こんにちは!前回は「アメコミ高等教育」として、人気ヒーローが如何にしてスーパーパワーを手に入れ、悪と戦う道を選んだのか、を意味する「オリジン」についての授業を行いました。
今回はその続き、と言いますか、私ワキリントが何故この高校の教師を志すほどアメコミが好きになったかを「ワキリント・オリジン」としてご紹介したいと思います。
やっぱり最初は「カッコいい!」から入った
ぼくとアメコミの出会いはスパイダーマンでした。
突然手にした力の強大さに、恋・仕事・友人関係など、これまでの人生が大きく変えられた主人公に、ぼくは感情移入していました。が、カッコいいとは思わなかったです。
なぜなら彼は毎回現れる宿敵を倒す一歩前までいくんですが、そこでピンチに陥り、なんやかんやで敵が改心して事故っぽく倒されて終わるんですね。
簡単に言うと、子供だったというのもあるんでしょうがスパイダーマンは爽快感に欠けたんです。
敵があのまま悪者で、彼が1発デカいのお見舞いして倒れてくれていれば「スパイダーマン、カッコいい!」となっていたんでしょうけど、我にかえりますからね。で死ぬっていう。
ここで出るのって「カッコいい!」じゃないんですよね。「いや死ぬんかい」なんですよ。せっかく感情移入してたのに、クライマックスで一気に突き放されたんです、スパイダーマンから(彼氏か)。
ではどこでカッコいい!となったか、なんですが、それがこちらのダークヒーローだったんです。
燃え盛るドクロヘッドにいかついバイクのゴーストライダー。この方がぼくにとって初めて「カッコいい!」と思ったアメコミヒーローでした。
この人(ドクロ)はヤバかった。カッコよさのスカウターがあったら絶対にぶっ壊れて、「カッコよさ指数」とかいう概念があったらこの人(ドクロ)は間違いなく530000だろうなと思いました。それほどカッコよかったんです。
そしてもちろん強かった。敵の攻撃なんてものともしてなかった。正直勝負になってなかった。終始圧倒的な強さを見せつけてハイおしまい。
戦闘力のスカウターがあったら以下略。
異形の風貌や常人離れした強さのせいで感情移入こそできませんでしたが、とにかくカッコいいの一点ばりでゴーストライダーはぼくに衝撃を与えてくれました。
さて今回はこのへんにしておきましょう。これ以上話すと史上最長になりそうです。こぼれ話なのに。
次回はぼくがアメコミ映画を「カッコいい」だけで観なくなった理由をご紹介しようかなと思います!こぼれ話なのに2週ブチ抜きです!それでは!