【テスト㉓-A】ワンダーウーマン 1984大予習!!
こんにちは!ワキリントです!
おい!!!!!今週は祭りだぜ!!!!!
すいません急に大声出したりなんかして。でも分かるでしょ。見出し見てください。ね?「テスト」ってあるでしょ?テストって「新作アメコミ映画」ってことなんですよこの学校では(4年目にして初の説明)。
約半年ぶりのテスト、それすなわち祭りでしょう。待ちすぎてもう待ち飽きちまったよ。
コロナウイルス感染者も増えてきた苦境にもめげず!年内の公開に踏み切った『ワンダーウーマン 1984』!盛り上げずにはいられないッ!
レッツゴー!
★あらすじ★
タイトル通り今作の舞台は1984年に置かれているようです。超長生きのワンダーウーマン先生が前作活躍したのが1910年代でしょうから、世界情勢や人々の暮らしも目まぐるしく変わっておるんでございます。
普段は博物館の考古学者としてひっそりと暮らしながら、人知れず悪者退治を行っていた先生。そんな彼女の前に立ちはだかる敵(ヴィラン)がこちら!
実業家のマックスさん!
……大丈夫?こんな小太りでさぁ。相手ほぼ神よ?戦えるん?勝負になるん?
いかにも胡散臭くて小物で終わりそうな雰囲気をムンムン放っておりますが、とある力を手に入れたことによって陰謀を企む様子。これは別のめちゃ強いヴィランに利用されるだけ利用されてしょぼく終わるタイプの奴です。十中八九。ぼくは沢山アメコミ映画観たから分かるんだ。5億ジンバブエドル賭けてもいい。
ほんでそのめちゃ強いヴィランっていうのがおそらく詳細不明のチーターという方。多分水前寺清子さんが演じてらっしゃるんだと思います。
お元気そうです、水前寺さん。
なんだかあらすじなのに脱線が多いですね。まさに3歩進んで2歩下がるといったところ。言いたいだけですよ。ええ。なんか文句あっか。テンション上がってんだこちとらよォ。
あ、最後なんですけど前作で先生といい感じになったスティーブ・トレバーさんも出てきます。
さりげなく腕時計を着けてるのがニクいねぇ。
……えっなんで!?!?!?
先程も言ったように前作は1910年代。超長生きのワンダーウーマン先生はいいとしても、平凡な人間であるスティーブさんが生きているはずはないのですが……一体何が起こっているのでしょう?劇場へレッツゴー!
★見どころ★
まずは1984年という時代設定に注目しましょう。80年代のアメリカといえばなんとなく色々はっちゃけてたイメージがあります。『フットルース』とかその辺のやつですよね?知らんけど。そんな感じ。
それに対してワンダーウーマン先生。銃を使って戦争していた1910年代ですら剣や盾、弓矢を使って戦っていた島の生まれの先生は、どれだけ世間のはっちゃけから距離を置いて暮らしているのでしょう?コミカルなズレを楽しむことができそうです。
絶対博物館で喋った女の子とかに「内緒ね」って言ってると思う。
戦い方の進化も予告から見受けられます。便利道具のフェスティアの投げ縄はもちろんのこと、先生の専用機、透明な飛行機が登場!透明な理由なんか知るか!
外観は見せてくれません。気になるぅ〜
そして最大の見せ場となるであろう先生の新アーマー!まるで鳳凰、きらびやかなゴールドの聖衣に身を包み、我々のことを圧倒してくれるでしょう!
小宇宙を燃やしそうですね。
★中止しちゃったけど★
さて、以上で『ワンダーウーマン 1984』の予習は終わりです!
「次のアメコミ映画公開されるまで映画館行くの我慢しよ」となるくらい待ち望みました。やっとです。一体どれだけの大作を観逃したと思っているの。『TENET』とか観てみたかったよ。どうしてくれるの。
アメコミ映画バカ一代の自負が揺らぎそうになるほど、このコロナ禍で延期の続いたアメコミ映画業界。喜びを噛み締めたいのも山々ですが、そうはいかないのがワタクシ。
良い物は良い、悪い物は悪いとハッキリ言ってやるつもりで臨みます。久々のアメコミ映画だからって審美眼が衰えとると思うなよアホンダラがァ!
また前作『ワンダーウーマン』といえば、女性のエンパワーメントに一役買ったヒット作でもありました。その続編となるとやはり、更なる後押しとなる作品になることを期待する自分がいます。頼んますよ姉御ォ!
皆さんもぜひぜひ、映画館へGoTo!してくださいね!国からの補助金は出ません!
それではまた来週、元気な姿でお会いしましょう!
【教員紹介⑨】ワンダーウーマン先生
こんにちは!「姉」という生き物に憧れがあります。どうもワキリントです。
第一子にして長男という出自で生まれてしまうとどうしても「姉」ができないじゃないですか。となると最早SF、ファンタジーの世界の生き物なわけです。「姉」というのは。第一子にして長女の方は「兄」に憧れがあったりしますか?
ほんで姉のいる同級生とかが言うんすよ。「いやぁ…姉ちゃんおってもあんまいいことないぜ〜?」ってね。
そういうのも込みで「姉のいる生活」をやってみてぇっつってんのがどうして伝わらないかなぁ!?!?SFでファンタジーなんだから「妖精さんと一緒に生活してみた〜い」くらいのテンションだよ!真剣に受け止めんな!
ワンダーウーマン先生
ワキ君、生徒のみんなが冒頭からブラウザバックするようなことやめてくれない?
はっ!これは申し訳ない!DCコミックスのヒーローチーム、ジャスティス・リーグにおけるワンダーウーマン先生の立場はまさに姉御そのもの。つい叶わぬ夢を叫んでしまいました。謝るからぼくを戦車の下敷きにしようとしないで!
ワンダーウーマン先生
まぁいいわ。キモいけど。
で、私は歴史を担当するって聞いたけど、果たして私に出番は来るんでしょうね?ただでさえMARVELの歴史教師・ウルヴァリン先生がめっきり姿を現さなくなってから久しいってのに。
仕方ねぇっすよ。だってオリジンって基本的に1作目のネタバレだもん。
ワンダーウーマン先生
開き直り方えぐぅ。
とはいえモティベーションを「テストのときより魅力的にワンダーウーマン先生を紹介する!」に設定したので頑張ります!
ワンダーウーマン先生
あぁ、いいじゃない。久々に読み返してみたけどゴミみたいな文だったわね。開口一番「美人!」とか言うし。
それはぼくも思った。なんか、歴史だな〜って。
ワンダーウーマン先生
うまいことまとめようとすんな。
★懐かしのオリジン★
まずはワンダーウーマン先生自身の歴史、いわゆる誕生の秘密ってやつに迫っていきましょう。
ワンダーウーマン先生
アメコミ風に言うと「オリジン」ね。この言葉もまた久々。弁当じゃないよ。
えっそんなジジイみたいなギャグ言うの?
え〜、気を取り直して…ワンダーウーマン先生はセミッシラという秘密の孤島で太古の昔から栄えてきたアマゾン族の王女です。わ〜キャラの宝庫〜。
島には女性だけが暮らしています。
ワンダーウーマン先生
セミッシラはベールのような不思議な結界で守られていて、外から見ても分からないようになっているのよ。
アマゾン族の戦士として訓練に励んでいた先生ですが、第一次世界大戦を機にセミッシラを離れ、ダイアナ・プリンスとして外界へと旅立ちました。
ワンダーウーマン先生
なぜ島を離れることになったのか、外界での活躍はどんなものだったのかを知りたいそこの貴方!『ワンダーウーマン』を観なさい!
露骨な宣伝!だがそれでいい!何度も言うがオリジンは1作目のネタバレなのだから!!
ワンダーウーマン先生
やってみて分かったけど、歴史の授業って何も言えないじゃん!クソ大変!
でしょ!?そんなこと無理してやってたんですよ!
ワンダーウーマン先生
おったまげ〜!私立アメコミ高校にも歴史あり〜!
テンションいかついけど苦労が分かってもらえたみたいでよかったです。
★世界を救えてしまいすぎる★
ワンダーウーマン先生
さぁ次は私の魅力よ。「美しい」なんてこと言わないように。美しさを女性の魅力として挙げる時代はもうオワコン。
そんな気はしてる。ホントは女言葉も使いたくないんですけどね。その辺は目をつぶってくれたまえよ。
さて、一つ目の魅力ですが、なんといっても訓練によって鍛え上げられた戦闘センスは外せません。
ワンダーウーマン先生
アテナの剣とイージスの盾をはじめ、どんな攻撃でも弾き返し、交差させるように打ちつけて辺りに衝撃波を放つこともできるブレスレットも戦いには役に立つわ。
ワカンダフォーエバーとは交差のさせ方が逆です。
忘れちゃいけないのがフェスティアの投げ縄。これに縛られた相手はウソをつけなくなる効果があり、ブン回したり尋問に使ったりできる優れものです!
先生が誕生した背景にはとある心理学者も関わっており、学者さんの「こんな道具があったらいいのに〜」が凝縮されたアイテムですね。
ワンダーウーマン先生
剣や盾を使った近接格闘、遠くの敵には投げ縄で、ブレスレットで防御やトドメ。ザッツオールよ。
戦うときに雄叫びをあげるのがまたカッケーんすよ。
実にシンプル。スーパーマン先生に匹敵する身体能力だからこそ為せる格闘スタイルなのかもしれませんね。
二つ目の魅力はファッションですかね。何を着ても様になるんでございます。
ワンダーウーマン先生
戦いのコスチュームはもちろん、周りに溶け込む際に身につける衣装も一つの武器であり魅力ってこと。
背中にはアテナの剣が隠されているよ!
戦うときの動きやすさを重視しすぎるとこはありますけどね。まぁ、そういうところも先生の魅力です。セミッシラという閉じた文化で暮らしてきた結果、ぼくたちの暮らす世界とのズレが先生の可愛い一面を引き出してくれます。
ワンダーウーマン先生
最初のうちはそうだったけどね。『バットマンVSスーパーマン』のときなんて何の問題もなく暮らせてたでしょ。
元の学習能力が高いからかもしれませんね。古代ギリシャ語も話せますし。
そして最大の魅力が「純粋さ」。世界や人類は様々なしがらみや障害に溢れています。先生はそんな、分かっちゃいるけど一歩を踏み出せないモヤモヤに立ち向かえる純粋さがあります。
ワンダーウーマン先生
「これ、おかしくね!?」って言うことなんて普通じゃんね。だっておかしいんだもん。
しかし純粋だからこそ悩みも多いようで。とかく人類は罪深き生き物です。憎み、争う生き物。その気になればなんだって救えてしまうけれど、果たして救う価値などコイツらにあるんだろうか。皆さんも先生にそんなことを思われないように生きていきましょうね。
さもないと高いとこからヒザ蹴り喰らわされます。
ワンダーウーマン先生
別にアンタら人類のせいで世界滅亡とかしても、実際屁でもないからね。実質神みたいなもんだし。
本当にありがとうございます。ぼくたち頑張ります。
★新鮮な気持ちで★
さて、以上でワンダーウーマン先生の紹介は以上となります!
長生きであることが確認されている先生はもちろん歴史の担当として、DCコミックスの教員の皆さんを紹介してもらおうと思います!
ワンダーウーマン先生
良かった。MARVELのうるさいアイツがもう出しゃばることはないのね?
いやもう皆それ言うじゃん。根に持ってる?
ワンダーウーマン先生
当たり前でしょ。全員言うわよ。
それにしても今回は貴方が吹き出しを導入してから初めての教員紹介だったわね。
そういえばそうですね。長いことやってこなかったトピックなことも手伝ってか、フレッシュな気持ちで臨むことができました!
ワンダーウーマン先生
長く続けると色んなことがあるのね。物の見方や表現の仕方も変わっていくもんね。変わらないのはこのブログの読者数くらいかな。
最後の一言めちゃくちゃ余計だけどその通りですよ。思えば色んなことを授業してきたなぁ……
ワンダーウーマン先生
それでは二人で〜?せーのっ!
私立アメコミ高校にも歴史あり〜!
私立アメコミ高校にも歴史あり〜!
お察しの方いらっしゃるかもしれませんが、先生のキャラはブレブレです。
【天文学⑤】スーパーマン先生と学ぶ『ロッキー』シリーズ【後編】
こんにちは!おそらく筋肉が付きづらいワキリントです。
ぼくのオカンが健康診断を受けたところ、「遺伝子的に筋肉が付きづらい」ということを言われたのが分かってから早くも4年ほど経過しようとしております。
そんなオカンと話し方から考え方、生き方に至るまで似ちゃってるもんだから、十中八九筋肉が付きづらい遺伝子を受け継いでいるんだろうなぁと思います。実際今年は「毎日10分筋トレ」を真面目に続けているにも関わらず、ちょぴっと上腕三頭筋がいい感じになったくらい。疑惑が確信に変わった1年でございました。
しかしぼくは諦めませんよ。どんなに長い道のりであっても続けます。そしていつか証明したい。「人は変われる」ということを。そんな強い意志をぼくは『ロッキー』シリーズから学びました。ということで今回も、人々に勇気と感動を与える『ロッキー』シリーズを学んでいこうと思います!
スーパーマン先生
いやぁワキ君、なかなかいい話をしてくれたね。なんだかぼく…泣けてきちゃって…
泣かせてやらないとキャラ的にどうかなと思いまして。
スーパーマン先生
あっそういう事務的なスピーチだったの?
人は変われる。そうでしょう?
★この頃、もうロッキーの虜になってました★
前回の終わりに駆け足で行った感想ですが、今回はその続きから始めたいと思います。レッツゴー!
5作目 『ロッキー5』
ボクサーの行き着く先、破滅へのルート、なんというかシルベスター・スタローンさんがこのシリーズ嫌いになっちゃったから作ったんかなってくらい、生々しくて闇を感じました。だからこそ現実味を帯びてます。
6作目 『ロッキー・ザ・ファイナル』
現代にアップデートされた『ロッキー』1作目といったところでしょうか。一つ違うのがロッキーは既にレジェンドとして世間に知られているというところ。おれもフィラデルフィアの階段上りたい。
スーパーマン先生
シリーズ全体を通してみると人によってだいぶ評価が分かれる2作品だけれど、ワキ君としてはどうなんだい?
逆にぼくは興味津々でしたね。こういうシリーズものというのは「如何に続けるか」ではなくて「如何に終わらせるか」の方が重要なんです。
それこそ『アベンジャーズ:エンドゲーム』のように、シリーズ初見の人が観るとポカン?となるような展開が続いてしまうと、途端に「閉じた」コミュニティのシリーズになってしまう。
ニッチなキャラが出るんですよ。
スーパーマン先生
「名前は知ってるけど観たことないあのシリーズ、今回で最後らしいよ」という層が一定数いるからこそ、そちらに向けて間口を広くとった上で風呂敷は畳まないといけない。ある意味一番難しいことかもしれないね。
そういう点で言うとちょっと残念でしたかねぇ『ロッキー・ザ・ファイナル』は。なんというか、タブーをやっちゃった気がして。
スーパーマン先生
タブー?どっちかって言うと『ロッキー5』の方がヤバくない?
まぁ、引退したボクサーがストリートファイトする話ですからまぁまぁタブーではあるんですけど、それって「ボクシングの」じゃないですか。ぼくが言いたいのは「『ロッキー』シリーズの」タブーなんですよね。
紋切り型にもほどがあるボクシング界の負の側面の皆さん。
スーパーマン先生
なるほど?具体的にはどんなところかな?
一つ目は終盤の試合になってから、急に画面がアメリカのテレビみたいなパッキパキの感じになっちゃったこと。ロッキーが実在するボクサーのような気にはなったんで、演出的には意図的なのかもしれませんが、ぼく個人としてはやっぱり「映画」としての品格が損なわれたような気がしてムムム…でした。
スーパーマン先生
ワキ君はテレビサイズの画面で観たからまだいいだろうけど、当時は大画面のスクリーンで上映されてるんだもんね、当たり前の話だけど。映画であってくれよ、っていう。
テレビ中継観てるみたいになっちゃった。
その通り。そして二つ目のタブーはロッキーに心の声を出させたこと。これまで幾度となく試合中にピンチを迎えてきたロッキーですが、心の声で己を鼓舞するような描写だけはしていませんでした。
スーパーマン先生
ミッキーやエイドリアン、アポロなどが立て続けに画面に映し出されたり、ラウンド間のインターバルの間に喋らせればロッキーが「誰のために」「何のために」打ちのめされても立ち上がり、ファイティングポーズを取るのかは分かるもんね。
その通り!『ファイナル』では少し疎遠になってしまった息子との関係性が掘り下げられますが、だからこそこの心の声が非常に勿体ない。
ボクサーとしてリングに帰ってきたのならば、そして父親であるならば、言葉でなく行動でセコンドの息子に示してほしかったなぁ。
スーパーマン先生
あ、そういえばワキ君は「父と息子」が絡むと大変なことになるんだった。今回はヤバい回になりそうです。
★『クリード』の功罪★
スーパーマン先生
さて、その後ロッキーの人生は『クリード』シリーズへと引き継がれていくわけだね。感想行ってみよう!
先生も世代が変わってますね。芸が細かいな。
7作目 『クリード』
まず何よりも「アポロの息子をロッキーが導いてあげよう」という発想がもう優勝でしょ。なんそれ。アツぅ。ファンへの目配せ(幻の3戦目)もちょうどいい塩梅です。
8作目 『クリード 炎の宿敵』
「因縁の相手・ドラゴの息子と戦わせよう」というのがこれまた発想の勝利。色々と要らんことやるけれど、まだ愛想つかすほどではないかなといった感じです。
スーパーマン先生
時にはリングの上で拳を交わし、時にはトレーナーとして自身を鍛えてくれた生涯の盟友・アポロ。その息子であるアドニスに、今度はロッキーがボクシングのイロハを叩き込む。永遠の師であるミッキーも重なって非常に気持ちのいい新章だよね。
時代からは逆行したトレーニングが映画映えするよなぁ。その辺もシリーズの選球眼の良さ。
『ファイナル』で一度は終わらせたシリーズですから、相応のアイデアと復活させる意義、世間が納得するような展開を作れる実力と自信がないと、なかなかできることじゃありません。
スーパーマン先生
『フルートベール駅で』『ブラックパンサー』を代表作に持つライアン・クーグラー監督が、自身の土俵であるブラックカルチャーにシリーズを持ち込んできたようにも思えるね。
まぁ所々でヒップホップがかかるくらいの事でブラックカルチャーかっていう疑問はありますけど、その辺は置いといて、『クリード』シリーズは『ロッキー』シリーズの延長として機能しているわけですから、当然そこにはいいことも悪いことも出てくるわけです。
スーパーマン先生
そうかな?アツいじゃない。これからが楽しみだけどな。
もちろんぼくも続編を楽しみにしています。うまいこと『ロッキー』シリーズの魅力を摂取しながら、独自のテイストを効かせて新たな広がりを観せてくれるのはもちろんのこと、ぼくは何よりアポロ・クリードという男のボクサー人生に広がりが生まれたような気がしてなりません。
スーパーマン先生
…つまり、どういうこと?
最強との呼び声も高いボクサーであるだけでなく、自ら興行のアイデアも出し、マイクパフォーマンスや入場演出も欠かさないのがアポロでした。
それが今回、ライアン・クーグラー監督の元で作られたシリーズを受けて彼に思いを馳せると、「アポロにはアポロなりの悩みや葛藤があったのか…」と思うようになりました。
スーパーマン先生
ビッグマウスな発言も、仰々しい入場も、昨今ほどの黒人差別への理解や協力がなかったであろう時代に生き残るため、もしくはうるさい白人至上主義者たちを黙らせるための必死のパフォーマンスだったのかもしれない…ということ?
悲しきピエロにも観えてくるのよ。
作中では一回も触れてないはずなんですけど、なんかそんなことを思っちゃったんですよねぇ。実際のところどうなのかは置いといて、「過去の作品に新たな観賞価値を見出す」という点において、『クリード』シリーズは素晴らしい功績を残したと思います。
スーパーマン先生
じゃあ、逆に『クリード』シリーズが始まったことによって起こった問題ってなんだろう?
明らかに「ロッキーが死ぬしかない」ことでしょう。『ファイナル』のまま終わらせておけば、世界中の人の記憶の中で「生きたまま」残り続けたはずなのに、新たなシリーズが始まってしまった。
スーパーマン先生
癌も見つかったり、息子との和解(また疎遠になっとったんかい)も済んだり、死亡フラグがバシバシ乱立してるよね。確かにロッキーを「死んだキャラ」として記憶させる可能性を孕んでいるのは不安要素かもしれない。
あんまり観たくないなぁ、ロッキーの衰弱した姿。
長年に渡ってロッキーは人々のヒーローであり続け、今もこうして一人の異国の地の青年を筋トレに目覚めさせるほど、影響を与え続けるアイコン的な人物です。ロッキーは生き続けなければならない。しかしロッキーがそうであったように、師と慕う人物との別れなくして、アドニスの成長は成しえません。
スーパーマン先生
この問題にどう折り合いをつけていくのか、今後も目が離せないシリーズだね。
最終ラウンドまで付き合いますよ。かかってきやがれ!
★『ロッキー』シリーズも『クリード』シリーズもアメコミ映画★
スーパーマン先生
最後の最後に思い出したかのようにアメコミ映画にするんじゃないよ。
熱く語りすぎて本校の存在意義を失うところでした。もう説明はいりませんね?『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』におけるスタカーですね?『ブラックパンサー』におけるキルモンガーですね?アメコミ映画以外の何ものでもないですよ。
スーパーマン先生
毎度毎度よくやるよ…
こんなことで呆れちゃいけませんよ。来週からは久々に純度100%のアメコミ映画について授業やります。
スーパーマン先生
そっ、そうか!そういえばそうだった!いやぁ…長かった…これまでのワキ君の辛さを思うと…ぼく…ぼく…うおぉぉぉぉぉぉ!!よく耐えた!よぐ耐えだぞぉワ゛ギぐぅぅぅん゛!!!!
本当はぼくも泣きたいけどそんなに泣かれたら涙引っ込んだわ。
「上映してくださってありがとうございまぁぁぁぁす!!!」
【天文学④】スーパーマン先生と学ぶ『ロッキー』シリーズ【前編】
こんにちは!筋トレのおかげでカラダが締まってきたワキリントです。
今年は「毎日10分筋トレ」を目標にしてたんですよ。どうしても忙しくてできなかった分は後日20分やって帳尻合わせたりなんかして、なんやかんや今の今まで継続できております。
短いようで長い10分という時間。一日の中に「自分を目一杯追い込む時間」があるというのはやり遂げた達成感も相まって非常に有意義です。あと日常で嫌な人間に遭遇した時も「まぁなんかあったらボコボコにできるか。鍛えとるし」ってなって、結果優しくできます。暴力性を内に秘め優しさを外に出す。これが一番安定したメンタル。
さぁ今回はなんと言いますか、もう本当にお待たせしました。去年ぼくが観た映画の中で「出会ってよかった〜」と未だに回顧するくらい好きになっちゃった、『ロッキー』シリーズについて遂に学んでいきたいと思います!
やっとできるぞ!!
スーパーマン先生
グスン…ワキ君が遂に『ロッキー』シリーズを紹介してくれる…今か今かと待ち望んでたよ…
お、今日も泣きじゃくってますねぇ先生。
いやね、1作ずつ「いいですねぇ〜」てな感じで語りたい気もするし、『ロッキー』シリーズとひとくちに言っても、その後を描いた『クリード』も2作あるじゃないですか。もちろん観たんですけど、さてこれを『ロッキー』シリーズと同じものとして語って良いものか、新時代の『ロッキー』を目指してるシリーズだから分けるべきではなかろうかなどと考えてたら、とんでもない時間が経ってしまっておりました。
スーパーマン先生
うぅぅ…そんなこと言ってワキ君…本当は観てから時間が空いたから内容あんまり覚えてないだけなんだぁぁ〜!!!
頑張って思い出すから泣くのやめれ。
★ロクな奴がいねぇ★
さて、まずは1作目『ロッキー』(76年)です。観る前は「生卵ガブ飲みして『エイドリアーン!』って叫ぶ」くらいの予備知識しかなかったんですが、開けてビックリ玉手箱たァこのことで、なんかもうめっちゃくちゃ暗いスタートに先制パンチ喰らっちゃいました。
スーパーマン先生
まさかあそこまでうだつの上がらないボクサーだったとは思わなかったよね。歳も周りと比較すればだいぶいってるみたいだったし。
おまけに高利貸しの集金係とかいう、半分ヤーさんみたいな仕事してなんとか生活してるんですよ。「この人が何をどうしたらボクシングに必死になれるん?」ってくらい目に闘志が宿ってないんすよ。死を待つばかりみたいな。
スーパーマン先生
街の子供に親身にしたのに「くたばれ!」的なこと言われたり、ジムのロッカーは有望な若手に奪われたり散々だよね。中でも特にやっちゃってるのが…
ポーリーと腐れ縁なことですよね。
スーパーマン先生
あ〜、それストレートに言っちゃうんだ。
いやもうヤバすぎるでしょあのおっさん。毎日競馬場にいそう。毎日競馬やってるのか知らないけど。金に細かいとかそういうのじゃなくて、「ウザい」と「なんだか憎めない」の振り幅の中でだいぶ「ウザい」の時間が長いんですよね。
スーパーマン先生
妹のエイドリアンに出会いがないからって半ば強引にロッキーと引き合わせたりするのはまだ「妹想い」で済ませられるんだけどね。マイナスがデカすぎるよ彼は。
エクストリームどうしようもない兄貴。
とはいえぼくはねぇ、ポーリーだけを糾弾したいわけじゃないですよ。諦めてるのか知らないけどあんまり練習もしてなさそうなロッキーをはじめ、タイトルマッチが決まった途端にコーチをかってでるミッキーもそう、塞ぎ込んで人との関わりに引っ込み思案なエイドリアンもそう…
ロクな奴がいねぇこの映画!!
手のひらトリプルアクセルセコンド(いい人)。
スーパーマン先生
えっと確認なんだけどワキ君、この映画好きなんだよね?
もちろん。そういった問題だらけの面々が、時にぶつかり、時に支え合いながら自分の価値を見出していく、這い上がろうともがいていく。そういうところが『ロッキー』シリーズの最大の魅力だと思います。
頑張る理由が愛のためなのがまた人間賛歌としていい。
スーパーマン先生
お世辞にもいい環境とは言えないけれど、だからこそもたらされたチャンスを何がなんでも掴んでやるっていう気迫が伝わってくるよね。
マジでアポロに感謝ですよ。1作目ってシルベスター・スタローンさんが実際に行われたボクシングの試合にインスパイアされて自ら脚本を書いて持ち込み、実現した作品らしいじゃないですか。いわばこのシリーズって、スタローンさんがチャンスを掴んでから現在までのドキュメンタリーに近いんですよね。
この人については後編で色々と言います。
スーパーマン先生
スタローンさんがドン底にいたときに作ったもんだから、初稿はもっともっと陰惨な話になっていたらしいよ。
当時のアメリカは冷戦真っ只中。映画界ではアメリカン・ニューシネマと言われる暗いイメージで終わる作品が多く作られた時代だったことを考えると売れ線に乗せようとしていたのかな?
そこをブチ壊して絶妙な落とし所にしているのが『ロッキー』のすごいところなんですよねぇ。決して状況が好転しているとは言えないんだけど、しかし確実にロッキーや周りの人々は自己の証明に成功して晴れ晴れしている。
『ロッキー2』(79年)以降に待ち受ける波乱の人生を予感させつつも、幸福感に満ちたクライマックスで締める。否が応でも人生前向きに生きようって気になっちゃうよなぁ。
★スタローンはすげぇ★
スーパーマン先生
さて、よく肉体派スターの二大巨頭としてアーノルド・シュワルツェネッガーさんと並べられるスタローンさんだけど、ワキ君はやっぱりスタローンさんに肩入れしちゃう感じかな?
うーん、どちらにも良さはあれど、役者としての功績で言うとスタローンさんは負ける要素が見当たらないですよね。
ヒューマンドラマに重きを置いた分、スタローンさんに軍配が上がっている印象です。シュワちゃんはスタローンさんみたいな「共感」ではなくて「憧れ」に近いかなぁ。
スーパーマン先生
なるほどね。その、映画界における功績っていうと例えば何があるのかな?
他のブログの受け売りになっちゃうけど、『ロッキー』は先述したアメリカン・ニューシネマの流行によった作られた、暗くてジメジメした雰囲気を『スター・ウォーズ』なんかと共にブチ壊したエポックメイキングなんですって。
スーパーマン先生
かと思ったら『ランボー』でニューシネマっぽいこともやるんだよね。ニューシネマを終わらせ、その復活も担うなんてハンパじゃないね。これも受け売りだけど。
らしいんですよ。『ロッキー3』と『ランボー』がちょうど同年(82年)の公開なんですが、まさに陰と陽といった感じです。どこかのタイミングで『ランボー』シリーズにも着手したいですねぇ。
スーパーマン先生
技術的な面でいっても『ロッキー』は功績を残してるんだよね?受け売りだけど。
受け売りしかしとらんなこの章は。でもいいんです。このアメコミブログというキャッチーな看板を使って『ロッキー』を観たことない(であろう)層に知識を繋いでいくのがぼくの使命だ。
さて、今でこそステディカム、簡単にいうと「手ブレ補正」ですが、『ロッキー』はこのステディカムを用いた撮影法をいち早く取り入れた作品なんですね。
スーパーマン先生
早朝のランニングシーンなんかをこれで撮ったらしいよ。確かにブレブレでこのシーンを撮るよりも、まっすぐ目標を見据えてひた走る!って感じが出てすごく気持ちがいいよね。
観慣れたブレのない映像だけど、知ってから観ると感動するんすよねぇ。
しっかりとカメラに被写体を納められるようになったことで表情なんかも受け取りやすくなりました。
逆にブレブレの撮影を敢えてすることで、ホラー映画で観られるような怯えや恐怖の演出ができるようにもなりました。言うなれば撮影する際の手札が増えたわけですね。これは作品そのものよりも映画界にとって大きな躍進だったと思います。
スーパーマン先生
もしかしてそれも…
はい。受け売りです。
スーパーマン先生
プライドはないのか。
★ババッ!と感想を言います★
いやはや、語ることが多すぎて作品の内容に触れることなく3000文字を超えてしまいました。こうなるのが分かってたからなかなか授業する踏ん切りがつかなかったんだよなぁ。
スーパーマン先生
一作ずつ良さがあるもんねぇ。とりあえず今回はシリーズ8作品のうち、前半4作品だけでも要点まとめて紹介してみたら?
ううむ、仕方がありません。それでは参りましょう!
1作目 『ロッキー』
何度観ても勇気を貰える傑作です。フィラデルフィアの朝がすごく映えてて、冷たい空気が鼻からスーッと通っていく感じ。エイドリアンとの初心な恋愛模様もいいですよねぇ。
2作目 『ロッキー2』
前作クライマックスから話が始まるんで「間違って1借りた?」って思っちゃった。アポロとのリターンマッチに至るまでの栄光と挫折。明らかに予算が増えたんだなっていうのがランニングの子供の人数で分かるので笑います。とはいえ既にロッキーは「ヒーロー」なんだな、というのが分かる作品。
3作目 『ロッキー3』
ボクシングとは切っても切れない言葉「ハングリー精神」が存分に発揮されておりました。やりたかったことを思い切りやり切った感じ。なんかもう色々と展開が起こりすぎてアツすぎる。
4作目 『ロッキー4 炎の友情』
冷戦終結前に公開されたとは思えないメッセージ性に調べてから気づきました。真っ正面からああいうことを言えるロッキー、フィラデルフィアから世界へ羽ばたいた瞬間ですね。
スーパーマン先生
駆け足だったけどまだまだ語り尽くせない!といった感じだね!
いやもう全くですよ!こんな酷なことさせてタダで済むと思ってんの!?もういい!次回は現代に近いから別次元のスーパーマン先生とやります!
スーパーマン先生
えーーーっ!?そんなあぁぁーー!!うわぁぁぁ!!!
それでは皆さん、また次回!
【化学③】アメコミ好きが『レオン』を観た
ブルース・バナー先生
あーい。こん⤴︎にち⤵︎はぁ→。ワキちゃんですよーって。今日はねぇ〜、アメコミ映画でもなんでもない作品を無理やりこじつけてアメコミ映画って言って…もうめんどくせぇや、お茶を濁していく回ですねぇ、はーい。
ブルース・バナー先生
どーしたもこーしたもねぇってんだよォ〜。いつになったらアメコミ映画を観れるんだよォ〜って、そう言ってんだよォ。ザッっっっけんなよオイオイオイオイ。オイオイオイオイオイオイオイオイ!
オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ!
ブルース・バナー先生
ナタリー・ポートマンさんとゲイリー・オールドマンさんがいます。故にアメコミ映画です。
★他人の畑に種植えてる★
ブルース・バナー先生
あーっ?何ー??
ブルース・バナー先生
それがどーしたってぇぇぇぇ!?!?あぁぁぁぁー!?!?
ブルース・バナー先生
クソがよォ〜。いつだ?いつから始まった?「『レオン』がいい」って言わなきゃいけない、映画好きなら通ってなきゃいけないみたいな風潮は。あ?
『ラ・ラ・ランド』もそう、『アメリ』もそう、結局なんだ、アイコニックなファッションとかエキセントリックな色彩感覚を画面に貼り付けとけば「いい」んだろ、その手の輩は。
騙されねェからな!!!!
ブルース・バナー先生
みんなが「いい」って言ってるから「いい」って価値基準やめろや。おめェの声を聞かせてくれよ。おめェはどこのどういうところが「いい」と思ってSNSにあげてんだ?「とりあえず『レオン』好きって言っとけば一定数のフォロワーさんと繋がれそう」って下心が透けて見えるんだよ。
所詮お前の「『レオン』好きです」は他人がせっせと耕して種を植えて水をやり、雨の日も風の日も絶えず様子を伺ってようやく芽を出した畑、そんな畑に無造作に便乗種ブチ込んでる行為と同じだからな。ペラッペラのカッスカスだわ。
ブルース・バナー先生
えぇ観ましたよ。完全版はもちろんのこと、精神的連作と呼ばれる『ニキータ』までね!!
ブルース・バナー先生
女暗殺者の話なので実質『ブラック・ウィドウ』です。早く公開されろやクソが。
普段はマウントなんかに興味はねぇが今回ばかりはやらせてもらいやす。
アンタらがマチルダのマネして丸グラサンかけてボブにしてる間にワタクシは一つ上のステージに上がらせてもらいやぁぁぁぁすぅぅぅぅるるるるるるるぅ。
ブルース・バナー先生
知らん。おらんかもしれん。
ブルース・バナー先生
★お笑いで聴く言葉で『レオン』を考察する男★
冷静さを取り戻しました。ここからは何とか理性的に語彙力でもって「かわいい〜」「泣ける〜」みたいなネットの海に垂れ流す資格すらない五流の回答との格の違いを見せつけていきたいという所存です。
ブルース・バナー先生
やらせてください。言わば今回のぼくは必要悪。「テメェらの『レオン』愛なんてもんは所詮そんなもん」と吐き捨てることで揺さぶりをかけているのです。
この記事が烈火の如く燃え上がった後、それでも立ち上がり己が意志で「私は『レオン』が好き」と言える者。ぼくはそういう人たちだけ残ればいいと思う。
ブルース・バナー先生
さて、『レオン』を観たぼくの雑感なんですが、何よりも冒頭のレオンが依頼を受けてから小太りのオッサンを脅すくだり、アレを観れただけでもう満足しちゃいましたね。オードブルだけ美味かった結婚式のコース料理みたいでした。
ブルース・バナー先生
他にも家族を殺されて身の危険を感じたマチルダがレオンの部屋のベルを鳴らしてからドアが空くまでのくだりとか、仇のスタンスフィールドがトイレのドアを閉めたらいるくだりとか、「緊張と緩和」が要所に施されていました。サスペンスなのかしら。
ブルース・バナー先生
庇いようのない悪人なんですけどチャーミングなのがまたねぇ。フリスク持ってたら絶対奥歯で噛み砕いて昇天するやつやるでしょ。
ブルース・バナー先生
やった。
ブルース・バナー先生
やらん方が『レオン』に失礼。
★死ぬことによって生きる★
ブルース・バナー先生
ん〜。正直どうでもいいっすね。
ブルース・バナー先生
いやまぁ、話せることはあるんで話しますけど、この作品ってぼくが思ってたより「レオン」と「マチルダ」には執着してなかったというか、結構ドライなのね、と思ったのが正直なとこですね。
ブルース・バナー先生
いやそうなんですけど、終盤にレオンの部屋に銃撃が来るまでは、割と淡々と運んでいってる印象があって。
ブルース・バナー先生
その他も「この二人は今こういう会話する所まで打ち解けましたよー」くらいの距離感で撮っている。
要するにそこで「レオン/マチルダがどう思ってるか」とかはそこまで重要視されてないんですよ。逆に言えばそこがこちら側の想像をかき立てて、今日までファンが絶えない理由なのかもしれないけれど。
ブルース・バナー先生
だと思うんですけどねぇ。無理やりレオンに注目してみれば今作って「精神年齢子供な大人」が相応の心を獲得していく話だと思うんですよね。彼がズルいのが最終的にマチルダからの依頼を果たした上で、分身でもある鉢植えを土に埋めてもらえるじゃないですか。
ブルース・バナー先生
それは次の章でお話しますか。
★生きながらにして死ぬ★
さて、一方のマチルダは「私が欲しいのは愛か死よ」という名台詞にもある通り、彼女には幸せな人生への渇望とスタンフィールドへの復讐があるわけですが、結果として彼女はどちらもその手で掴むことはできず、どことなく空虚な表情を漂わせながら作品の終わりと共に去っていきます。
字幕じゃないと名台詞は聴け(読め)ません。
ブルース・バナー先生
ここで『ニキータ』を観たのが活きてくるんですが、おそらく「女性が裏社会で生きることの悲哀と選択」の話でしょうね。
ブルース・バナー先生
ざっくり言うとそんな感じですかね。『レオン』におけるマチルダはニキータのIF、つまり暗殺者(『レオン』で言うところの掃除屋)にならない選択肢も残された状態のキャラクターなんですね。
ブルース・バナー先生
うーん、そこからは映画の「外」の話ですからねぇ…
個人的な解釈を言うのなら、マチルダは掃除屋にはならないと思います。カメラが淡々と収めていった二人の生活の中に、色んなものを超越した「愛」が確かに育まれていたのであれば、ですがね。
ブルース・バナー先生
それぞれの視点でこの作品を表現してきましたけど、トータルすると『レオン』は「愛」の映画だと思います。
ぼくの解釈が違っていたにせよ、マチルダがあの後年月を重ねて、また新たに愛を見つけない限りは、植え替えられて根を伸ばしていく鉢植えのように、レオンとの愛が深く刻まれているんじゃないでしょうか。ニキータのような選択もできずに生きていくでしょう。
今作のタイトルが『マチルダ』ではなく『レオン』であるのは、そういうところも理由の一つではないでしょうか。
★人生観変わる映画★
ブルース・バナー先生
作品自体に罪はないんでね。ただ、仮にぼくが『レオン』に対してよからぬ偏見を抱き、暴言を吐くのが罪であるならば、唯一実在が確認されている元凶というのがいます。
ブルース・バナー先生
それが高校時代の部活の同級生。「これマジで観たがいい!人生観変わる!」とか言われて「映画に人生観変えられてたまるか」と思ったひねくれ少年ワキリント。
あの時からコツコツと溜まった負の瘴気が今回爆発してしまいました。悪いのはそいつです。ぼくじゃない。
ブルース・バナー先生
鉢植えとか、部屋に植物あるのいいなぁと思いました。
ブルース・バナー先生
おあとがよろしいようで。それでは!
レオン「そんな終わり方でええんかぁぁぁぁぁい!!!」
【遊☆戯☆王】現状報告と生存報告
やめて!
資本主義の特殊能力で、『ワンダーウーマン 1984』の公開日が延期されたら、
比類なきアメコミ愛でアメコミ映画と繋がっているワキリントの精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないでワキリント!
あんたが今ここで倒れたら、MCUの今後やアメコミ映画界隈の民度はどうなっちゃうの?
ディズニープラスの『ワンダヴィジョン』配信も残ってる。
ここを耐えれば、来年にはアメコミ映画ラッシュが待ってるんだから!
次回、「ワキリント死す」
デュエルスタンバイ!!
……はい、というわけでねー。
じゃ、そこの君ー。この文章から読み取れることは何かな?
…うん。うんうん。はいはいはい。
そーだねー。彼は今、非常にピンチな状況に立たされているねー。
度重なるアメコミ映画の公開延期、彼はそれにヒジョー……
………………
に打ちのめされているねー。
ただでさえ先日、あのブラックパンサー先生を演じたチャドウィック・ボーズマン氏が急死したことを受け入れきれてないのに、それを癒すこともさせてくれない悲しみがどことなく漂っているねー。
そもそも人が一人亡くなってるからこんなネタみたいなことで表現するのはどうかと思うけど、それはSNSで「ワカンダフォーうんたら」とか「我々の国では、死は終わりではかんたら」みたいなクソしょーもねぇいいね稼ぎするくらいならば、この読者数約20人程度のスーパーブログでひっそりとなるべくポップに死を悼みたいということだねー。
そして彼は現状唯一2020年の公開に踏ん張ってくれている『ワンダーウーマン 1984』にも半ば諦めが見えているねー。
仕方ないねー。だってバカほど予算をかけた大作映画、充分な収益を望める時期に公開しなければ赤字は避けられないからねー。どうしようもないねー。
かといって配信には行ってほしくないということも『ワンダヴィジョン』のくだりから読み取れるねー。
いくらサブキャラとはいえ語れるストーリーがあるのならやっぱりスクリーンで観たい、これがアメコミ映画大好きな彼の本音なんだろうねー。
今のところディズニープラスにも加入していないようだけど、配信に合わせて決断を迫られてはいるねー。とはいえそれで満足、いい一年だったとはとてもじゃないけど言えないねー。
要するにこの文章は、
「ありとあらゆる事件が重なって精も根も尽き果ててしまったけれども、それでもひと月に一回は更新しないとさすがに良くないな」という惰性が見てとれるねー。
とにもかくにも、世の中にいるかもしれないアメコミ映画が人生の糧だという人にこの文章が届いて、一人じゃないよ、というメッセージが響くといいねー。
ちなみに次回は溜まった鬱憤を晴らすかのようにめっちゃ毒を吐くつもりらしいよー。よくないねー。
ほんじゃ、今日の授業はここまでー。あざっしたー。
【体育①】MARVELの映像作品で打線組んだwww
こんにちは!口約束って難しいですよね。どうもワキリントです。
以前、仲良くしてくださっているブロガーさんに「ジョジョの対談やりましょう!」というお誘いを受けたことがあるんですが、「光栄です!夢かもしれないんでナイフ持っときます」とかいうやるのかやらねぇのかよく分からない上にそれほどオモロでもない返しをした結果、対談企画は1ミリたりとも動いておりません。
対談のために漫画喫茶に通って6部と7部を制覇したのが一年前。もう記憶も薄れかけてきたこのタイミングではありますがぼくは強くこう言いたい。
やりてぇ……
とにかくこのソワソワした気持ちをおさめたい。対談してないのに「似顔絵描いてグリンゴ」なんてお願いまでしてしまったけど。まともに顔写真もあげてないのに似顔絵なぞ描けるかァ!
そんなワキリントが一人でお送りするのは!
MARVELの作品で打線組んでみた〜!!!
はい。先日ひょんなことから野球観戦に行きまして、どの打順にどんな選手が配置されるか、その采配にはあらゆる計算が施されているということが分かってワタクシ感動しました。
で、影響されやすい(し、アメコミ映画が公開されなくてやることもあまりない)ので授業というテイで考えていこうじゃないか、ということですね。
じゃ早速やっていきましょう。
この2ちゃんねるのスレみたいな茶番をね!!
★スタメン紹介★
ぇそれではぁ〜、MARVELアッセンブルズのぉ〜、スターティングメンバーを発表しまっす。
一番ばんばん、セカンドんどんど、
選出理由:手堅く塁に出てくれそう。古参からの信頼も厚い。
二番ばんばん、サードっどっど、
マィティ・ソー:バトルロイヤル〜
選出理由:二番打者最強理論に沿って選出。ギータばりの豪快なスイングを期待。
三番ばんばん、ショートっとっと、
選出理由:守備範囲が広い。走攻守揃った技巧派。
四番ばんばん、指名打者っしゃっしゃっ、
アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー〜
選出理由:圧倒的な破壊力。怪我も多いが当たればデカい!
五番ばんばん、キャッチャーちゃーちゃー、
キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー〜
選出理由:流れをキュッと締めてくれる。選手会長。
六番ばんばん、ライトっとっと、
選出理由:昨年のドラフト指名。次世代を担う存在として成長してほしい。
七番ばんばん、レフトっとっと、
選出理由:玄人ファンが多い。ここ一番の駆け引きに滅法強い。
八番ばんばん、センターたーたー、
選出理由:下位打線の脅威としてチャンスを作ってほしい。肩も強く鉄壁の守備に定評がある。
九番ばんばん、ファーストっとっと、
選出理由:スイッチヒッターで投手を翻弄してほしい。技巧に裏打ちされたねちっこい駆け引きを期待したい。あと高校の先輩のYouTubeに毎週取り上げられてほしい。
先発投手はぁ〜、
アイアンマン〜
選出理由:緩急をつけたピッチングで相手打者のリズムを崩すエース。
★ベンチメンバーと監督★
続いてぇ〜、ベンチ入りの選手を発表しまぁす。
リリーフぅ〜、
ドクターストレンジ〜
選出理由:左のアンダースロー。独特のリズムで投げるので打ちづらい。
抑え〜、
選出理由:変化球中心で打者に球種を読ませない若き守護神。
代打〜、
選出理由:なんかやってくれそう。
監督はエージェント・オブ・シールドが務めまぁす。
選出理由:全てを裏で操っていてほしいので。
★リーグ優勝なるか?★
いかがでしょうか?色々思うところはあるでしょうがこんなもん感覚だしやったもん勝ちなんですよ。
ありとあらゆるMARVEL作品を網羅したつもりではありますが、純粋に勝ちに行ったりすると意外と好きな作品を外すことも多くて笑いました。「何勝ちに行こうとしてんだよ」っていうね。勝ちってなんだよっていうね。
皆さんのアドバイスも加えながら今後より良いチーム作りを目指していきますので、今後ともよろしくお願いします。
MARVELでチームを作ったということはもちろん相手方も作ります。約束しましょう。口約束ですけどね。
それでは!