?)。
ALRIGHT
ALRIGHT / THE YELLOW MONKEY - YouTube
再結成後初めての新曲。全員50過ぎのおっさんなはずなのに何このパワー。「おっさんずラブ」に彼らが出ていたら田中圭など風の前の塵に同じだったでしょうね。観たことないから知らんけど。
あともうファッションがすごい。ここまで個性的な柄なんて普通着れないし、着たとしても「服に着させられてる」状態になってしまいがちなところを平然をきこなす抜群のスタイルの良さ。全員180cm超えてますからね。音楽番組で嵐の櫻井翔と並んだ時なんてちょっと不憫に思ってしまった。
SO YOUNG
THE YELLOW MONKEY – SO YOUNG - YouTube
ロックバンドはゴリゴリかき鳴らしてナンボなんですけど、そんな中で真価を問われるのがバラードなんですよねぇ。
この曲のアウトロが狂おしいほど好きなんですよ。24時間聴いてたいんだ。おはようからおやすみまでSO YOUNGのアウトロ。なんの苦でもない。
あまりにもベタすぎて外した『JAM』然り『球根』然り、イエモンはバラードにハズレがない。愛を囁くしか能のないバラードロックバンドはその圧倒的な力の差に打ちひしがれるがいい。
天道虫
THE YELLOW MONKEY – 天道虫 - YouTube
最新作。老齢にしてなお少年のような無邪気さを放つ吉井和哉さんがイカすし、やっぱ何と言っても全員がそれはそれは楽しそうに演奏しているのが眼福待った無し。
元はイギリスのロックだったりデヴィット・ボウイに影響を受けているんですが、なるほどこの、中国の艶やかなネオンにも映えますなぁ。
「麻雀」というひと単語のみでここまで広げられる比喩能力の高さ。「自転車のチリンチリン」でM-1優勝したチュートリアルも彼らの影響を受けているかもしれませんね。
以上。まだまだ喋り足りませんがこの辺にしておきます。
いやぁ〜、これでヴェノムの毒も抜け切れたかなぁ。やっぱり褒め倒すのが一番気持ちいいや。調子に乗ってエレファントカシマシのことも話したくなってきた。
それではみなさん、お付き合いありがとうございました。
サッ!オブライフ!
【テスト⑫-B】ヴェノム大復習!!
デッドプール:おっひさ〜〜〜〜!!!俺ちゃんだよーーー!!
ようお前ら元気してたか?俺ちゃんは今どっちの政党に投票しようか真剣に悩んでるとこだ。国民の関心事だもんな。みんながその話題で持ちきりだ。ジャパンと違ってな。
ちょっ!おいおい!キレんなって法学部!流石の俺ちゃんでも、今回ばかりはジャパンを責めることはできねぇよ。
だってヴェノムたんの映画が公開されちまったからな。
いや〜んこわ〜い!俺ちゃんチビっちゃう〜っ!
ところでお前らこう思ってない?「なんでデップーが出てきてるんだろう」って。
実は今回、例によって例のごとく公開日に観に行ったアイツ(よっぽど暇なんだろうな)がこう思ったんだとよ。
「あかん。これは褒めようとしても褒められん。」ってな。
調子こいて「好きなものとどう距離をとっていくか」なんていう記事を書くくらいだから、アイツにもアメコミ映画だからといって手放しで褒めないという理性があるんだよな。
amecomihighschool.hatenablog.com
何偉そうに語ってんだこいつ。
とはいえこんな3年間バズり知らずのブログを飽きもせず続けてきた男。多少のお情けで残念なところもうまーく、うすーく(0.02mmくらいかな)覆い被せてきた、愛情でパンパンの男なんだが、今作ばかりはどうもむき出しじゃねーと気が済まねぇらしい。
何がすごいって、最近「もう人や物を貶めて笑いをとるようなことはしたくない」と誓ったアイツにここまで思わせた落とさざるを得ない出来だよ。
そんなアイツが「代わりに書いといてくれ、おれにはどうすることもできん」って言うもんだから俺ちゃん律儀に観に行ったよ。
で思ったわけ。「この映画をどーにかするには政治から変えなきゃ」ってな。
ってなわけで、筆舌に尽くし難い内容のせいでアイツまでもが記事の方向性を見失い、この俺ちゃんがマジメに政治をお勉強しちゃうくらいの映画『ヴェノム』を復讐復習していくぜ。
あらすじ(笑)
あらすじは大体予習回と一緒だな。つまりはあらすじ以上のことが起こらねぇってことだ。これってマジでヤバい問題だと思わねぇか?
俺ちゃんだったらこう思うね。「こんなそのまんまあらすじなぞってる映画、チラシ読んで終わりじゃん」ってな。
こういうのの裏にあるやつな。
一般的に映画を印象に残すために、というか映画の原則として「起承転結」があるもんだ。俺ちゃんみたいなテキトーキャラの映画にすら起承転結はある。多分。
厳密に言うとこの作品にだって展開と呼べるものはある。けどこれは起は長いわ承はグダッとしてるわ転は弱いわ結はユルユルだわで、マジで特筆すべき「プロらしい」話運びがないんだよ。
「この程度なら俺ちゃんにもかけるんじゃねーか?」みたいな謎の自信すら湧いてくる不思議な作品だ。作家志望の奴に勇気を与えられる。この作品の存在意義はこの一点のみだ。
キャラクター(笑)
キャラクターはいいな?主人公のエディ、そいつに寄生するヴェノムたん。この二人を覚えとけば何の問題もなく観れる。
あととりあえずエディの信念をカネと権力でねじ伏せるドレイクのことも片隅に入れとけ。こいつは人類の未来のためには進化が必要っていう名目で宇宙からシンビオート(ヴェノムたんの素)を持ってきて人体実験しまくるんだ。
作中で何やらもっともらしいゴタクを並べちゃあいるが、冷静に考えてくれ。宇宙に行く必要なんてこれっぽっちもねぇんだ。要するにコイツはただ地球にシンビオートを持ち込ませたいがために脚本にねじ込まれた、倫理観ぶっ壊れた大富豪の天才という皮を被った本末転倒バカだ。
他のキャラクターで何かいうことといえばアレだ。彼女役の髪が信じられんくらいサラサラってくらいだな。
キャスティングで言うと非白人の扱いがマジで雑だ。「コイツは別に話に大きく絡みもしないしどうせ死なすから、人種差別と男女差別の批判抑えるためにアジア系の女にしとけ」みたいな脚本段階でのクソみたいなやりとりが透けてみえるんだよな。
こいつぁ新種の迫害だぜ。
最悪(迫真)
で、だ。こういうことが巻き起こっていたとしても、「この映画はアクション映画!アクションに力入れてるから他が疎かなだけ!」って言えるんだ。
しかも今回はヴィランが主役で、アイツも「どれだけ悪になりきれてるか!」ってところに注目してたんだ。要するに他がどんだけクソでもヴェノムたんの極悪アクションさえ拝めればそれで万歳できる用意はできてたんだよ。「革命だ!」ってな。
そんな中この作品が届けてくれたのはどいつもこいつも揃って食料にするつもり、だけど地球が「なぜか」気に入った上に「たまたま」相性の良かった宿主に手懐けられて心地良いwin-winライフを送る「テンションになった」人喰いスライムだ。
なんじゃこの茶番。
もうこの作品をSONYが作った理由に「キャラクターの映像化権をMARVELに戻したくないから」以外思いつかねぇよ。30分くらいしか練ってねぇだろこの脚本。
ただ最後にこれだけは言わしてくれ。
エンディングのエミネムがサイコーだ。
SONYはエミネムに会社の経営権譲渡しろ。今回はこれくらいにしといてやる。
ここまでボロクソ叩いたら逆に観たくなってきたか?でもな、いつもよりネタバレのラインを緩めに設定したからマジでこの記事以上のことは起こらねぇぞ。
自己責任でよろしくな。じゃ、あばよ。
「「はいどうも〜!ヴェノムでっす!!」」