アメコミ映画やドラマは呼吸と同じなので、世間がどれだけそれらをオワコン扱いしても観ることになっている。
ただ以前のような熱量は、ファンだからこそ無い。語れる良さが減り、語らねばならないヘボさが増えた。アメコミ作品を広めるためにブログを始めた身としては、無理をしてでも絶賛しなければならなかったのかもしれないが、別に試写会に呼ばれてもないし金を払っているし何より芝居と芸能界をかじったのでダメなものにはダメと言うのが正しい付き合い方だと感じている。
以下、2024年公開作品に絞って感想を書き連ねていく。
エコー
なんでこんな人主役のドラマ作るん?と思っていたけど、血生臭いマフィアの世界やネイティブ・アメリカンのルーツが個人的に好みだったのでウキウキで観れた。アクションはもっと多めに欲しい。
アクアマン
2作目で弟と共闘して、パッとせん感じが終始続いて、面白いとも面白くないとも言えんとこまでマイティ・ソーのシリーズみたいになった。でもアメコミ映画初体験のお友達は楽しんでくれたので一定ラインの娯楽レベルには達してたっぽい。
マダム・ウェブ
近年稀にみるつまんなさ。逆にちょっとスゴいものを観たかもしれない。フェミニズムきゃっほい映画でもなければサスペンスミステリーでもないし。一緒に観たアメコミ映画初体験のお友達、もう一生観らんやろうな。これはおれが悪い。
ディズニー配給になっても手加減をしないデップーの振る舞いにはホッとした。20世紀FOXの遺産へのビッグリスペクトには心躍ったが、こういうのでしか喜べなくなっている自分にも、こういうこと以外の喜ばせ方を忘れてしまった業界にもムカつく。
ヴェノム ザ・ラスト・ダンス
熱量MAXだった頃から忌み嫌っていたシリーズなのでやっと終わってくれたな、という気持ち。展開のためだけの新キャラが多く、土地もサンフランシスコから離れ、役者が製作にいっちょ噛みした時のダメなところが全部出ていた。3作観るとこまで我慢してきたが、ハッキリ言う。トム・ハーディはカスだ。
ジョーカー フォリ・ア・ドゥ
世間は「ジョーカー」を求めていたが、それを分かっていて敢えて嘲笑うかのように「アーサー・フレック」の映画を作ったな、という印象。いや、前作からそうやったんやけど。観たいものしか観ようとしない、観せられなかった時に作品のせいにするここ最近のバカがバカなりにバカ騒ぎしたとこも含めて製作陣の思う壷だったような気がする。世界一エロくないセックスが観れる。
アガサ・オール・アロング
一番良かった作品だった。ドラマである理由、アガサを主役にした理由、諸々の展開に無駄がなく、一人の魔女の物語ではなく、新たなキャラクターの誕生を予感させるMCUらしさが丁度いい塩梅だった。