私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

【模試②-B】ファルコン&ウィンター・ソルジャー大復習!!

こんにちは!睡眠の質を改善したいワキリントです。

 

眠りの質が高いと一日の質も高くなるような気がしませんか?最近はシャワーのところをわざわざお風呂沸かしてみたり、自律神経を整えるストレッチをやってみたりと、よく眠れることに関して並々ならぬ情熱を注いでいます。

 

その結果熟睡できても、この前はめちゃくちゃ怖い夢を見てイヤ〜な目覚めをしてしまいましたけども。プラマイゼロ、むしろマイやないか!!

 

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そんなわけで今回は『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』をネタバレなし(ちょっとあるかも)で振り返る復習回となっております!レッツゴー!

 

★あらすじ★

舞台は『アベンジャーズ:エンドゲーム』のあとの世界。サノス君が襲来した傷跡はまだ癒えず、修復の真っ只中といったところ。

 

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主人公の一人、ファルコンさんことサム・ウィルソンさんは、自慢の翼を搭載したジェットスーツを駆使し、アメリカ軍と協力してテロリストの脅威から世界を救うために日々戦っておりました。

 

情報を収集する中で、「フラッグスマッシャーズ」なる集団が難民たちを次々に支援者へと変え、暗躍していると知ったサムさん。しかし、神出鬼没の彼らの足取りは掴めません。

 

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プライベートでは、地元の港町で二人の息子と暮らす姉のサラさんの生活をなんとか立て直そうと奮闘するも、一筋縄ではいきません。おいおい八方塞がりじゃねーか!

 

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一方のウィンター・ソルジャーさんことバッキー・バーンズさんはというと、過去に組織の殺し屋として行った「任務」の償いを行っていました。

 

洗脳され、罪なき市民でも手にかけてきた数十年が影響したのか、セラピストに対してもぶっきらぼうな態度を頑なに変えようとしないバッキーさん。おいおい!早くあの頃のにこやかプレイボーイに戻ってくれよ!

 

そんな悩める二人がテレビで目にした衝撃の光景。それはサムさん「これはアメリカのもの」と博物館に寄贈したはずの、キャプテン・アメリカ先生の盾を我が物顔で持った「新生キャプテン・アメリカ

 

普段はめちゃくちゃ仲の悪いサムさんバッキーさんですが、心から信頼するキャプテン・アメリカ先生の盾をドヤ顔で構えるイケ好かない野郎、ジョン・ウォーカーさんへの思いが一致。一時共闘といった形で行動を共にします。

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過激な方法で世界を変えようとするゲリラ、イヤな奴の手元で輝く大親友の盾、隣を見れば反りの合わない相棒(仮)……問題だらけの状況で、二人は上手く協力しあえるのでしょうか!?というのがあらすじです。

 

内にも外にも問題だらけなチームが少しづつ改善に向かっていくのはドラマの王道!映画にしなかった意義もそこにあるのでしょう。

 

★キャラクター★

さてお次は脇を固めるキャラクターを紹介していきましょう!

 

皆さんが気になっているであろう二代目キャプテン・アメリカジョン・ウォーカーさん名誉勲章を貰うほどの優秀な軍人。相棒のバトルスターことレマー・ホスキンスさんと任務にあたります。

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最初は「なんだこいつ!」「こんなのキャプテン・アメリカじゃない!」となるでしょうが、そんなのジョンさんが一番理解している様子。大きな看板を背負った責任と期待に応えようと一生懸命な姿は「ま、まぁこいつも悪くはないかな…」くらいにはなるでしょう!温かく見守ってやってよ!

 

続いて今作の敵組織となるフラッグスマッシャーズ。そのリーダーは意外や意外、一見すると幼気な少女!その名もカーリ・モーゲンソウさん

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「世界は一つ、人は一つ」を掲げる彼女の思想に傾倒する支援者の隠匿によって、目的や足取りが一向に掴めません。なんとかして先の行動を読みたいバッキー

 

そんな二人が頼った人物というのが、あろうことか『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズの分断のきっかけを作った極悪人、バロン・ジモ君!てめぇこの野郎!まだ許してねぇからな!!

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アベンジャーズ、特にバッキーさんにとっては因縁の相手となるジモ君ですが、彼が持つ膨大な裏社会の情報やコネは非常に有益。ジモ君にも何やら思惑がありそうですが、背に腹はかえられぬ精神で、国に属するジョンさんにはできない、ギリギリどころかだいぶアウトなやり方でカーリさんの足取りを追うサムさんチーム!

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道中、『シビル・ウォー』で指名手配犯となったサムさん達の逃亡を幇助したとして、闇の世界に身を隠していた(完全にとばっちりやんけ)エージェント13ことシャロン・カーターさんの協力も受け、次第にフラッグスマッシャーズへと近づいていくチーム・ファルコン!

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フラッグスマッシャーズ、チーム・ファルコン、チーム・キャップ、それぞれの思惑が交錯しながら展開していくうちに、それぞれのキャラクターにも心境の変化が現れます!これもドラマならでは、一人一人がじっくり掘り下げられてたまらんですねぇ〜!

 

あと最後に一人だけ、イザイア・ブラッドリーさんという男が出てくる、と…それだけをお伝えさせていただきます…!予告映像にも出てこないキャラクターでいわばネタバレ、校則違反となってはしまうのですが…!どうしても伝えるべきだ、と…いやほんと、睡眠不足になるくらい、授業するのがめっちゃ遅くなるくらい悩んだのですが…!!!観た人ならば分かってくれるはず!っていうかこれまでどれだけネタバレ踏まずに紹介してきたというの!許せよ!

 

★マジでスクリーンで観たかった★

最後は内容ですね。いやぁ、もう……

 

感無量じゃない??

 

骨太というかなんというか、ガッツリMCUの中の「世界」を真っ正面から描いてくれてありがとう…!という気持ちでいっぱいです。全6話とは思えない密度の濃さ。余韻も味わい深いのよねぇ。

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好きな人ならば一度は思ったことがある「ヒーロー達が戦っているところもいいけど、彼らが普段どんな日常を送ってるのかも観たい!」という想い。本作はそれを世界まるごと見せてくれた気がしています。

 

しかし決して「こんな暮らしなのか〜!楽しそ〜!」とはならないのがMCUの本気度の表れ。現代社会にも通ずる問題をまざまざと映し出した前半戦は、観ているこちらも苦い顔で悩み苦しんだことと思います(誤解のないように言っておきますが、話はめちゃくちゃ面白い)。

 

そして後半戦。「とうとうやっちまった!」の第4話から「おーし!いったれいったれー!!」の第5話、からの最終第6話……

 

「ヒーローって……これだよな…………」

 

もうなんも言うことないです。「正解」を叩き出してしまいました。だからこそ、だからこそなんだよなぁ…

 

スクリーンで観たかった……!

 

前半戦で我々に提示される様々な問題を一週間各々が悩めるのも、後半戦でお預けをくらって徐々にボルテージが上がってくるのも、ドラマでなければ体験し得なかったことですが、その結論が実にヒロイックで…できることなら映画として出会いたかったな…というのが正直なところです。

 

しかし、晴れて本作の主人公となったサムさんの本質を鑑みるに、ドラマ向き(映画向きではない、とは言ってねぇから!)なのかな、とも思いました。

 

というのもサムさんは、様々なレビューでも言われているように「対話のヒーロー」なんですね。拳で解決することをギリギリまで迷い、心に訴えようと尽力できる慈しみのヒーローなんですよ。さすが退役軍人省のカウンセラー経験者。

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そんなサムさんのヒロイックな場面というと、必然的に「語る」シーンなわけです。敵味方入り乱れてドンパチやって、敵倒したら気分爽快ハイ大団円、というのは映画でやればいいんです。世の中の大多数はそういう娯楽をヒーローに求めてんだから。知らんけど。

 

そんなわけでサムさんの5話から最終話にかけての立ち回りはヒーローとしての正解すぎたと言ってもいいくらい、ヒーロー好きとしては大満足でした。しかし、だからこそもっともっと多くの人の目に触れるといいますか、敷居の低い感じで届いてほしかったな、というのが個人的な想いです。

 

もう一人の主人公であるバッキーさんにも似たようなことが言えます。暗殺者としての拭いされない暗い過去を持つバッキーさんは、果たしてヒーローとしての資格を持っているのか、そのことにバッキーさん自身が答えを出すには、映画の尺はあまりにも短すぎます。

 

サムさんを筆頭に、様々な人との関わりを経て答えを模索していくバッキーさんを描くために、ドラマはこれ以上ない舞台だったと思います。こんなに掘り下げてくれてありがとう。媒体の特色を把握し完全に使いこなすMCU、決して簡単なことじゃないと思います。感嘆しますわ(韻を踏みました。特に意味はありません)。

 

既に映画としての企画も検討中とのこと。ぜひとも実現されてほしいものです!いやマジで!大画面で観てぇよ!ヒーローをよォ!

 

★これでようやく……★

さて、以上で『キャプテン・アメ』…おっと、『ファルコン&キャプテン・アメ…』おっと、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の復習は終了となります。

 

第1話冒頭からトップスピード、ハイカロリーで駆け抜けたという表現がピッタリの作品でございました!

 

大好きなヒーローの脇を固めてきた、大好きな相棒(界隈ではサイドキックって言います)たちを主役に据えた作品ということで、いつもなら即復習するところをアホほど期間を空けてしまいました。間に『男はつらいよ』のこと語っとんなぁ?何しとんねん?

 

語り尽くせぬほどに語りたいことが多い作品だったということにさせてください。これ以上は待たせられないですしね(待っていたかどうかは別として)。

 

少なくともトップクラスの出来であることは間違いありません。ワキ君、太鼓判押しちゃう。それはそれは特大のやつ。

 

近頃は梅雨も近づいてきて中々空模様もスカッとしませんが、同じ空の下で暮らし、忌々しいウィルスに同じように辟易している世界中の仲間たちのことを想いながら、たまには空を見上げてみるのもいいかもしれません。ヒーローが翼を広げて見守ってくれてるかもよ?

 

いやぁ〜久々にいいアメコミを摂取できてホッコリしました。ぐっすり眠れそう。皆さんも安眠サプリとしてのアメコミ観賞、いかがですか?それでは!

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