【こぼれ話⑪】ヘッダーを変えました
こんにちは!コロナで絶賛失業中のワキリントです。
アルバイト先が感染の危険性を鑑み休業してしまったので、23歳にしてゴミみたいな生活を送ることになってしまいました(23で就職してないのも考えようによってはゴミですが)。きゃ〜!大変大変〜!!
その上外出自粛が推奨される昨今、その辺を散歩することすらはばかられるじゃないですか。ただでさえ「若者が遊ぶから年寄りに移す!感染拡大は若者のせい!」とか言われるし。はぁ?脳天カチ割ったろか。
家にいてもやることが限られているので鬱屈としがちですが、そんな我が家に舞い降りた奇跡のアイテムがあるんです。
それがPhotoshopとIllustrator。もはや説明不要とも思われる画像を加工したりロゴっぽいものを作れるスーパーおもしろソフトとその指南書を手に入れたことによって、ぼくの生活はいくらか実りのあるものになっています。
というわけで今回は前々からやりたかったことをやり遂げたので発表したいと思います。
はてなブログのヘッダーを手づくりしました。
ずーっとやりたくてやりたくて、でもあーだこーだと悩んでいたんですがこれを機にやったれ!ということで作りました。
既にスマホでご覧の方はご確認いただけてるのですが、本校ははてなブログProじゃないので、パソコンでお越しいただいている皆さまに発表したいと思います。はいドン。
ご覧ください。バリバリの初心者なので画像がボヤけてしまいました。まぁこれで著作権対策をしたということで温かく見守ってください。
世間のアメコミ好きがやりがちな、アメコミって言っといてMCUばっかりの薄い加工だけはしたくなかった(ええ、disってます)ので頑張ったつもりですが、この出来を見ると…五十歩百歩やないかい(disらないでください)。
技術向上に伴いヘッダーも変わっていくと思います。こういう時期だからこそ進化を止めずに前だけを向いて頑張っていきたい。あざす。
次はブログのアイコンを変えようと思っています。そろそろ校章みたいな、そういう感じのアレをああしていい感じにしていきたいんですよね。その前に技術の研鑽が必要なんですけどね。時間だけは腐るほどあるので頑張っていこうと思います。
はい。今日は終わりです。
アメコミだけでなく様々な映画が公開延期に追い込まれている昨今。みんなで耐えましょう。ヒマだという方は本校の校章を作ってみてはいかがでしょう?ご応募お待ちしております。
それでは!
【テスト㉒-B】BIRDS OF PREY ハーレイクインの華麗なる覚醒 大復習!!
こんにちは!先日人生初のパンケーキを食しました。どうもワキリントです。
長年世の女性たちの心を掴んで離さないパンケーキ、さぞ美味いのだろうと思いつつも、日頃の身だしなみ、言動、趣味嗜好などの観点から「自分のような男が行ってしまうと店の品格が損なわれるのではないか?」という不安からどうしても足を運ぶには至らなかったのです。高いお金払うんだったらメガ盛り牛丼食った方が遥かにコスパ良いですからねぇ。
がしかし!ありとあらゆる不安要素を取り除き!「食べ方が分からないからついて来てくれ」と女性をお誘いし!遂に対面したパンケーキの美味さたるや!
そりゃ心を掴んで離さんわ!!という感じでした。感動もひとしお。
というわけで今回はパンケーキと同じくらい女性(と男性と色んな人)の心を鷲掴みにしている『BIRDS OF PREY ハーレイクインの華麗なる覚醒』を復習していきたいと思います!
男性の評価は割と分かれているようですが、さてぼくはどうだったのか。まぁ読んでくださいよ。
★ハーレイクインってどんなキャラクター?★
まずは今作の主人公、ハーレイ・クイン君の基本情報をおさらいしましょう。本来なら歴史の教師をお呼びしていくところなのですが、せっかく登場するならご自身のワンダーな作品が近くなってきた頃にしたかったので、今回はぼくが紹介しますね。
彼女の本名はハーリーン・クインゼル。元はゴッサム・シティにある精神病棟とは名ばかりの収容所、アーカム・アサイラムに勤務する精神科医でした。
日々患者のカウンセリングに励んでいた彼女でしたが、ある日運命の出会いを果たします。それがあの(どの?)ジョーカー君。これが彼女の人生を大きく狂わせてしまいます。
最初はカウンセリングを粛々と進めていた彼女でしたが、いつしか彼のカリスマ性に魅了されてしまい恋の虜に。脱獄にまで手を貸してしまった彼女は、化学工場で「おれのために死ねるか?」といういかにも支配欲の塊みたいなセリフを真に受けヤベー薬品の中にドボン!
こうしてジョーカー君の愛のために生き、ジョーカー君の愛のために戦うラブウォリアー、ハーレイ・クインとして新たな人生を歩むことになったのです。
こうした経緯は映画の序盤で説明されるので必要なかったかもしれませんが、今作ではジョーカー君と出会う前の生い立ちまで明かされます。だからと言ってなんだということもないのですが。
ちなみにハーレイ・クインという風に「・」が付くのが正式名称なのですが、その辺はまぁテキトーでいいです。正解が分かってりゃ言い方なんてどちらでもいいんすよ。大らかに生きましょう。
★あらすじ★
というわけで今作のあらすじです。
予習回でも言った通り、今作ではまさかの破局をしてしまうハーレイクイン君とジョーカー君。前回数々の予想を行いましたが結局真相は明かされませんでした。なんなら一番の関心を持っていたのに。
「どうして教えてくれないの〜!?!?」という観客の思いを代弁してくれています。
髪を切る、浴びるように酒を飲む、ローラースケートレースで相手選手の鼻を折る、ハイエナをペットにするなど、女性が考えうるありとあらゆるハートブレイクを悲しむ彼女でしたが、遂に吹っ切る決心をして思いついたのは思い出の化学工場を爆破すること!いかにも女子が思いつきそうな吹っ切り方ですね。
壁に絵を描いてナイフでメッタ刺しにしたりもします。
破局の噂がゴッサム・シティ中に広まって動くのは警察だけではございません。彼女による過去の奔放な振る舞いで散々な目に遭いながらも、ジョーカー君への恐怖で報復に来れなかった悪人たちがこのまたとない機会を狙ってハーレイ君に襲いかかります!!
それだけでも彼女にとってはサイテーな1日の始まりですが、捕まってしまったのがブラックマスク君ことシオニス君だったからたまりません。
全国のユアン・マクレガーファンの皆様ご安心ください。マスクはほぼ被りません。
彼は無数の男たちを束ねて軍隊を作り、ゴッサム・シティを支配しようと目論んでいる残忍なレイシスト。理由なき女性蔑視をする彼に命を奪われるよりはマシだと盗まれたダイヤを取り返す任務につくことになった彼女が大胆不敵にも向かった先は警察署!!
ダイヤを盗んでしまったアンラッキーなスリ少女、カサンドラちゃんを確保したハーレイ君ですが、複雑な状況が発生してしまい引き渡すにはいかない状況に。
どんなことが起こってしまったのでしょう?ちょっと予想してみましょう。
・もう売ってしまってどこに行ったか分からない。
・車の外から投げ捨ててしまった。
・バットマン先生が取り返してしまった。
・特殊なダイヤでカサンドラの体と一体化してしまった。
・アイアンマン先生の絵を描いてしまって著作権上映せない。
・お母さんに「預かっておくからね〜」と言われてしまった。
・ダイヤじゃなくてタイヤだった。
この辺にしておきましょう。もう二度としたくありません。
さっさと引き渡して終わらせるはずが、予期せずして少女と交流することになってしまったハーレイ君。せっかくジョーカー君がいなくても一人で生きていけることを証明したかったのに、ブラックマスク君の下請けとして動かなければいけなくなって…このままでいいの!?
否!!世界で一人だけのかけがえのないハーレイ・クインの人生を誰にも邪魔させたりなんかしない!!
華やかな生活のために、自分自身の尊厳のために!ハーレイ、覚醒!!
はい、カッコいい〜。
★囚われた女性たち★
今作ではハーレイ君と同様に、思うような人生から脱却しようともがく女性キャラクターが登場します。予習回ではちょっとした紹介に留まっていましたが、せっかくなので一人一人しっかりめに魅力を伝えていきたいと思います。
まずは事件の発端となるスリの少女、カサンドラちゃん。
愛情のない里親の元で暮らしているせいもあって大人への反発が止められない彼女。スリをしちゃう分別のなさも相まってあろうことかハーレイ君に「大人の女性になるためのコツ」なんか聞いちゃいます。聞く相手間違ってるって。壇蜜とかにしないとそういう相談は。
続いては悪人を追うゴッサム市警の女刑事、レニー・モントーヤさん。
大きなヤマを解決したのに手柄を同僚の刑事に横取りされて以来、万年ヒラの刑事という立場に甘んじているという割とリアルに不憫な方です。なんか知らんけどこういう不遇な女刑事に限って推理の能力だけはピカイチなんですよね。
戦う相手は屈強で血気盛んな若い男ですから、二人は戦闘になるとなかなか力を発揮できません。そんな二人と対照的なファイターもいます。
まずはシオニス君の経営するクラブでシンガーとしても働くブラックキャナリーさん。
「ここは男の世界〜♩」とかいう差別丸出しの歌を歌い今作の男性の描かれ方を端的に示してくれるガイド役です。
何の説明もなく格闘スキルは一級品で、襲いかかる男たちをあれよあれよという間に宙に投げ飛ばします。これじゃあどっちがカナリアか分かりゃあしないぜ。
最後はダイヤに関する過去に何やら関係があるハントレスさん。
クロスボウを巧みに使いこなし容赦無く相手を葬り去る彼女ですが、下手したら今作で一番キュートでチャーミングなネタキャラです。
彼女の目的は単なる復讐。人生を懸けた仇討ちの最中にハーレイ君とシオニス君のイザコザに巻き込まれても文句ひとつ言わない優しいハントレスさんを駆り立てるほどの相手とは!
かくして集まってしまった最凶最悪のガールズ・チーム!血湧き肉躍る真夜中の女子会が始まりでっせ!!
★「そういうのもう観たよ」のオンパレード★
さて、この辺で今回の授業はおしまいにしましょうかね。
今作の見所は何と言ってもハーレイ君をはじめとした女性たちがスクリーンを所狭しと駆け回るアクションに尽きますね!
いくら戦闘スキルが高いとはいえ、純粋な腕力では鍛えたチンピラ軍団に勝てないハーレイ軍団の面々。そんなディスアドバンテージを打開するために彼女たちが取る作戦が「徹底的に急所を攻める」攻撃。
膝や喉、キャンタマなどをお構い無しにバットやハンマーでフルスイングしていく様は爽快感と共に同情すら覚えるエゲツなさ!!「Oh…」って言っちゃう。痛そうすぎて。
そのような視覚的には派手さのない地味に痛いダメージを、ハーレイ君仕込みのカラフルな環境で行うことによって「映え」なアクションに仕上がっております。
しかしそれがいいことなのかは別の話。水飛沫を撒き散らしながらの戦いは『アクアマン』、最終決戦の場は『シャザム!』…全体的なハーレイ君の立ち位置は『デッドプール』…といったように、あらゆる要素の引用があまりにも近い。アメコミ映画のオマージュをアメコミ映画でやるなよぉ。芸がないと思われるだろぉ。『デッドプール』以外は越えられてたと思うけどね。
スローモーションを多用して飛沫がいい感じに撮れていたように思います。
ですので「いや、そういう画はもう観たんやけど…」と悲しいかなイマイチ乗り切れなかったのが本音です。これほどまでに「男性からの解放」「女性としての自立」をテーマにキャラクターたちが頑張っているのに、その精神的成長の一番の見せ場でどうしても男性主人公の映画がチラついてしまうのが実に勿体ない。
女性として何ができるか、男性からいかに離れるかを意識しすぎるあまり、かえって男性の影が色濃く投影されているような印象を個人的には受けましたが、世間的には最高らしいですね。何回でも言うつもりですがぼくは「主役が女性だからつまんねぇ」という評価は絶対にしません。今作は「意識しすぎて作る側が男性を振り払えていない」から残念というだけです。
アクションの他に評価できるのはハーレイ君の描き方。
『スーサイド・スクワッド』の時は陽気な性格を履き違えられてビッチのようなキャラにされちゃってた彼女でしたが、今作では純粋なハッピーガールとしてウキウキ陽気に描かれていました。世間の評価も「かわいい!」「かっこいい!」はあっても「エロい!」はないようですから、性的消費がされていないという点で今作の功績はなかなかにデカいものがあると思います。ノルマのように挟まれるセクシーなシーンで辟易することがなかった!世界平和への第一歩です。
いいとこも悪いとこもひっくるめて、ハーレイ君のように「なんだか憎めない」ラブリーチャーミーな映画となった『BIRDS OF PREY』。コロナウィルスで大変な中での状況ですがぜひ劇場に…
いや、正直な話そこまでして観にいくもんでもないです。健康第一。
デジタル配信も既にやってるっぽいですよ?
【テスト㉒-A】BIRDS OF PREY ハーレイクインの華麗なる覚醒 大予習!!
こんにちは!次の日が休みの日に限って夜更かししちゃって結局寝不足気味になりますよね。どうもワキリントです。
毎朝のように5時半起床をしていると、どれだけ寝たくてもなんやかんや7時くらいには目が覚めちゃうんですよ。せっかくの休みの日くらい昼過ぎくらいまで寝てたいのに。英気を養わせてほしい。
というわけで寝たのか寝てないのかイマイチはっきりとしない今日お送りするのは、今年初めての予習回でございます!
2020年に入ってからはまともなアメコミの授業を全くと言っていいほどしてこなかったですが、ようやく本校のホームグラウンドに帰ってまいりました!ビバ・アメコミ!!
久々にして今年一発目を飾るテストは『BIRDS OF PREY ハーレイクインの華麗なる覚醒』!タイトルがなげえ!!
さぁやっていきましょう!
★あらすじとキャラクター★
なんか懐かしいですね、この見出し。半年ぶりくらいな気がするわ。感慨深さすらあります。歴史ですね。
今回の主役はDCコミックス随一のクレイジーガール、ハーレイクイン君。自由奔放な性格でやりたい放題する彼女は絵に描いたような問題児。
彼女が「プリンちゃん」と呼び、その愛に身を捧げているのが、昨年世界に旋風を巻き起こした悪のカリスマ、ジョーカー君。
しかし今回のテスト、永遠かと思われた二人の愛がまさかの破局!一体何があったんでしょうか…ちょっと予想してみましょう。
・トイレ行った後手を洗わない。
・スカッとジャパンとヒルナンデスが好き。
・誕生日プレゼントがサルの脳味噌だった。
・ジョーカー君が転売ヤーだった。
・目玉焼きにかける調味料が違った。
・タランティーノに嫉妬した。
・タピオカ店と一悶着あった。
・箸の持ち方が汚い。
・モラハラがひどい。
・ジョーカー君の役者が変わった。
こんなとこでしょうかね。皆さんの予想も教えてください。ぼくはもう限界です。よくぞ耐えていただきました。
ハートブレイクなハーレイクイン君はヤケになって自慢のツインテールをバッサリカットしたり、思い出の化学工場を爆破したり、しまいにはペットショップでハイエナを購入したりと自由に拍車がかかります。
それもそのはず、クレイジーカップルとはいえジョーカー君はハーレイ君の手綱を握り、暴走しないようにそばに置いていたのです。そんな彼と破局したということは即ち檻に入れられていたライオンが解き放たれるのと同じ。
悲しみのエネルギーを発散するかのように、そして抑圧されていたクレイジーな欲求を解放するかのようにアグレッシブにゴッサムシティを闊歩するハーレイ君。極悪キャラクターに抑圧も何もないんでしょうけど。
そんな感じでフリーダムな生活を謳歌していたハーレイ君でしたが渡る世間は鬼ばかり。過去に恨みを買ったチンピラやギャング達が、ジョーカー君という後ろ盾を失った彼女にお礼参りにやってきました!!ある意味モテモテですね。
今回の悪役(ってか全員悪役ですが)であるオビワンブラックマスク君もその一人。残忍な彼に捕まってしまったハーレイ君は、やりたくもないダイヤ強奪の任務を強制的に与えられます。
そのダイヤを持っていたのはスリの少女カサンドラちゃん。悪の親玉がスリにしてやられるようじゃ大した組織じゃなさそうですね。
とはいえ狙われているのは幼気な少女。容赦ない極悪集団に渡してハイサヨナラするほど非情なハーレイ君ではありません。彼女を守るためにチームを結成!
さぁ行くぞ!イカれたメンバーを紹介するぜ!
メンバーその1! 仕事の腕はあるのに出世コースから遠のいているゴッサム市警のダーティ女刑事! レニー・モントーヤ!
メンバーその2! ブラックマスクの部下でありながらチームに入団!その理由と声には何やら秘密がありそうだぜ! ブラック・キャナリー!
メンバーその3! こちらも秘密の過去を持っているぜ!一体誰を掘り下げるつもりなんだ!クロスボウを操る殺し屋! ハントレス!
以上だ!もれなく女性で構成された悪カワチームがブラックマスク軍団と大激突!ダイヤはもうどうでもいいぜ!!Yeah!!
…こういうノリってちょっと疲れるな。
★女性キャラクター映画に対する雑感★
さて、いつもならここで見どころを紹介するんですが、今の時代世に出るような女性が主役を張るアクションとかヒーロー映画なんていうのは「男性顔負けの!」みたいなのがそのまま見どころになっちゃうじゃないですか。というかそうならざるを得なくないですか。
これが「女性ならではの!」となるとそれはそれで「性で分けている」ことになりますし。
とはいえ近頃の女性主役の映画が乱発されるのも媚びてる感じがしてちょっと引いちゃうんですよね。ごめんなさいね。男だからこんなこと思っちゃうんでしょうか。女性の方は昨今の状況に諸手を挙げて喜んでいるのでしょうか。
昔ヒットした作品の女性版とかモロじゃないですか。女性であることを武器にせず、あくまで一人の人間として描く。このスタンスにはぼくも賛同していますし、セクハラやら性差別やらはなくしていくべきものです。ヒーローを、正義を愛するものとして。
ただねぇ、正義正義言ってると「鬱陶しいわボケ」となってしまうものなんですよ。分かっとるわっていうね。そんだけ言われんでもこちらは皆様の想いしかと受け止めましたからっていう。宿題やれって言われてるみたいな。
今年はほぼ女性キャラクターがアメコミ映画の主役となっている革新的な年ですが、あくまでぼくは「イチ映画として」色眼鏡かけずに観ていく所存です。それが全ての作品に対する礼儀ですよね。やいのやいの言いましたけど。気分悪くされた方ごめんなさい。
『キャプテン・マーベル』をはじめとして、「そういう」映画は抑圧からの解放や差別へのカウンターとかになってしまいがちなのですが、今年初のアメコミ映画が本作でよかったのではないかと思います。
なぜならハーレイ君はそもそもの価値観がぶっ壊れているクレイジーガール。元々ルール無用のヴィランですから余計に説得力が増しますよね。なんというか言い方が悪いですけど「フォーカスされてこなかった」側の言葉なので。天真爛漫な口ぶりで「私たちがすごいなんて当たり前じゃん!」とか言ってくれたらぼくも髪の毛カラフルに染めよう。
ということでついに日本へ上陸する『BIRDS OF PREY ハーレイクインの華麗なる覚醒』!!極悪だからウィルスで延期する情報も今の所入ってませんし、ブラックではなく普通のマスクでしっかりと感染予防して楽しみましょう!!それでは!!
コロナで退屈な日常なんてドーーンなんだから!!
【天文学①】ソー先生と学ぶ『釣りバカ日誌』
こんにちは!先日50m自由形のタイムを測ったら40秒台でした。どうもワキリントです。
計測前に足のつかない水深で10分間ノンストップ泳がされた挙句30秒間も巻き足(ヒザから下をスクリューのごとく回して浮力を獲得する人類の叡智)をさせられ、疲労困憊の中を「タイム測るよ」なんですよ。久々に死を覚悟しました。
疲れていたとはいえタイムもふるわず、我が肉体の衰えを実感せざるを得ない結果となってしまい、しみじみとこう思ったわけです。
「衰えることなく人気を保った人気映画シリーズ、すげー」って。
強引ですよ。ええそうですよ。なんとでも言ってください。ぼくはこの勢いだけでも失わずに一生を終えたいんだ。止めてくれるな。
この世には人民に幅広く愛され、かつ今でもなおファンを多く持つ人気シリーズが数多く存在します。アメコミ映画、ひいてはMCUなんかが現在ではその一つにあたりますが、ぼくは常々、他のシリーズも人気になったからにはその時代の人民を掴んだ「何か」があったんではなかろうか?と思っておりました。それこそ天文学的な巡り合わせでしょうか。
そして近頃になってようやくその「何か」を探る壮大な旅に出始めたわけです。
今回紹介するのは趣旨にピッタリな「名前は聞いてたけど周りに観てたって人あんまいないシリーズ」でもある『釣りバカ日誌』。世間のイメージと乖離しまくっていたこのシリーズを、本校が誇る教師の方と解き明かしていきたいと思います!
早速ですがみち子さんが途中で浅田美代子さんに変わるのでマルチバースを導入しています。よってアメコミ映画。
それではお呼びいたしましょう!天文学担当のソー先生〜!!
ソー先生
やあみんな、随分と久しぶりだな。「天文学」なんていう扱いづらい科目を任されてしまって、「下手したら出番ねーな」と思っていたから本当に安心してるよ。
ぼっ、ぼくがそんなヘマこくわけないじゃないですか!人間の何倍もの寿命を持つアスガルド人である先生なら、悠久の年月を生きた経験から人気を獲得した秘密もわかるんじゃないかという読みですよ!
ソー先生
あ、やっぱり??
そういうことなら仕方ないですね。ぼくがシリーズ全作通して掴んだ気でいる人気の秘密を紹介していきますから、先生は皆さんと一緒に学んでいきましょう!
ソー先生
あざす。
少しは神としてのプライドを持ってくれ。
★「釣り」はあくまでハマちゃんの目的★
ソー先生
よし、早速始めようか。
君がさっき言っていた中に気になったことがあるんだが、『釣りバカ日誌』に対する世間のイメージと実際はそんなに乖離しているのか?
いやこれが本当なんですよ。タイトルに騙されたというか。いい意味なんですけどね?
観たことある方ならご存知のこととは思いますが、『釣りバカ日誌』って大方の予想に反してちゃんと釣り以外もやるというか、釣りやってる時間が思ってたより少ないんです。
ソー先生
そうなのか!?てっきり映画にすべき全てのシークエンスを投げ打ってでも釣りシーンばっかりして撮っているものかと思っていたな…
それはもう釣り好きのホームビデオやん。
喜劇である本シリーズは「釣りがやりたくて仕方がないハマちゃん・スーさん」「なのになかなか釣りができない」といった所に笑いどころを作っていて、そちらに時間が割かれています。なんなら釣りシークエンスなんてお話が1ミリも進まないし、それこそホームビデオのごとくユルさなのでちょっとどう観たらいいかわからないんですよ。それでもなぜか画面に求心力があるのは、やはり釣りバカコンビの人徳がなせる業といったところでしょうか。
本シリーズの誤解はもう一つあって、お話上の主人公がハマちゃんやスーさんではない、ということなんですよ。
主人公でもないのに画面に居続ける二人。彼らが居ないと始まらない。
ソー先生
そーなのか!?めちゃくちゃ表立ってパッケージにもなってるじゃないか!
もしかして「そーなのか!?」ギャグでやってる??
シリーズ初期の2・3本は釣りバカコンビやハマちゃんの愛妻・みち子さんの関係性を深めていく人情物のテイストが強いのですが、続いていくにつれ彼らにお話がフォーカスすることはなくなり、作品ごとに登場するゲストキャラクターの取り巻きと化していくんです。
ソー先生
つまり彼らは主人公としてではなく、狂言回しとしての性質を持ったキャラクターなのか…あくまで名脇役の枠を外れない、と。
その通り!多分このシリーズのコメディテイストっていうのは、そんな釣りバカコンビのてんやわんやに担保されてるんでしょうね。ゲストキャラクターが自身の行く末にあーだこーだと悩ませているときにハマちゃんなんてイカれたことに巻き込まれまくってますからね。「お前ら何やってんの?」っていう。
ソー先生
なんだその興味しかそそらない発言は?イカれたこと?
そーなんですよ。あ!!言ってしもうた!!くそッッッ!!
食いつかれたのなら仕方ない。自身が釣り好きすぎてイカれてしまったハマちゃんのイカれた事件簿を何個かご紹介しましょう。
・左遷先で丹精込めて育てたスッポンを死なせてしまい精神が壊れ、本社復帰させてもらえる
・釣りに行きたすぎて有給休暇は使い切るのが当たり前。親族もほぼ死なせてウソの忌引も平気でやる
・釣り中に遭難。ヤバいキノコを食べて鬼の幻覚を見る
・釣り中に嵐に見舞われ絶海の孤島に漂流。朦朧としおっさんをみち子さんと見間違えてキス
・釣り仲間とドンチャン騒ぎをした結果、朝起きたら米軍の軍艦。国際問題になりかける
・息子の授業参観で魚のことを話していたクラスで熱弁するも違うクラスだった
・知り合いの結婚式の礼服の下に釣りウェア着てる
ソー先生
やっっっっっっっっっっっっっっばぁ。
ジャパニーズクレイジーフィッシャーマン・浜崎伝助。
★日本人は「予定調和」が好きなのではないかという仮説★
ふむ、「予定調和」?よく聞く言葉ではあるが、どう言った意味なんだ?
調べてみたら本当は哲学的な意味合いを持っているそうですが、日本では映画に限らず幅広い分野で人々の予想通りに事態が動き、結果も予想通りであることを「予定調和」と言うそうです。首相のコロナ会見みたいなことですね。
ソー先生
あぁあぁ怖いこと言ってるぅ。
アメコミ映画でもヒーローが悩みながらも戦い、敵を倒す展開のことを揶揄して言うことがあるな。
良いように言うと「お約束」なんですけどぼくはこっちの方が好きです。「待ってました!」となるシーンが何個かないとシリーズって成り立たないと思うんですよね。
『釣りバカ日誌』でも数々の「お約束」がございまして、逆にないと「あれ?今回アレなかったな…」と物足りない気になっちゃうんですよね。揶揄される際に使われてしまう「予定調和」ですが、ないならないで締まらない。
お約束その①:スーさんの出勤途中、車内での会話。
ソー先生
何作も続けて同じことをやっているからこそ、画を弛緩させないようにしなければならないからな。
そうなんですよ!今シリーズの「お約束」はカメラ一つで捉える会話パートが多いのですが、それだけなのに何分も観れるパートになっているんですね。西田敏行さんをはじめとした役者さんのアドリブなど、技術が光るパートになっているから観れちゃうんです。
お約束その②:社長室での重役のやりとり。
ソー先生
日本で予定調和の代表といえば『サザエさん』だが、何十年も続く「国民的アニメ」でもある。
国民がタイトルだけは知っている「日本の人気映画シリーズ」である『釣りバカ日誌』も予定調和をふんだんに盛り込んだ作品だと知ると、もしかして日本人は予定調和が好きなんじゃないかという気になってくるな。
お決まりのシーンがあると安心感を抱きましたし、その仮説は今のところ正解なんでしょうか。今年は『男はつらいよ』シリーズ制覇に向けて動き出すつもりなので、経過観察をしていきましょう。
ソー先生
一つ気になってるんだが、『釣りバカ』『男はつらいよ』を終えてしまったら日本の人気シリーズってなくなってしまうんじゃないか?あまり思いついてないんだが…
バレました??どうなるかは分かんないですけどコナンとかクレヨンしんちゃんとかやってこうかなと思ってます。
ソー先生
アニメという手があったか。クールジャパンじゃん。
★『釣りバカ日誌』は「憧れ」の映画だった★
さて、そろそろ終わりに近づいてきたこの授業ですが、このシリーズの本質についてようやく触れていきたいと思います。
大手建設会社に勤め、上司から散々咎められながらも「釣り>仕事」を崩すことなくクレイジーなまでにフィッシングライフを楽しむハマちゃん。
そんなハマちゃんが勤めている会社のワンマン社長でありながら、社員を決して見捨てず利益を顧みない企業人の鑑・スーさん。
そしてそんな二人を愛情を持って見守る、みち子さんをはじめとしたキャラクター達。
思えばこの映画は、「現代日本のサラリーマンの憧れ」を表した作品だったんではないかと思います。「こんな働き方で楽して給料貰えたらな」「こんな社員思いの社長ならな」「こんなに趣味に理解のある家庭ならな」…映画だからこそ実現できている世界ではありますが、「釣り」という実に平凡なレジャーによって画面に親しみや「ありそう感」が生まれ、日常に溶け込んでいきます。今シリーズが愛されているのはそんなところにあるのではないでしょうか。
設備点検の人になって社内の実情を探るスーさん。これは現実じゃねぇ。
ソー先生
シリーズ中盤でバブルが弾け、リストラやリゾート建設反対など、建設会社には致命的な題材をテーマに扱ってもなお陽性の性格を保ち続けたことも社会人にとっては心休まる世界を描いた、実に「映画」たりうるものだったのかもしれないな。
その神話が崩れるのが最終作『釣りバカ日誌 ファイナル』です。
舞台は北海道。ここには釣り人なら誰もが憧れる幻の魚「イトウ」が生息しており、もちろん釣り上げることを夢見て竿を振るハマちゃんですが、「イトウが釣れるんならおれ、死んでもいいなぁ〜!!」なんて冗談を飛ばす彼に対して、現地のガイドはこう言います。
「じゃあ、死んでくれ」と。
ソー先生
釣り人の憧れであるイトウはその人気故に個体数が著しく減少。現地の団体による必死の努力によってかろうじて保たれているのだ、それをただ「憧れ」だけで釣りたいというのであれば死んでくれ、ということか。
いつの時代もサラリーマンの憧れであった『釣りバカ日誌』から突きつけられる、「憧れなど捨てろ、さもなければ死ね」という非情な言葉。クライマックスの「鈴木建設は永久に不滅です!」の言葉を持ってしてもなお、この喪失感だけは拭いようのないものがあります。
ソー先生
ほろ苦いフィナーレを迎えた『釣りバカ日誌』だったが、いい裏切りなのかもしれないな。釣りしかやらないホームビデオ映画かと思っていた人は背中からカジキの鼻で刺されるな。
そういうの、もう一個あるんですよ。それが『釣りバカ日誌15』なんですけど、小津安二郎生誕100周年を意識したバリバリの小津オマージュのつるべ打ちだったことに調べてから気づきました。いやはや、無知というのは喜びが減って悲しいですね。
ソー先生
「釣りバカってそんなことできるの!?」っていうやつだな。時間も107分とコンパクトにまとまっていて、日本の本気を見た気がする。
その前の『14』はめちゃくちゃ長かったんですけどね。
ソー先生
そーなの!?!?!?!?!?!?
もういいよ。
【原点】放送20周年を迎えた『仮面ライダークウガ』について語りたい
こんにちは!昨日はアカデミー賞でしたが、『パラサイト ~半地下の家族~』が作品賞ほか4部門のオスカーを獲得しちゃってまさに快挙!って感じでしたね!興奮冷めやらぬワキリントです。
片や世界を狙える地力と確かな技術力を備え、観る側の意識も高い韓国映画界。片や有名な監督ですら資金繰りに難航し、擦りに擦られたテーマをアホみたいに祀りあげる日本映画界。両者の間にはバカほど大きな差がついてしまったように思いますが皆さん安心してください。
日本にはヒーローがいます。
ぼくの狭い見識からして、ヒーローものは韓国映画界をもってしても未だ開拓の進んでいない分野。ならばと言わんばかりに今回はメイド・イン・ジャパンかつマイフェイバリットジャパニーズヒーローを紹介していきたいと思います。
そのヒーローの名は『仮面ライダークウガ』!瞬瞬必生のもとに豪快すぎるフィナーレを迎えた「平成ライダーシリーズ」、その第一作を熱く、熱く甦れ!と言わんばかりにお話していきたいと思います。
今年で放送から20周年という今作は、当時ちびっ子であったワキリントの心を、魂を、正義の価値観をガッチリ掴んで未だに離さない、紛うことなき「原点」。
早速紹介していきましょう!
あっあ〜、はってっしない〜 Yeah!
でっでっでっで、でぇ〜ん…空っぽの星
★別格★
とはいえ皆さん、というかクウガを愛する全世界の皆さんどうですか、ただドンピシャ世代で名前が「リント」なだけのぼくがドヤ顔で「クウガっていうのは本当に素晴らしい作品でございましてですねぇ」なんてことをほざいていたら。
皆さんきっとこう思うでしょう。「クウガっていうのはお前みたいな小童がこんな薄い話で語っていいものではない」「ここではリントの言葉で話せ」「ボソグ!」などと厳しいご意見をおっしゃるかもしれません。耳が痛いなぁ。緑のクウガじゃん。
既に語られ倒しているこの作品を今更語るということ自体アホですし、知識や伝えたいことは言ってくれている記事がネットの海にはゴロゴロ転がっています。波に流されてちょうどよく足に当たった木の棒のようにね。
だからその辺はぼくが「あぁこの人は別格だぁ」と日々尊敬の念を注ぎすぎてサムズアップをしちゃっているブロガー・結騎 了さんの記事をご覧になってください。こちらです。無許可ではあるんですけど大好きなんです。
https://www.jigowatt121.com/entry/2018/08/03/113258
↑↑↑別格の記事。↑↑↑
こちらを読んでいただければ『仮面ライダークウガ』という作品がいかにイカれた作品(めちゃくちゃ褒めてます)だったのか、その後の視聴者にどのような「呪い」をかけてしまったのかが丸わかりです。この記事本当に身につまされます。肩に槍刺さったくらい痛い。
アメコミのようなシリーズに関わっていく中でも、「文脈」で作品を評価しがちな現代の観賞のやり方では失われがちな価値観は忘れないようにしていきたいですね。批判にしろ賞賛にしろ、あくまでイチ視聴者としての感覚を忘れてしまうと途端に厄介な人種になってしまいます。常に新鮮な気持ちで。綺麗事だけど、だからこそ大事にしたいじゃない。
大好きな作品を貶めているようでアレですが、こうやって話さなければ多少怖いことになりそうだなとビクビクしながらキーボードを叩いている、そういうのも含めて「クウガは別格」なのです。他の作品にも一定数「ヤベえ人」っているんですが、クウガは怖い。
★羅列★
ここからはただ単に好きなシーン、キャラクターを紹介します。もういいんだ他のことは。結騎さんが全てを語ってくれている。足を向けて寝れません。感謝の気持ちを込めてお雑煮カレーを振る舞いたい。
その1:EPISODE 2『変身』 燃え盛る教会で見せる初めての「変身」
まぁ順当にこれですよ。最初にこれを出しておく。自分の気持ちにウソはつかない。中途半端はしません。ぼくはバイクに乗って扉をぶち破るところから一通りやれます。
その2:EPISODE 46『不屈』 アメイジングマイティへの超変身
なんの前触れも、当時の環境で言えば当然のように情報もない中で突然クウガが黒くなる。たった一度きりの登場で鮮烈な印象を残す素晴らしい姿です。
後に調べていくと玩具会社に黙って作ったからブチ切れられたらしい。クウガ製作陣のそういうところがぼくは大好きです。おもちゃのための話なんてゴミだ。
その3 EPISODE 48『空我』 ン・ダグバ・ゼバとの最終決戦
これはもう「クウガの」とかじゃなく「ライダー史の」ベストバウトにしていいと思う。お互いが自然発火などの超能力を持っているが故に小手先では戦えないと知り、拳を振るうというシンプルさ。最終決戦だぜ??
殺戮・暴力を楽しみ愉悦に浸るがゆえ笑いながら戦う邪悪が白。対して黒い「凄まじき戦士」として戦うクウガは暴力を嫌い、怪人といえども戦いでしか分かり合えない悲しみを抱え泣きながら戦います。「仮面ライダー」の本質を見せてくれています。
その4 EPISODE 33『連携』 変身後ビートチェイサーに跨りサムズアップをするクウガ
仮面ライダーというのはえてして「警察は何をやってるんだ?」という疑問を投げられますが、クウガはそこに真っ向からぶつかって「警察という組織とヒーローという個人の協力」を描きました。それと昔からある「正体を明かしてはいけない」という仮面ライダーのルールをどう解決していくか。この回はそれがバチボコ熱く描かれています。最高。結騎さんも別の記事でここをピックアップしております。
その5 EPISODE 43『現実』 コンサートホールを襲った犯人を取り押さえた一条さんと実加ちゃん
クウガが出てこない回、というか主軸に据えられていない回、というのがこの作品にはございまして、これがそれです。
後に怪人集団の一人、薔薇のタトゥの女から「リント(現代の人類)はやがて我々と等しくなる」と言われる一条さん。
人を襲う犯人、それを守るといって形相を変える一条さんの様を実加ちゃんが目の当たりにして体を強ばらせる訳です。正義と悪は表裏一体。クウガに限らずね。
その6 EPISODE 19『霊石』 白いクウガがメ・ギノガ・デを倒す
一度死んだ(驚かないでください。仮面ライダーの世界では普通のことです)ものの、ベルトの力で蘇り、まだ弱った体であることを示す白いクウガの姿で尚も戦うクウガ。
「中途半端はしない」この誓いをその身をもって証明した五代雄介という男の勝利です。
アカン!終わんねぇ!!!
このままでは一生終わりません。あげられなかったけど名シーンだらけなんだクウガは。
あと大好きなキャラクターがいるのでそれだけ言わせてください。
蝶野くんです。
病に身体を侵され無軌道な行動をとる彼は怪人に憧れる人間の青年。五代くんが直接影響を与え改心しますが再び世の理不尽に怒りを顕にします。そこで諭すのが五代くんじゃないんですよ。
五代雄介が周りを変え、その誰かがまた誰かを優しく厳しく変えていく。決してメインのキャラクターではない彼がこの『クウガ』という作品世界に隠されている優しさの連鎖を担っている気がして大好きです。
あと一条さんの長野の部下ね。鶴なんとかさんだった気がします。マジで命の恩人すぎる。
★宗教★
さて今度はこの『仮面ライダークウガ』という作品がいかにややこしいかを語りたいと思います。いいことばかりとは限らない。ダメなとこも語ってこその「本物」ですよ。批判したいなら私はそれを真っ向から受け止めましょう。守りを捨ててね。どんだけ面打たれても前に進み続けるんだから。
この作品をおいそれと人に勧められない最大の理由は「人によって意見が違いすぎる」ということ。
そのうちの一つがこちら。
ライジングアルティメット、是か否か問題 。
10周年記念の『仮面ライダーディケイド』にて登場したクウガの新フォームですが、『ディケイド』という作品の性質、そして本家『クウガ』との整合性とを合わせてこの姿を「五代雄介クウガへの冒涜」とブチギレなファンが一定数いるわけです。こわーい。よくなーい。
個人的にはそういう論争自体悲しくてやめてほしいのですがやはり人の子。「とりあえず別物として考えて、クウガの最強形態はライジングアルティメットじゃなくてあくまでアルティメット」と思っています。どうですか、ややこしいでしょう?
そして最大と言ってもいい問題、それが「五代くんの変身がまた観たいかどうか」問題なんです。
「は?そりゃ観たいんじゃないの?」と思われる方、一筋縄ではいかないわけです。五代くんは暴力を嫌う冒険野郎なわけです。戦うべきじゃない、戦わせたくない、でももう一度彼の変身を観たい、でも変身するということは…
これの堂々巡りですよ。もうやんなっちゃう!
この永遠の問題にどうケリをつけたかで宗教くらいの差が生まれてしまうのがこの作品。悲しい。
ぼくはどうケリをつけたかって?それは次の章でお話しすることにしましょう。
★妄想★
平成ライダー20周年記念にして最後の作品となった『仮面ライダージオウ』。その売りというのが「過去作品のオリジナルキャストがレジェンドとして出演する」というものでした。
ありとあらゆる作品から主役脇役問わず登場した『ジオウ』でしたが、『クウガ』は前述のややこしさのせいか、それとも役者さんの年齢が重なりすぎたのか、なんと古代に戦ってミイラとなっていた先代クウガのみ。
のぉぉぉぉぉおぉぉみぃぃぃぃ!?!?!?!?!?
これは悲しかったなぁ。「ミイラかよ!!」ってね。去年令和1号のゼロワンがでた映画でも誰一人として登場しなかった平成の1号作品。クウガ好きはどうにか折り合いをつけていくしかないわけですが、ぼくは今から「第一回 チキチキ!『クウガ』のキャスト、おれなら『ジオウ』にこう出す!選手権」を開催することで、そしてそれを皆さんにジャッジしていただくことでピリオドを打ちたいと思います。
それでは参ります。
舞台は『仮面ライダージオウ Over Quartzer』。全ての戦いを終え、ジオウこと常盤ソウゴと牛三が道を歩いているシーン。
あるキャラを主と慕って現代までやってきた牛三ですが、その主を失い悲しみにくれ号泣しておりました。すると突然立ち止まる二人。
ここで本編では歴史の管理者「クォーツァー」に扮したDA PUMPの面々が登場する(まぁ気にしないでください)のですが、ここでぼくは…
『青空になる』をバックに青空に飛んでいくジャグリングの球を出します。
人々を笑顔にする2000の技を持つ男・五代雄介。その (クウガ以外での)代名詞であるジャグリングで登場を感じさせる。正直ぼくはこれだけでもいい。「あぁ、昔みたいにただの冒険野郎に戻って、こうやって世界中の人々を笑顔にしていたんだなぁ」と思いを馳せることができればそれだけで身体中の水分が目から流れ落ちたことでしょう。
あぁ〜〜〜〜〜〜〜、最高。ありがとう東映。
皆さんの「おれなら、わたしならこう出す!」もぜひ聞きたいです。その時は変身の有無なんて気にせずに語り合おうではありませんか。
あの日あの時、出会った時期は違えども『仮面ライダークウガ』という作品に魅了されたその時と同じような、純粋な心でね。
最後にこの人類史上一番の名シーンがあるとなお良いです。
【アメコミ高等教育⑦】アベンジャーズにはなぜX-MENが出ないのか?
こんにちは!今年はパソコンに触れる時間を増やしていきたいワキリントです。
以前は毎週のように行っていた本校での授業ですが、今となってはもはや休むのが当たり前。これではいかんと今更ながらに己の甘さを戒めていこうという今日この頃です。
毎週、とまではいかなくても、頻繁に休むようなことだけはしないように、今年からはアメコミ関係なくね?と避けてきていたテーマなんかも扱って積極的に時間稼ぎ回を盛り込んでいこうかと思います。
ということで今回はハッキリ言ってそんな時間稼ぎのための授業となっております。しかし侮ってはいけません。遂に遂に本校、「あのテーマ」を正面切って扱いたいと思います。時間稼ぎにも一定量の情熱を注ぐという宣言でもあるよなぁ。
それではさっそく参りましょう!
★夢を壊すのはいつも大人★
さて、本日のタイトルにもありますように、世の中には「なぜアベンジャーズの映画にはX-MENが登場しないの?」と疑問に思ってらっしゃる方が多いのではないでしょうか?え?いない?いろよ。いるというテイで話させろよ。
もしくは「X-MENでも『MARVEL』ってロゴが出てくるよね?じゃあコイツらもアベンジャーズの仲間ってこと?」という方もいらっしゃるかもしれません。え?そんなに察しのいい観客はいない?それはそうかもしれん(コラッ!)。
アベンジャーズに代表されるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が始まって今年で12年。対するX-MENシリーズはそれよりも長い歴史を持つはずなのに「アベンジャーズみたいなやつ」的な扱われ方をされている現状、ここ数年のMCUはやはりバケモノじみていることを実感させられます。
かく言うぼくもX-MENシリーズは一通りMCUを観終わった後に手を出した一人。言うなればそうですね、寿司屋で白身魚よりも前にウニとかイクラの軍艦を食べちゃったのと同じです。ツウじゃない楽しみ方をしてしまいました。でもいいじゃない。今じゃあ白身魚の良さも分かるよ。タイの食感とかたまんないよね!エンガワとか最高じゃん!(一番好きな寿司ネタはホタテです)
話が逸れました。
「なぜX-MENがアベンジャーズに出ないのか」という疑問に端的かつテキトーに答えるとズバリ「大人の事情」ということになります。
結局そんなもんなんですよ。いつだって矛盾を作り出すのは大人たちなんだ。「よそはよそ、うちはうち」などと言いながら「○○君も勉強してるんだからアンタもやんなさい!」と叱ってくる親もそう、GDP下がってんのに「景気回復してる」とかいう「お前文字読めとんのか・オブ・ザ・イヤー」を獲得しそうな発言をする政治家もそう、回転寿司チェーンにハンバーガーとかが増えてきたのもそう!みんなみんな大人の事情なんですよ!なんなんだ寿司屋にハンバーガーって!寿司食えよ!もしくはマックかモスに行けよ!(好きなハンバーガーチェーンはモスです)
話が逸れました(2回目)。
★大人には歴史がある★
前章で分かったように、二つの有名なアメコミシリーズが相見えないのは「大人の事情」という一見してしょうもない理由がありました。
しかし掘り下げていくとそこには、MARVELの涙ぐましい努力の歴史が残されていたのです。この章ではそちらを取り扱っていきます。
その昔コミックスの出版社として産声をあげたMARVELコミックスは、当時時代を席巻していたコミックス収集ブームの波に乗り、内容は同じでも表紙が異なる版を出すなどして大成功を納めていたそうです。同じエビでも甘海老と車海老で別枠にするみたいな。そういう感じです。たまに握りと軍艦で別物みたいなツラしてメニューに名を連ねてるやついますよね。海苔の有無で差別化できた気になんなよ!
今でもイベント的に表紙違いを出版する文化はあるみたいです。
しかしブームが去ると経営は厳しい局面に立たされます。事業を拡大しすぎた反動からか会社は借金まみれに。社員のリストラや資産の売却など手は尽くしましたが時すでに遅し。とうとう首の回らなくなったMARVELコミックスは1996年、合衆国政府に破産の申し立てを行ったのです。皿五枚でガシャポン一回みたいな変なことやるからどうしようもないですね。
その後なんやかんやありまして、現在では押しも押されぬ大企業となってはいますが、この低迷期にこそ本日のテーマを解明するための重要な出来事が起こっていたのです。
それが先ほど挙げた「資産の売却」。出版社の持つ「資産」といえば真っ先にコミックスそのものが頭に浮かびますが、MARVELはこの時、ありとあらゆる映画の制作会社に「キャラクターの実写映像化をする権利」を売っていたのです!
そしてこのときX-MENの権利を買い取ったのが、「聴いただけでワクワクドキドキ、「映画観てる」感が5割増しになるファンファーレ」でおなじみの20世紀フォックスだったのです。両手を広げて客を呼び込む社長の像がスシローに置かれてるみたいな。
ドゥッドゥッ、ドゥッドゥッ、ドゥルルルルルルルドゥッドゥッ、パッパパー!
権利を買い取った20世紀フォックスはその後2000年、『X-MEN』を世に送り出し大ヒットを獲得。シリーズ化に繋げるのですが、このシリーズで主導権を握っているのは当然20世紀フォックス。同時期に公開されている『ブレイド』(98年)などとは異なり、得た利益というのもMARVEL側には入ってこなかったといいます。なんという仕打ちでしょう。これはアレです。テーブルについてるお湯の注ぎ口を「そこで手を洗うんだよ」って言ってリアクションを楽しむサイコパスと同じ仕打ちですね。
そうした利益配分の問題は、既に売ってしまったキャラクターではどうしようもできません。そんな中、社の一部門であるMARVELエンターテインメントが打ち立てた計画というのが、現在自社に権利があるもの、あるいは映像化がなされず権利が返ってきたものを使って映画を作ろうというもの。コケれば再び権利を失うという条件付きで銀行から得た資金で設立されたのが、現在我々を楽しませてくれているMARVELスタジオズ、ということになるのです。
さて、ドえらい複雑なお話でお勉強感が拭えませんでしたがいかがだったでしょうか?一応スキあらば余談を挟みつつ分かりやすいたとえをして爽やかに進めていたつもりなんですけども。ちょうど合間に食べるガリのように。
つまり今回のテーマの答えは、「昔MARVELが権利を売っちゃったから」ということになります!これだけ聞くと単純明快!!
★「もしかして…」を感じさせた2作品★
斯くしてMCUにX-MENを登場させることは叶わぬ夢となってしまったMARVELスタジオズ。少年のファン層を広げたいと睨んだディズニーの傘下に入ることで潤沢な資金源を確保したスタジオに対し、全国のアメコミファンはアベンジャーズとX-MENの夢の対決を待ち望みながらも、現実を受け入れざるを得ない現実に涙を呑むばかりでした。しかし2015年、状況はわずかに変わります。
それが待望の2作目『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』で登場したピエトロとワンダのマキシモフ兄妹。何を隠そうこの二人こそ、X-MENに大いに所縁のあるMCUキャラクターなのです!
MCUでは秘密結社ヒドラの人体実験によってそれぞれ力を手に入れたことになっていますが、コミックス(つまり、本家本元のX-MEN)での二人は悪の親玉であるマグニートーさんの子供として登場しているのです。
先ほども言ったように実写映像化権を売っているMARVELには、X-MENにおける最重要ワード「ミュータント」も使えなくなっています。そのためMCUではこのようなマイナーチェンジがなされたというわけです。「いや、こっちのトロは三崎産なんで。おたくらのは大間なんで別です」みたいなもんです。
この双子の登場にファンは色めき立ちます。アベンジャーズ旋風が巻き起こっていたのも相まって「まさか合流か!?!?」となるも、20世紀フォックスは我関せずとばかりにシリーズ新作を公開。
割りを食ってしまったピエトロ君。
映画会社の垣根を超えて共演することは叶わないのか…そう思われた矢先に、さらなる出来事が起こります。
それが2016年、『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』でのことでした。公開された第1弾の予告編。そこに現れたのが、X-MEN同様、同じスクリーンで観ることは叶わないとされていたスパイダーマン君だったのです。
彼もその昔、SONYに権利を売り渡されていたキャラクターの一人。サム・ライミ監督版の『スパイダーマン』(02年)以来、主演や年齢設定を変えつつもコンスタントにヒットを放っていたSONYが、遂にMARVELと手を組んだ。己の目を疑う光景がそこにはありました。
その後もSONYとスタジオの関係は続き、単独主演作2本に加えてアベンジャーズの作品にも登場するなど、ウン十年前なら確実に実現しなかったであろう光景がいとも容易くスクリーンを席巻しました。
X-MENのキャラは出たし、権利を持っていないスパイダーマン君も難なく登場している。こうなってくるとやはり再燃してくるのが、MCUよりも長い歴史を持つX-MENとの夢のクロスオーバー。誰もが「あるぞ」と僅かながらに期待の炎に薪をくべ始めたその時、とうとうあの「大事件」が起こります。
★お金ってすごい★
2019年も終わりにさしかかろうとしていた頃でしょうか。「大事件」はそんななんてことない日常の中起こりました。
「ディズニーが20世紀フォックスを買収した」というニュースが飛び込んできたのです。
要するに今こういう状態ね。
鍛えられたアメコミ好きは「ディズニーと書いてMARVEL、20世紀フォックスと書いてX-MENと読む」という生活習慣になっておりますので、それはそれは驚きました。思いの外エンガワ寿司にワサビいっぱい入ってた時くらいびっくりしました。エンガワってワサビ多い率高い気がしますよね。味を楽しませろよ。
結局買収という結果に落ち着いたということは金に物を言わせた感がエグいですし、長年看板キャラクターとして愛されてきたウルヴァリン先生=ヒュー・ジャックマンさんが卒業する前に競演が叶わなかったというのは一抹のもの悲しさがありますが、アメコミ好きとしてはこれ以上ない朗報であることは間違いありません。
もうすでに企画も進行中とのこと。『アベンジャーズ VS X-MEN』なんていう原作もあるくらいですから、是非とも素晴らしいクロスオーバーにしていただきたいですね!そして実現された暁には!
みんな!!寿司食おう!!!!
【始業式②】2020年公開予定のアメコミ映画総まとめ!
こんにちは!加えてあけましておめでとうございます!エンドゲームで年を越したワキリントです。
あるじゃないですか。「何時何分何秒に観始めるとこのシーンで年越します」みたいなやつ。アレを初めてやりました。
アレをやると様々な効能がありましてね。頭痛に吐き気はもちろん、動悸、息切れ、腰痛腹痛はおろか三半規管の不調をも改善してくれる最高の年越しでした。
そんなこんなで締めくくられた2019年だったワケなんですが過去をふりかえってばかりいてはいけません。2020年には一体どのような世界をアメコミ界はみせてくれるのでしょうか!
ということで早速見ていきましょう!ってもう1月も終わろうとしてますけどね。まぁ寛大な心で許してくださいよ。
★2020年公開予定作品★
3月20日
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
DCコミックス随一のイカレハイテンションガールが今年の1発目たァとんでもねぇことになりそうですね!
アメコミ大好きワキリントをもってして観賞中大爆睡の術を発動させることに成功したあの『スーサイド・スクワッド』で一際注目を浴びた彼女が、これまたイカれた仲間を連れて大暴れするそうですよ!
5月1日
ブラック・ウィドウ
壮大なサーガを終わらせても尚、その勢いを緩めることのないMARVELが新たな伝説に向け送り出すのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)女性ヒーローの礎を築いた影の功労者、その過去に迫る作品!
これからのMCUを知りたいってのに過去なんて、なんてこった…焦らしてくれるぜ……そういうとこ好き。
6月5日(全米公開)
ワンダーウーマン 1984
前作で「DC、単独作ならMARVELより上のポテンシャルあんじゃね?」とワキリントに思わせたDCEU(DC・エクステンデッド・ユニバース)の大姉御が再び戦地へ赴きます!
より逞しく、より神々しく闘う姿を早く観たい!期待値めちゃくちゃ上がっちゃってます!
7月31日(全米公開)
モービウス
独自路線を突き進むSONYが今年ぶっこむのは、スパイダーマン君のヴィラン「モービウス」!
実験によりコウモリの姿へと変貌してしまった哀しき化学者を演じるのは、なんか色々あって申し訳ない気持ちになるジャレッド・レトさん!
アンタがコウモリになってどうする。
10月2日
ヴェノム2(タイトル未定、全米公開)
あ、出た。
本校史上類を見ないブチ切れ回となった前作とは未だに消えぬ因縁がございますので、2017年から続いたアメコミ映画公開日に観に行く記録が途絶えるかもしれません。
腐すために観るとかアホだものなぁ。どうしよう。
11月6日(全米公開)
ジ・エターナルズ
今年のMCU2作目となるのは、神にも等しき超種族、エターナルズを主役に据えた宇宙の物語。
アンジェリーナ・ジョリーさんをはじめとした豪華キャストで注目を集めている今作ですが、個人的にはマ・ドンソクさんのMCU参加をキムチを漬け込みながらの祝福!
これでグッと韓国映画をアメコミ映画にこじつけやすくなりました(私利私欲)。
★ファビュラス&ダークな一年★
さて、以上で今年公開予定のアメコミ映画の紹介はおしまいです!
その圧倒的な魅力でもって抜群の存在感を放ちながらも、これまでは作品に華を添える存在であった女性キャラクター。
今年はそんな彼女たちを主役に据えた作品が一挙に会する、まさに新時代!って感じの一年ですね!!
加えてヴィランが主役の作品も2作品と、ここ数年で花開いたタイプの作品が脇を固める2020年。
こいつぁアツい一年になりそうです!
ということで、相も変わらずダラダラと続けていくつもりではございますが、今年も「私立アメコミ高校」並びにワキリントをよろしくお願いします!それでは!
永遠に製作中の『ニュー・ミュータンツ』はとりあえず外しときました。