私立アメコミ高校

アメコミに関する様々な授業をしていきます

アメコミ義務教育②~アメコミの世界観~

こんにちは!今回は久々のアメコミ義務教育ですよ!基礎知識を少しづつ学んでいきましょう!

 

本題に入る前にまずは前回のおさらいからいきましょう。なんてったって2回分空いちゃってますから。ぼくの私情で2回も。

 

アメコミ界にはMARVELとDCの2つの大手出版社があり、昨今のアメコミ実写映像作品はこの2社が輩出する多種多様なキャラクターなくしては作れません。

 

ここで皆さんの「アベンジャーズにスーパーマンバットマンが出てこないのはなぜ?」という疑問が解消された、というのが前回の授業の内容でしたね。まだ見てないという方はこちらから!↓↓

 

しかし!ここで新たな疑問が浮上しました!浮上しているハズです!え?してない?あっ…でしたらそういうテイでこれからの授業を聞いていただけると…はい…では気を取り直して…

 

その疑問とは「じゃあ同じ出版社のキャラクターだったらコラボできるの?」です!

 

結論から言いますと回答はYesです!!

 

前の例えに合わせるとするならば、右京さんとはコラボできない古畑さんでも『ガリレオ』の湯川学と協力して事件を解決することは大いにありえる!ということです。

 

しかしアメコミにこのパターンを置き換えた際、たまーにコラボするといった話ではなくなってきます。

 

どういうことかというと、MARVELの作品で舞台となっている世界では、登場しない主役以外のキャラクターも同様に暮らしているのです。これはアメコミ特有の世界観で、DCの作品でも同様です。

 

日本のマンガで例えると、『DRAGON BALL』で魔人ブウの手によって人類がほぼ全滅した際、その中には『こち亀』の両さんもいた、ということです。あっ、両さんしぶといから生きてたかもしれませんけど…

 

つまり同じ出版社から出てるマンガのキャラクターは一つの世界で暮らしているんです。少女マンガでこれが実写化されるとそこら中の男子は山崎賢人か坂口健太郎になって女子は広瀬すずか土屋太鳳になりますね。で、女子がどっちになろうとも最終的に山崎賢人とくっつくことになります(脱線)。ドンマイ坂口さん(大脱線)。

 

別の作品の主役が同じ世界で暮らしているアメコミの世界では、例えばスパイダーマンと他のキャラクターの敵が一致した、またはスパイダーマン1人では太刀打ちできないとなった場合、「あ、じゃあ一緒にアイツ倒さへん?」とか「ちょ、おれ1人じゃ無理やわ」とか「しんどそうやから助け来たで!」という展開が頻繁に起こるわけです。なぜ関西弁。

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スパイダーマンの新作ではアイアンマンが助っ人となります。いよいよなぜ関西弁なのか疑問。

 

そしてこのようなコラボのことをアメコミ界では「クロスオーバー」と呼びます。「チョイ役出演」だと思ってくれれば大丈夫です!

 

日本での映像作品同士のコラボというとスペシャル感がありますが、アメコミではそれが日常。さほど驚くべきことでもないんです。

 

残念ながら映画は助っ人ヒーローが颯爽と現れてクールに去っていくようなものではなく、最初から協力体制にあります。そういう点でクロスオーバー感を100%発揮できるのはドラマの強みだと言えます。基本的に一話完結ですからね。

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これはDC原作の海外ドラマがクロスオーバーする回の告知画像なんですが、その参加作品数なんと4作品!ひとまとまりのストーリーを4夜連続でやるというのですから驚きです。

 

他にもMARVEL原作のドラマでは映画作品とクロスオーバーするなど、アメコミの最大の特徴と言っても過言ではありません。

 

さぁそれでは今回の授業のまとめです!

 

「アメコミのキャラは同じ世界で暮らしている!」

そして

「キャラクター同士のコラボ=クロスオーバー!!」

 

今回はまとめて2つの基礎知識をお送りしましたが、この知識は次回の授業に必要なので、しっかり覚えておいてくださいね!ヒントはアルファベットの略語です!それではまた次回!